もっち～自分勝手評価
総合点：６４点
ＨＴ点：★★★★☆


2006年末に発売してあっという間にDVD売上ランキング１位に上り詰めた超の付く人気作品です。(ちなみに２位は初代パイレーツ・オブ・カリビアン)
しかしどうでしょう。私には物足りなかったです。

作品は150分もある超大作。
しかし間違いなく30分以上は必要の無いシーン。
特にシーン全般の原住民とのやりとり。。。ただ単にコミカルなジャック・スパロウ船長（ジョニー・デップ）とその乗組員のやりとりを見てもらおうと作られたように感じます。
また中盤の永遠に続く３人でのちゃんばらシーン。。。本当に不要です。。。

そのため、どうしてもダラダラ感は出てしまい、前作の時に感じたストレスの無い展開はこの作品にはありません。
もっと内容の濃い作品にして欲しかったです。

またいきなり出てくる敵のタコ男ことデイヴィ・ジョーンズ。
ジャック・スパロウがデイヴィ・ジョーンズに狙われている理由もよくわかりません。
そして、ジャック・スパロウのコンパスを狙う富豪商人の理由。
たぶん全てが３で明らかになると思われます。

そうです。この作品はすべて３への序章です。
２だけでは、なんら解決もしなく消化不良。逆にストレスが残るだけ。
マトリックスの２の時のように、おなかいっぱい楽しんで、さ～３は楽しみとはかなり違います。

そうそう。この作品は前作の鑑賞は必須です。
前作は前作で完結していますが、無理やり(?)前作を後付けした作品になっていますので、前作で出てきたキャラクターの説明など一切無しです。

それでもここの見せ場などは面白く。また前作でジョニー・デップの魅力に取り付かれた方も多いと思う、ジャック・スパロウ船長のあのいいいかげんさとかっこよさは健在です。
(しかしジョニー・デップって何でも役をこなす名俳優です。さすがです。)

マトリックスは２は１を超える大成功して、３で失敗しました。
逆にバック・トゥー・ザ・フューチャーでは２は中だるみで３で盛り返したものの１ほどは。。
パイレーツ・オブ・カリビアンでは、１を超える３を期待したいものです。