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2011年02月01日
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では、レメディは実際において、各種の精神病や、感情問題に対して、どのように作用するのか?
ここで私は、私自身の臨床経験と、患者さんの血液検査の変化、ならびに、38種類の感情のありかたとレメディの対応に関しての考察を述べる。
バッチフラワーレメディの特徴に、ネガティブな感情に作用し、その感情とは正反対のポジティブな感情の発現を導くという点がある。
ホリーという、セイヨウヒイラギから作られたレメディは、人の「憎しみや猜疑心」に作用して、それらの気持ちとは逆の「愛情と寛大さ」を導く。私は、このレメディを「かわいさ余って憎さ百倍」のレメディと呼んでいる。人は、相手に対して興味と熱意、あるいは期待を抱いている場合にのみ、相手を憎む事が出来る。縁もゆかりもない相手を憎み続けることは普通の人には不可能である。そして、ホリーというレメディは、愛の歪んだ表現である憎しみという感情に働きかけて、憎しみという名の毛虫を、愛情という名の蝶に変容させる。このプロセスは、うつ病の治療薬を用いたときに、うつ病が躁病に転換してしまう状態によく似ている。自分に対する憎しみが、いわばうつ病とも言えるのだが、うつ病で身動きがとれず、室内に閉じこもっている人では、血液検査で食べ過ぎ運動不足の人に目立つ「リンパ球%の上昇」と並行しての「白血球総数の上昇」が生じる。一方、躁病の人では、眠りの短い過剰活動の状態となるために、「リンパ球%は下降」し、躁病が明瞭となって少食となれば、「白血球総数も少なくなる傾向」が見受けられる。これらの血液変化は、交感神経と副交感神経の活動バランスの変化による自律神経免疫システムの変動に由来する現象だが、バッチフラワーレメディを服用して、ホリーによる、「憎しみ」の「愛情」への変換が生じた場合にも、まったく同様のリンパ球と顆粒球の変動が認められる。私は、私の診療所に通院してレメディによる治療を受けたうつ病やパニック障害の患者さん、10人ほどの病状経過を、その方々の血液検査値の変動グラフとともにまとめて、2006年にエドワードバッチ博士の生誕120周年を記念してイギリスで開催された、バッチクローマーコンファレンスでの症例報告とした。この臨床的な事実は、バッチフラワーレメディが自律神経の機能に直接影響を及ぼす事の傍証である。
自律神経とはどのような神経かと言うと、それは、交感神経系と副交感神経系から成り立つ、人体の不随意機能を司る神経システムであり、主に内臓の機能調整を行う神経である。別名植物神経系とも呼ばれる。
ここで、もう一度改めて、漢方の医学大系に目を向けると、漢方医学経験則の中に、五行の色体表と呼ばれる臓器機能と感情の対応表を見いだすことが出来る。(表1)そして、この五行の色体表に書かれている、五つの感情(五情)=「怒り」、「喜び」、「物思い」、「悲しみ」、「恐れ」に、「憂い」と「驚き」を加えて、人間には7つの感情があるとも言われている。これらの感情は『七情』と呼ばれる。人間には、これら7つの感情があり、また、常にこれら7つの感情が相生、相克しあって、心の在り方、感情のバリエーションを作っていると中国5000年の智恵は教えている。さらに説明を加えれば、肺が代謝する「悲しみ」の感情に、脳の機能である思考力が補助を加えた場合に、人間は「憂い」を体験する事になるのであり、また、腎が代謝している「恐れ」の感情に、腎気または精気とも呼ばれる勇気が、その力を加えた時に、恐れは「驚き」に留まることを得る。
これらの七情の中で、それが過剰にならない限り、私達の人生を妨げない感情は、心臓がつかさどる「喜び」だけであることは論を待たない。(ただし、この感情でさえ、極端に過剰となれば、躁病や多幸症をもたらし得る。)
つまり、私達の臓器の機能バランスを乱し、また同時に、臓器機能のアンバランス故に消長する感情は、七情から「喜び」を除いた残りの六情であると言えよう。そして、それぞれの感情に対応している、1)右肺、2)左肺、3)肝臓、4)脾胃、5)右腎、6)左腎という6つの臓器があり、これらの臓器一つ一つに、機能亢進と機能低下があり得る。
現代医学では、いまのところ、心臓はただの血液ポンプだと考えられているようだが、私が学んだアントロポゾフィー医学の世界では、心臓は感覚器官としての機能と、思考装置としての機能をあわせもっていると認識されており、また日本で発展した構造医学という学問の理解では、心臓はほとんどサイフォンポンプとして機能しているとされている、この2つの医学体系が仮に真実であるとするなら、「喜び」という感情の出現は、心臓の機能を調整する他の6つの臓器の状態により左右されていて、心臓の機能状態に由来する「喜び」の感情は、他の6臓器の機能バランス、相生と相克の最終結果として定まると推定される。
そこで、これら6つの臓器の機能亢進を陰陽における陽の印、つまり「?」で表し、機能低下を陰の印、つまり「- -」で表して、六臓器の相生と相克の組み合わせパターンを一覧図にすると、(表2)の、易経六四卦図が描かれることになる。
ここから先の説明は、その詳細を具体的に述べようとすると、かなり専門的な医学知識まで解説しないといけなくなるので、今回は省略させて頂くが、ともかく、ここに描かれている64通りの六臓器の機能状態の組み合わせパターン、相生相克の状態のバリエーションの中で、何らかの外的な支援が生じないと、臓器機能の全体的回復が遷延する可能性が高い組み合わせが(表3)に示す37種類であると推定され、これらの臓器の機能パターンのそれぞれに対応して、その回復を促進するために作られたレメディが、ロックウオーターを除く「花びらを原材料とする」37種類のバッチフラワーレメディに当たると推測される。ロックウオーターのレメディは、37種類のすべての病的な機能パターンに関して、あるいは、特定の臓器が機能亢進状態で固定している時、または機能低下状態が遷延している時に、その固着した状態に刺激を加えて、変化の開始を可能にする教育係的なレメディであると推定される。
 このように、38種類で完成されているバッチ博士のフラワーレメディは、自律神経系と臓器機能のアンバランスをバランスさせる事でその機能を果たす、極めて穏やかで、副作用の少ない、『自己治癒力発現促進システム』であると言える。そして、このシステムが適切に作用したときに、人が経験する感情は喜びであり、『喜びの回復こそが人間性の回復である。』と言えよう。
表1、陰陽五行の色体表
表2、易経64卦図
表3、バッチフラワーレメディ37種類の37卦適合図





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最終更新日  2011年02月01日 12時14分36秒
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