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テーマ:ニュース(99403)
カテゴリ:亜細亜
今日は何を取り上げようか迷った、候補は3つ、
「日銀量的緩和解除へ」、「イランとインド」 「新幹線、中国へ」、結果「新幹線問題」を取り上げることにした。 まず、共同が発表した、とてつもなく小さな記事を載せる。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 川崎重工業などは中国政府から新型車両60編成(一編成八両) を受注、このうち三編成を日本国内で製造し、残りは共同で 受注した中国メーカーに技術移転しながら現地で生産する計画だ。 今回出荷するのは、神戸市の川崎重工業の工場で製造していた 一編成で、2、3日の2日間、工場から車両をクレーンで つり上げて台船に載せる作業を進めている。 輸送船に積み替えた上で、5日に神戸港を出港、中国・青島に向かう。 製造した車両は東北新幹線「はやて」をベースにしたもので、時速200キロ台で走ることができる。 (共同から引用抜粋、写真も共同) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 話はさかのぼって、必死に日本が中国に新幹線を売り込もうとしていた頃があった 対象はJR東海、世界最高技術の粋を極めた「東海道新幹線」である。 中国は日本の新幹線を良しとしながら、ドイツやフランスに色目を使い、日本との 交渉を有利にすすめようとした。 たたいて買おうという腹だ、そして条件を提示。 その内容はいろいろ言われているが、ソースがないのでここでは書かないが 2003年7月23日の産経新聞は、当事者であるJR東海の葛西敬之社長は 「契約という形で債権・債務が明確にならない限り、こうした動きを支援する気にはならない」 と慎重な姿勢だ。 JR東日本の大塚陸毅社長はやや積極的に見えるが、新幹線システム 全体の輸出ということを条件にするよう求めており、葛西社長と大きな差異はない。 と社説を述べていた、(今回売却したのは東日本)。 この発言内容から推察して、日本側に新幹線技術のコアな部分を持って来いという 無茶な要求がなされ、契約・債権・債務が明確というところから技術部分のインスパイアを 警戒=コピーされることの恐れを感じたと予想される。 この流れから、今回、東日本「はやて型」が国内で3編成だけつくり、残りを中国内にて 組み立て、技術供与という契約を結んだということになる。 ここからは勝手な憶測、今回の輸出対象新幹線は古い古い、大体300キロが当然のご時世で 200キロ、約10年前の代物だから、技術が盗まれても痛くないと踏んだのだろう、 それに新幹線というと車体ばかりに目が行くが、線路の状況、緊急停止装置、車内サービス 超一級作品である、車体を見たくらいで真似できる代物ではないし、サービスなど 逆立ちしても真似できまい。 もちろん怖いこともある、それはコピー、 はやて型によく似た車体の新幹線が、東南アジアあたりで走っていたりしたらと考えると あながち笑ってはいられない。 そしてもっと怖いのは、これが現地車両製作の足がかり となることだ、川崎も日本国内の様々な車両を製作している、アメリカでも採用され 丈夫で安全性が高いと絶賛されているのだが、コスト削減に悩まされ、工場を大陸に 移転するとなれば、安全神話に疑問符が生じるし、また国内雇用需要が落ち込む可能性も 否めない(トヨタみたいだな)。 まあいえることは、箱をあげても技術を盗むのは大変であり、コピー生産される恐怖と 国内雇用に与える影響を懸念したほうがいい、もちろん企業はコスト削減により 黒字が増加することは間違いないのだが。 日本への提言、新幹線のトップ技術売却は許されない、慎重にことを進めよ 中国に一言、大陸は広い、新幹線よりディーゼル車のほうがいい、省エネに協力を。 あっ、書き忘れるところだった、今回の輸出に対し式典などが一切ない、これを共同は 反日感情を考慮して中国側がおこなわなかったと記事にしている、私も少し調べたが 話題に上った頃の、2005年11月の中国大手ポータルサイト「新浪網」の掲示板では、 国外技術輸入に際し、日本に対して好意的な意見はほとんど見られなかったし、尾を引いている と考えているのだろう、農民暴動、都市部でも暴動、共産党も振り回されているようだ。 満州時代の遺産、「新幹線」、それが輸入されたと知ったら、そりゃ反日集団は 狂気の沙汰で、騒ぎ出すでしょうな。 ↑ ↑ 新幹線よ、日本の誇る素晴らしき技術の粋、お前が走る場所は中国では無い! 「満鉄と新幹線関係の本とDVD」 一 夢 庵 風 流 日 記 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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