『マザー・テレサ 愛と祈りのことば』より*
私は、親切にしすぎて間違いを犯すことの方が、親切と無関係に奇跡を行うことより、好きです。祈るために、仕事を中断する必要はないのです。仕事を祈りであるかのようにし続ければよいのです。自分のことへの思い煩いでいっぱいだと、他人のことを考えるひまがなくなってしまいます。一緒に働いている人たちにいつも言っていること。「余った物、残り物は要りません。私たちが仕えている貧しい人たちは、あなた方からの憐れみも、見下すような態度も必要としていないのです。彼らが必要としているのは、あなた方の愛と親切なのです。今や、貧しい人々について語ることが一つの流行になっています。しかし、残念なことに、貧しい人々と共に話すことを人はあまり好みません。大切なことは、たくさんのことをなし遂げることでも、何もかもをすることでもありません。大切なことは、いつでも何に対しても喜んでする気持ちがあるかどうかなのです。私の考えは間違っているでしょうか?いずれにせよ、もし過ちを犯すとしたら、愛が原因で間違った方がいいと思っています。世界の平和は、まず家庭の平和から始まります。平和は、ほほえみから始まります。一緒に住んでいたり、または血のつながった親族といった人たちにほほえみかけることは、あまり親しくない人々に対してほほえみかけるよりむずかしい時があるものです。「愛は近きより」ということを忘れないようにしましょう。『マザー・テレサ 愛と祈りのことば』より宣教師マザーテレサの生涯女声合唱のための マザーテレサ 愛のことば (1626)