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2004年11月23日
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カテゴリ:ホメオパシー
11月20日土曜に、未病.jp真健康交流会でお話しした内容は、日本ホリスティック医学研究会の講演でお話しした内容と基本的には同じですが、研究会では時間も短く、語るべき内容を十分にお伝えすることが出来ませんでした。そこで、今回は内容をまとめたスライドを作りました。そのスライドの原本をここにコピーします。ご意見、ご感想など頂ければ幸いです。

以下、スライドの内容です。

タイトル:
『バッチフラワーとホメオパシー』
《セルフヘルプと未来の医療》
作用機序を比較しての考察

◎バッチフラワーとホメオパシーの共通点
1)自然物を治癒物質の素材として用いる。
2)素材がもつ力を、極めて微細なレベル(感情や精神に働きかける濃度)に変換した上で用いる。
3)身体症状の『原因となるレベル』に焦点をあわせて用いる。

◎バッチフラワーとホメオパシーの相違点
1)バッチフラワーでは、限られた植物素材だけを用いるが、ホメオパシーでは鉱物・植物・動物を含む広範囲の素材を用いる。
2)バッチフラワーでは太陽法と煮沸法という単純な方法を調整に用いるが、ホメオパシーは希釈にサカッション(攪拌)を併用する、いわゆるポテンシーを高める操作が加えられる。
3)バッチフラワーはセルフチョイスを原則として用いられるが、ホメオパシーは熟練したホメオパスの診断によって選ばれる。

◎レメディーの作用範囲
1:思考経験の混乱。
2:強い感情や欲望の影響。
3:身体症状。

◎回復の原理
・私たちは自分が経験する「体験そのもの」と常に自己同一化しがちであるが、実は私たちの存在は「体験」とは別のものである。
・『病む事のない存在としての人間の本質』は常に存在している。
・精神的レベルと感情的レベルの混乱が解消され、個人の「知性、情動、行為」の全体に調和が存在する状況になれば、各人の個性は、このエネルギー(統一性)の通り道となり、この力(統一力)が回復をもたらす。
・バッチフラワーやホメオパシーのレメディーが治癒物質として迅速な効果を示す事が出来る背景はここにある。

◎ホメオパシーの作用機序について
・個人にとって本来的には「非自己」である状態を「身体症状」と「症状の原因に近いレベル」全体にわたって本人に知らせることで、その「非自己」との同一化からの解放を促す。
・物質を材料として作られた『心魂レベルに作用するワクチン』のようなものが、自己の認識を明瞭化して、『非自己の排泄』と『毒素の中和』を促進するというイメージ。
・身体症状とその原因になった感情、精神の状態全域に焦点をあわせることで、いわば太極状態から流出して複雑化具象化した六十四卦と八卦、四象全域を視野にいれつつレメディーを選択し、複合的なレベルで問題を中和排泄しようとする治療として理解できる。

◎バッチフラワーの作用機序について
・バッチフラワーは、身体症状を生じる前の精神状態、感情状態だけを指標として選ばれ、より純粋な浄化作用、中和作用を示す。
・身体症状レベルまで凝縮していない『感情的エネルギーパターン』が、魂の中に宿り、個人の創造的な力を特定の方向に偏位させている状況で、その状態が「非自己である」という認識、「こんな状態は、本当の私ではない」という判断に基づいて選ばれる。
・レメディーは、このような意識的な自己選択によって選択され、『ネガティブな状態を引き起こしている感情的エネルギーパターン』を中和、浄化し、そのエネルギーパターンのポジティブな質だけが表現されるように、『変容』を引き起こす。
・いわば六十四卦には注意を払わずに、八卦、四象のレベルだけに注目し、このレベルの問題を中和解消し、太極の光をいわば肉体的なレベルである六十四卦にまで貫通させる作用を示す。

◎疾患形成過程と回復のプロセスとは何か。
・『疾患形成のプロセス』=『非自己との誤った同一化』
・『治癒と回復の過程』=『症状即是治癒』である排泄のプロセス。

◎バッチフラワーに副作用が少ない理由
・治療の目安が『自覚的された感情と精神の状態』に限局され、レメディーの選択範囲も限られているため、他の治療方法と比較して適切なレメディーが選びやすい。
・レメディーそのものが動物的要素や鉱物要素を含まないので、取り込まれるエネルギーパターンが人間にとって処理しやすく、レメディーの選択が不適切でも副作用が生じにくい。
・セルフヘルプによって選択されるため、たとえ過去のトラウマなどに起因する問題でも、個人毎に対応可能な時期に取り扱われる形となり、一人一人の回復にむけた自然なペースが阻害されない。
・身体症状に注意を向けないことで、身体症状として処理されつつあるプロセスを邪魔しない形で原因レベルだけに働きかけることが出来る。

◎ホメオパシーで副作用が発生しやすい理由
・ホメオパシーでは、選択指標がより広範囲かつ具象的であり、いわゆるシミリマムが選択されない場合には、身体症状にまで具象化したエネルギーのすべてを存在の微細レベルに戻すことや中和することができずに、身体症状や精神症状を複雑化させてしまう可能性がある。
・ホメオパシーによる治療では、中和と排泄の両方が同時に生じうると考えられ、より完全な治癒のためには、両方が適切かつ同時的に完遂されねばならない。このため、実際の治療場面では、よりシミリマムに近いシミラーを選ぶことが課題になるが、レメディーの選択範囲が鉱物、植物、動物の領域に広がっており熟練のホメオパスでもポテンシーを含めた最適なレメディーの選択に至るには深い認識力の訓練が必要になる。(アントロポゾフィー的訓練)
・ホメオパシーのレメディーは鉱物レメディーや動物レメディーを含み、同時に高いポテンシーを有するため、不適切なレメディーが使用された場合に、使われたレメディーの影響を中和、排泄しにくくなる可能性がよりも大きくなる。

