カテゴリ:小説
『風の万里 黎明の空〈下〉』小野 不由美
風の万里黎明の空(下) 景王―陽子は、官吏の圧政で多くの民が重税や苦役に喘いでいることを漸く知り、 己の不甲斐なさに苦悶していた。祥瓊は、父峯王が、 簒奪者に弑逆されなければならないほど、 国が荒んでいることに気づかなかった自分を恥じていた。 鈴は、華軒に轢き殺された友・清秀の命を守れなかった自分に憤り、仇討ちを誓った。 ―それぞれの苦難を抱えた三人の少女たちの邂逅は、はたして希望の出発となるのか。 以上解説 いやーーーーーよかった 鈴と祥瓊のひねくれた性格がまっとうに成長していくとこや 鈴と祥瓊と陽子、3人が出会うところ みんなで力をあわせて戦っていくところ・・・ グイグイひきつけられます。 鈴と祥瓊なんて、いろんな苦難を乗り越え 自分のことしか考えられなかったのに 人々と出会ううちに自分のできること、 自分の愚かさを考え直して成長していく姿が 読んでいてとてもよかったです。 陽子も街に下りて、身分を隠すことで 庶民のいろんな問題を勉強して発見して 頼りになる仲間たちにも出会えてよかったです。 その他のキャラもしっかりしていて 陽子に就くのに素晴らしい人たちだ。 中盤からますます面白くなっていきました。 気になってた陽子の「初勅」も陽子らしくて納得しました。 一つ問題は解決したけれど、慶国はまだまだこれから。 陽子に頑張ってもらいたいです。 読み終わった後、ほんと気持ちがすっきりしたわ~ 私 的 評 価 5 段 階 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月06日 16時35分18秒
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