カテゴリ:漫画
『蛍火の杜へ』緑川ゆき
妖怪たちが住むといわれる“山神の森”へ迷いこんでしまった少女・蛍。 そこへ一人の青年が現れて…!? 決して触れることの出来ない、その彼への恋心は――? 四季が織りなす、切なさいっぱいのラブロマンス。表題作他3編収録。 以上解説 絵が苦手なので避けていたのですが 友達がやたら薦めるので読んでみました。 4編短編があるのですが、 それが全ていい!!!! この方の作品は初めて読むのですが 絵が未熟なのはしかたないけれど でもでもストーリーが素敵です そして雰囲気もとても良いです。 特に、「蛍火の社へ」「ひび、深く」この二編 「蛍火の社へ」は毎年夏に会う不思議な男の子。 決して触れ合うことはできないけれど とても大切な夏のひと時。 周りの妖怪たちも、とてもやさしく2人を見守っている。 いつのまにか恋心に変わり 触れたいけれど触れることができない。 とても切ないです。 「来い 蛍 やっとお前に触れられる」 最後のやっと触れたところで 2人がとても幸せそうだった様子に とても感動しちゃいました。 「ひび、深く」は幼い頃に離れ離れになった 兄妹モノです。実の兄妹です。 血が繋がってないほうがいいけど つながってても面白ければ私は好きな設定です。 8年ぶりに再会した2人はどこかぎごちない。 お互いを意識してしまうのですが 家族を二度と裏切ってはいけない、 しかし兄のことがとても好きだという葛藤に苦しむ 律が切なかったです。 「おれにはこの瞬間だけで充分だ」 このシーン、ウルウルでした。 ふたりの精一杯です。 緑川さんのほかの作品も読んでみたくなりました。 私 的 評 価 5 段 階 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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