山本由伸が3年連続4冠
パ・リーグは、10日で全日程が終了した。これにより各部門のタイトルも確定した。投手・先発部門では山本由伸投手が、3年連続で4冠を達成する前人未到の結果となった。16勝を挙げて最多勝を獲得。2位の西武・平良が11勝で、独走と言える結果となった。そのため、13勝以上が条件となる勝率第1位投手賞は、該当選手が山本1人。それでも16勝6敗の勝率.727は、21年の.783、22年の.750にもひけを取らない成績だった。最優秀防御率も山本の1.21に対して、2位の西武・高橋は2.21という独走状態。パ・リーグでは56年の稲尾和久の1.06に次ぐ歴代2位の快記録だった。そして最多奪三振も169でトップ。157で2位のロッテ・種市に12個差を付けた。シーズン中盤までトップに君臨したロッテ・佐々木朗の離脱で、山本を阻む者がいなかった。投手4冠は2年連続、2度目の獲得だった昨年も山本が史上初の快挙だったが、3年連続という金字塔を打ち立てた。