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テーマ:ペットの死(566)
カテゴリ:うちの実家の犬(ピレネー犬)
今日は那須旅行記番外編第2弾です。
今日はしめっぽい話なんですが、もしお暇があれば読んでやって下さい。 那須旅行3日目にりんどう湖ファミリー牧場に行ったのですが、 そこにふれあい牧場というコーナーがありました。 ワンコもたくさんいて、ミニドッグランのような場所にダックスやシーズーやプードルがいて自由に触れ合えるんです。 ふれあい牧場には体重100キロはあろうかという檻に入った巨大なセントバーナードもいました。 檻には 「手を入れないで下さい。えさと手の区別が出来ません。」 と書いてありました。 このセントバーナードは人間の手のぬくもりを知らないんだと思ったらなんだか切なくなりました。 セントバーナードはとっても人好きで優しいいい子が多いのにな・・・ それと、もう1頭、鎖に繋がれたピレネー犬もいました。 こちらのピレネー犬とは自由に触れ合えます。 同じピレネー犬なのであたりまえですが、死んだチコさんにそっくりです。 「うわ~~!チコさんだ~~!!」 とまなちこははしゃいでピレネー犬の側に駆け寄りました。 ええ、三十路過ぎた女でも嬉しいときはそりゃもう乙女のようにはしゃぎます。 そしてそのピレをなで始めたとたん、まなちこは号泣してしまいました。 自分でもびっくりです。 まなちこ、自分ではチコさんの死からすっかり立ち直ったと思っていました。 だからピレネー犬を見つけた時も 「懐かしいなあ!」 と笑いながら駆け寄ったんです。 でもピレのふっかふかの毛に触れたとたん、号泣です。 自分でも止められないんです。 まわりの人は犬なでながら号泣してるドラえもんはかなり気味が悪かったでしょう。 まなちこもすごく恥ずかしくてなんとか涙を止めようとするんですが、 嗚咽までもれる始末。 鼻水もだらだらです。 おそらくクリーチャーみたいになっていたと思われます。 そこのふれあい牧場内には犬を連れて入ってはいけないので (牧場の犬が興奮してしまうから) だんなとだっくんは牧場の外のコーナーで待っていました。 早くだんなとだっくんのところに戻らなきゃ、と思っても涙と鼻水が止まりません。 ピレは黙ってごろ~んとねっころがってまなちこになでられて気持ちよさそうにしています。 そんなしぐさもチコさんにそっくりで、また涙が滝の様に流れます。 壊れた蛇口です。 ダムの放流です。 もうあきらめて、まなちこの気持ちがおさまるまでとにかくそのピレちゃんに付き合ってもらうことにしました。 いつのまにか 「チコさん、チコさん」と話かけてました。 いきなり何の前触れもなく涙があふれてとまらなくなるというのはまなちこ初めての体験でした。 やっぱりまだチコさんの死をひきずってます。 10分くらいそうやっていたでしょうか。 やっと涙がおさまったので、ピレちゃんにいっぱいお礼を言いました。 「ありがとうね、チコさんにまた会えたみたいでとっても嬉しかったよ。 ありがとね。」 真っ赤に泣きはらした目でだっくんとだんなのもとに戻ったまなちこ。 だんなは 「目が赤いよ。コンタクトまたずれちゃったの?」 とのほほんと言います。 まなちこもそういうことにしておこうと思って 「うんそうなの、コンタクトが・・・」 と言おうとしてまた号泣してしまいました。 だんなびっくり。 「ど、どうしたの!?ドロシーちゃん(だんなはまなちこをこう呼ぶ。はい、旅先でもバカップルですが、何か?)どうしたの!?どこか痛いの?」 とオロオロしています。 「あのね、チコさんがね、チコさんがいてね、そんでね、なでたらね、チコさんがね、う~~~んってのびをしてね、それでね・・・・」 とびえ~~んと泣きながら「ばか?」ってかんじの説明をくりひろげるまなちこ。 だんなはとりあえず理解ができたらしく(さすがまなちこの飼い主です。) 「そうか、そうだね、中にチコちゃんがいたんだね。会えてよかったね、 でもあんまり泣いてるとだっくんが心配するからね。 さあもう車に戻ろうね。」 と言ってスタスタ歩き始めました。 これからもどこかでピレネー犬を見るたびに、こうして悲しいような、嬉しいような気持ちになって泣いてしまうのかな。 りんどう湖ファミリー牧場のピレちゃん。 うちのチコさん。 似てるなあ・・・ ☆ご協力お願いします☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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