カテゴリ:小説
赤い指 直木賞受賞後第一作。構想6年の後に書きあげられた 書き下ろし長編小説、ついに登場! 身内の起こした殺人事件に直面した家族の、 醜く、愚かな嘘に練馬署の名刑事、加賀恭一郎が立ち向かう。 ひとつの事件を中心に描き出されるさまざ まな親子像。東野圭吾にしか書き得ない、「家族」の物語。 『放課後』でのデビューから数えてちょうど 60冊目にあたる記念碑的作品。 以上解説 ページのボリュームも少ないし、テンポがよかったので すぐ読めました。 そして私の好きな加賀刑事。 今回もやってくれました めちゃくちゃ鋭いですね。 この物語は「家族」を軸に書かれています。 家庭を顧みない父親、自分勝手な母親 引きこもりぎみの息子、認知症の祖母。 幼い子を殺してしまった息子を 両親が庇い、死体を捨てに行くのですが この家族、読んでてめちゃくちゃ腹立ちました。 そしてイライラしました。 特に息子と母親 人を殺しても、息子を庇いたくなるものなんでしょうか?! 私は子供がいるけど ちょっと納得いきませんでした。 隠し通せるわけないし、息子にはそれでいいのか?! この家族はとても醜いんだけど 東野先生がとてもリアルに書かれていました。 とても読みやすかったのですが タイトルにもなっているトリックは ちょっと消化不良です・・・ 現代社会の問題点を反映させた作品だと思います。 私 的 評 価 5 段 階 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月11日 22時23分04秒
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