大相撲の朝青龍が仮病を使って夏巡業をサボろうとしていたそうです。
名古屋場所で21回目の優勝を果たした朝青龍は「腰の疲労骨折で全治6週間」との診断書を提出し、来月3日から始まる夏巡業の休場を届け出た。しかし、理事会で休場の届け出が認められた日にはすでにモンゴルに帰国し、中田英寿氏らとサッカーの親善試合に出場。その様子が日本のテレビニュースでも放送されたというもの。
ああ、またやっちゃったね、朝青龍。他の格闘技と違って「強けりゃなんでもいい」とはならないのが大相撲の世界。なんせ、求められる姿が「心・技・体」だもんね。
日本相撲協会には夏巡業予定地の相撲ファンから抗議の電話が殺到。朝青龍は急遽日本に帰国することになるらしい。協会の公式行事である巡業を仮病でサボったとなれば、このツケはけっこう大きいかも…。
その昔、板井という幕内力士が持病を理由に巡業を休場し続けた結果、引退時に理事会で年寄襲名を認められず、事実上の「相撲界からの追放」というペナルティーをくらったことがありました。親方になれず一般人となった板井氏は、八百長をネタに大相撲の暴露本を出版。その数年後には極めて不審な死因でこの世を去ったのでした。
極めて不審な死因でこの世を去ったのは板井の師匠である元高鉄山の大鳴戸親方でした。
大鳴戸親方は板井の廃業後、借金から親方株を売り払って廃業(相撲協会を退職)。
相撲界の八百長を告発した暴露本「八百長」の発売日直前に極めて不審な死因でこの世を去った。
(2007.8.18 訂正・追記)
ちなみに夏巡業旭川場所は8月11日。朝青龍が来るんなら行ってみようかな。