◎ホメオパシーの副作用を避けるための考察
・「身体症状」をレメディー選択の指標にする場合も「感情状態」を指標にする場合も、必ず『患者さん自身が自己の問題として自覚した部分だけ』を指標にするように心がけ、患者さん自身の回復のペースを尊重する。(自覚によるタマネギの皮むき)
・「身体の症状」に指標を定めるなら、あくまで身体症状を中心的な指標にする。「感情状態や性格傾向」を指標にするなら、やはりこのレベルを中心的な指標にし、「身体症状」と「感情状態や性格傾向」の両レベルを無自覚に同等の指標にしない。(対象とされるレベルを明確にする事により、回復プロセスへの積極的かつ主体的な関与が可能になり、最終的には身体プロセスから徐々に原因レベルに近接してゆく事が可能になる。)
・セルフヘルプとして用いる場合には、ホメオパシーのレメディー選択においても可能な限り『自覚された感情状態や性格』だけをレメディー選択の指標として用いる。(これにより身体症状はそのままとされ、排泄反応を生じている体の知恵が阻害されない。原因に取り組むタイミングも患者さん自身の選択範囲にとどまる。)

◎セルフチョイスと回復プロセス尊重の原則
・いかなる疾患も、これを「浄化排泄のプロセス」として理解すれば、症候を無理に変化させたり、表面の問題を解決しないまま、深いレベルの問題を引きずり出してはいけない。
・自然で確実な回復のプロセスは常に『症候の自覚と回復への選択』からはじまり、『感情的レベルと肉体的レベルの回復』が『自覚的な変化の選択』=『セルフチョイス』に従って生じる。
・バッチフラワーレメディーが直接感情に働きかける場合でも、このレメディーを自分のために用いるという意識的な選択が第一にあり、感情レベルでのエネルギーの混乱が消失するに従い、その混乱の物質的な結実であった身体疾患も回復するという回復プロセスをたどる。
・この「自覚的選択」と「回復のプロセス」は大変重要であり、ホメオパシーにおいても、このプロセスを維持する方向でレメディーが選択されるべきであると私は考える。

◎バッチフラワーとホメオパシーの相補的使用
《バッチフラワー》
・バッチフラワーレメディーは、感情状態だけを指標にして選ばれるものであり、身体症状に対してはほとんど注意を向けない。このため、心療内科以外の医療機関を受診する人にとって、その方法は理解しがたく、やや受け入れにくい可能性がある。
・原因療法であるが、作用が穏やかであるために効果が自覚されにくい場合があり、プロセスが中断されやすい。
・ホメオパシーを含むすべての治療法と併用が可能である。

《ホメオパシー》
・身体症状も参考としつつ、より深いレベルにまで作用を及ぼす事が可能であり、全ての医療機関で利用され得る可能性がある。
・患者さんにとって、身体症状だけのように思われる状況でも、適切な選択がなされれば全人的な回復と自覚を促進し得る。
・ポテンシーの調節により、作用レベルを調整することが可能であり、経験と修練を積んだホメオパスならバッチフラワーレメディーと併用が可能である。

◎結語
・人間が病を得る最初の一歩は、自分らしさの喪失、統一的な自己の喪失、にあります。無意識に自分本来のありかたと矛盾する考えを受け入れる事、自分の肉体に相応しくない食事を摂り続ける事。親や教師に押し付けられた「偽りの義務感」などにより、自分に対して不正直な行動をとり、自分の中に相矛盾する欲求を保つ事。これらすべてが自己の統一性を破壊し、私たちが個人として統一され、ひいては自然と他者と調和協調して生きる、その可能性を失わせます。私たちは、大自然の一部として、また人間らしい創造的な存在として生きる事で、はじめて健康になり、喜びにあふれたあり方を経験出来ます。そして人間らしさの本質は、常に自分らしくあり、『自己選択によって目覚めて生きる事』にあります。
・『自己選択によって目覚めて生きる事』の基本は『何をどのように食べるか』を意識する事によって養われます。天地と調和した存在、「すべての生命によって支えられつつ、同時にすべての命を活かす存在として生きる」という理想の実現が、正しい食事の心がけから始まります。そして「目覚めていようとする心」、「自分にも、他の生命にも優しくありたいと願う心」をバッチフラワーレメディーが支え導いてくれます。また、過去の「間違った想いと食事に由来する症状、性格の歪み」などを、ホメオパシーは消し去ってくれます。
・私は、これからの医療の現場では、ホメオパシーとバッチフラワーレメディー、中医学などがそれぞれの長所を生かして相互に補い合うシステムが構築されると予測しています。食事を正しく整え、想いを正し、バッチフラワーレメディーとホメオパシーといった自然の治癒物質の助けを借りる時、私たちはどのような困難の中にあっても自らの「知情意」を御し、『本来の自己』に従って回復の道を歩んでゆくことが出来るでしょう。





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最終更新日  2004年11月27日 22時29分39秒
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