INOの映画日記

『デジャヴ』（アメリカ映画）127分

　　製作　　：ジェリー・ブラッカイマー
　　監督　　：トニー・スコット
　　キャスト：デンゼル・ワシントン／ポーラ・パットン／ヴァル・キルマー

（あらすじ）
500名以上の犠牲者を出す悲惨なフェリー爆破事件が発生する。
捜査官ダグは犠牲者の一人の女性から不思議な事実を発見する。
彼女は爆破前に死んでいた。
才能を認められたダグは極秘チームに招き入れられる。
チームの超ハイテクノロジーは驚くべきものだった。
そしてダグは心に決める。
４日前に死んだ女の命を救おう！と。

（感想など）
「なぜ彼だけに死者の声が聞こえるのか？」
「なぜ彼だけが未来を予見できるのか？」
という予告編を観た時、安易な超能力モノ？かと思いましたがそうではありませんでした。

過去と現在が同時進行するおもしろいアイデアの物語でした。
スピード感あふれる展開が楽しかったです。
現在と４日前を同時に追跡するカーチェイスがかなりおもしろい。
見ている間は手に汗握る展開に釘付けでした。

でも、よ～く考えるとタイムパラドックスでおかしいんですよね。
詳しいことを言うとネタバレになるのですが、この映画の理論でいくと現在から過去へメッセージを送ることはできても、過去から現在へメッセージは遅れないはずなのですよね。
過去に起こったことが現在に影響しているのもおかしいのです。
映画を観てない人には私が何を言ってるかさっぱりわからないでしょうけど、要は映画の肝となる理論と映画で起こっている事のつじつまがあってない、ということです。
でも、そこら辺を「まあいいや」と気にしなければ非常に面白い映画でした。


『デジャヴ』公式サイト