粘土のことで
今日の仕事は一日中、粘土のことでいっぱいだった。私は、農地の汚染土壌を各種手法で浄化したときのコストと人や環境に対するリスクを計算する仕事をしている。汚染土壌を掘り起こして、浄化施設で浄化した後、その浄化土を農地に埋め戻す際、減量した分の土を粘土で補充するというシナリオ。そこでコスト計算に引用しているのが、”建設物価”という雑誌のデータ。粘土の項目のなかから、粘土(岡山産)を設定したのはいいのだけれど、荷姿30kg/袋としかデータがない。この袋に入っている粘土っていったいどんな状態なのだろう?ほぐされてルーズになっているのか?それとも掘り起こされたままといった地山状態に近いのか?それともその中間か?状態によって比重が変わってくるだろうから、たんに30kgといっても体積が変わってくる。私が必要なのは、農地に埋め戻して締め固めが完了した時点で300(m3)になる粘土の量だ。いったい何トン購入したらいいのかわからない。トン当たり15,500円(H17.11月:名古屋)って土の相場からして高いのか安いのかもわからない。単純に地山状態の粘土の比重を1.5と仮定して計算すると300(m3)は450トンになる。けれど、この比重が少し違って、1.6になったとすると480トンで差は30トン。46万5千円の差だ。これに関連して、扱う土の量が違うと、それを重機で扱う量(体積ベース)の設定がかわるので重機のコスト計算にまで影響するからさらに差が出てくるはず。先生は、えいやと比重1.5でいいですといっているけど、含水分量でも比重は変わってきちゃうし、それでいいの?まったく現物確認しなくて?せめて知ってそうな人に確認するとか・・・?(だれに確認したらいいのかもあまり見当がつかないから仕方ないのはあるのだけど)。まあ、計算でとりあつかっているもののうち”土”は一部のことなので、ここにとらわれてもいけないのだけど、土壌の汚染がテーマだけに、粘土や、山砂などといったことに関連して、土質区分だの土壌力学だの、このところ土に関する物理的な調べものをしている。・・・ところで、粘土30kg袋入りってどんな状態か知っている人がいたら教えてください。(↑まだこだわってる。 粘土に詳しそうな人のいるサイトにでも行って、質問したほうがいいかな?)