不二家以外にも続々
予想していましたが、不二家以外でも同様な事例が発覚しているようですね。ベッカーズで賞味期限切れソース 最長4日間過ぎる「グルメドール」が賞味期限切れドリア提供実際は賞味期限は余裕を持っている設定されているはずで、多少過ぎても品質に問題はないのでしょうけど、モラルの問題ですからね。しばらくはこういった「発覚」が続くのではないでしょうか。昔、某社のアルバイトでパン工場で一晩働いた友人が一言「パンは当分食いたくない」。ひどい衛生環境だったそうです。 ところで先日買い付けたセリア、1日できっちりと定位置の184,000円に逆戻りです。ま、私の株価の読みなんてこんなもんです。185,000円のフタも特になかったし、もう少し様子を見ます。現物なんで、キャッシュで放っておくよりはましな投資かな程度に思っています。また、100円ショップでは本日、ワッツが1Qの決算を発表しました。売上 4,512 (前期4,635) 前期比 -2.5%営業利益 170 (前期99) 前期比 +72.7%経常利益 167 (前期124) 前期比 +34.6%純利益 119 (前期54) 前期比 +118.4%(単位:百万円)と、売上はほぼ前期並みながら利益が伸びています。一見すると良い決算のように思えますが、私の調べではそれほど好決算ではないと考えています。理由としては以下の通りです。(1)前期1Qが利益面で比較的不振だったことによる反動(2)粗利益率が2%ほど高くなっている ディスカウントショップ事業から撤退したことによる影響?(3)特別利益 51百万円が利益を押し上げている この数字は前期通期の52百万円に匹敵。 1Q決算書は簡易的なので内訳は不明。なにより1Q決算書に「新規出店の遅れ」と書いてある上に、スクラップ&ビルドを行いながらも月次売上高前年比が100%を超えてこなかった(2Qに入って06年12月は超えましたが)ことからも苦戦が続いていることが分かります。またビジネスモデル的にもアイテム数を8,000に絞っている割には粗利益率でセリアに負けていたり、100円にこだわることが差別化だと言ってみたりしているところが個人的に好みに合いません。アイテム数を絞るって、100円ショップのビジネスモデルの原点「発見する喜び(こんなものまで100円で売ってる)」と対立すつと思うんですがね。※ビジネスモデルに関しては主観がかなり入ってますので割り引いて聞いてください。 100円にこだわることが実際に差別化につながるのかもしれません。市場はこの決算を好感してか株価は111,000(+5,000)と上昇してますね。以上は会社としてのワッツの分析ですが、株となるとまた話は別です。指標面ではワッツはかなり割安ですし、きちんと分析したら投資対象として割安と判断できるかもしれません。私はオースリーとの合併が業績にどう寄与するのかまだ分からないので、様子見です。シルクの営業利益率はワッツより悪いみたいなので、短期的にはマイナスかなと思っています。中長期的には、100円ショップは規模の経済が利いてくる業態なので、プラスかと思います。業界のガリバーはダイソーの大創産業(非上場)ですが、2位グループのキャンドゥ、セリアと比べてもワッツは規模が小さいので、今後もM&Aで規模拡大を求めてきそうです。(追記)昨年度との大きな違いとしてディスカウントショップ事業からの撤退を考慮し忘れていました。すいません。減収と粗利益率の上昇はこれに関連していると思われます。