レメディー医者のひとりごと

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ホメオパシー

2008年12月19日
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カテゴリ:ホメオパシー
シュタイナーとイタヴェークマンが提唱したアントロポゾフィー医学(霊学に基づく医学)をアントロポゾフィー医学のための医師会の仲間達とともに正式に学び初めて5年目になる。学び始めた最初の年に、同僚というべき医師の一人が、ホメオパシーレメディを使用して体験した恐ろしい体験を教えてくれた。それは、頭頸部のある部分の炎症治療のために用いたホメオパシーレメディが脳炎を引き起こしたように思われたという体験だった。そして、彼はその体験を通じて、見霊能力をもたないまま、ホメオパシーのレメディを使用することに大きな不安を抱くようになった。そのゆえにこそ、同じ失敗を避けたいという強い願いを持って彼はシュタイナー霊学の道(アントロポゾフィー医学の道)に正しく参入することを求めた。私はそのような真摯な姿勢と患者さんへの愛情を持つ同僚を誇らしくさえ感じている。そしてまた、その彼の疑問が、私を刺激し続けてくれたことが、私自身が抱いていた疑問を解決する事へと導いてくれた。

私が抱いていた疑問というのは、簡単な言葉で述べるなら、各種の「治療法」と呼ばれているものの『有益性とリスクのバランス』に、本当に徹底的な差があるのか?という疑問だった。もう少し具体的に言うなら、ホメオパシーを使う人の多くが「忌み嫌っている」ように見える西洋医学的対症療法と、ホメオパシー治療にどれほど本質的な差があるのか?という疑問である。私自身は、正しい認識と体験を積むことが出来れば、西洋医学の薬剤を一切用いずに、すべての疾患を自然薬と呼ばれるホメオパシー的薬剤で治癒に導くことが可能であると理解している。その一方、医者として長く西洋薬を用いた体験があり、また患者の立場でも西洋薬で何度となく命に関わる疾患や怪我を治してもらった体験もあり、西洋薬の必要性や有用性を頭から否定する事は出来ない。

そのようなプロセスを経た私が認識した結論は、『ホメオパシーと西洋医学的な対症療法には、確かに本質的な差があるとも言えるし、守備範囲の広さと治癒力の強さでは、ホメオパシーの方が優れているとも言えるが、それを用いる医師という存在自体に、本質的な差、本質的な変容が生じないままでホメオパシーの高いポテンシーのレメディを用いるのなら、その医師が行う行為は、西洋薬を用いた時よりも大きな害を生み出すだろう。』というものとなった。そして、ここで私が言う「本質的な変容」とは、その薬剤と恋に陥り、その薬剤を愛し、信頼し、薬剤と一つになって患者さんへと向かうことが出来るかどうかの事である。それが実現出来るなら、西洋薬も、ホメオパシーを越えるほどの完全な治癒効果を発揮する。

前出の敬愛する同僚が体験した「恐ろしい」副反応は、実は、インフルエンザの子どもに消炎鎮痛薬を解熱剤として処方した場合に生じる脳炎と、同じ経過で生じたものである。また、その患者さんが辿った経過は、そのレメディを処方した時点での彼のレメディの使用方法が、風邪に対して消炎鎮痛薬を用いる西洋医学の医師と類似していた事を示している。(友人の名誉のために申し添えるが、彼はこの五年間で血のにじむ努力をして、ホメオパスとしても、既に新しいレベルに到達している。今の彼は五年前とは別人である。)

用いられない生命力は、疾患を生み出す。外に向かうことがないエネルギーは、自己破壊的に働く。(他者の幸福のために用いられない知識も、ただため込むだけなら、ついには毒になる。) 過去のブログにも書いたが、母乳を与える機会を失った母親が、動物性タンパク質を摂取し続けるなら乳癌を生む。出産の機会に恵まれなかった子宮は、しばしば子宮癌を生む。妊娠したい(肉体の)欲求があるのに、それが阻害された場合には、膀胱炎が頻発する。運動したい(潜在的な)衝動がある子どもに十分な運動をさせずに、甘いものや、噛まずに済む食べ物(オカアサンハやスめ.と呼ばれる食事など)を与えれば、中耳炎、近眼、蓄膿症、扁桃腺炎を生む。肉食を続けていて、夫婦生活の機会に恵まれない前立腺は、前立腺癌を生む。神様が与えてくれた肉体は、決して間違ったことはしない。体がしていることが、間違っているように思えるときには、私たちの認識が間違っている。過去の記憶や、発育の間に埋め込まれたプログラム、機械的な思考(死んだ思考、あるいは反射的な疑似思考プロセス)が、私たちを何度となく、何万回となく、ほとんど無限にさえ思える、堂々巡りへと連れ戻す。私たちの繰り返される地上受肉さえ、この反復される記憶により引き起こされている。そして、覚えていて欲しい、肉体が間違いをしないということは、『私たちが置かれているいかなる環境も、間違って私たちに与えられたものではない』という事と完全に等値であることを。

西洋薬による治療でも、ホメオパシーによる治療でも、あるいは、手技療法でも、ある疾患を前にしたときに、その疾患が持つ意味を見通すことができないまま、症状だけを変化させようとするなら、私たちは、間違いを繰り返すことになるだろう。どんなに小さな疾患でも、見る目を持って見つめるなら、その意味を語る。その小さな声を聞くための修練こそがアントロポゾフィー医学の修練の本質である。

私がその修練の結果認識した事の一つは、ハイポテンシーのレメディは、私たちが、地上に肉体を形成する前に予定した、「個人のカルマ的プロセス」=「個人と世界の関わり」を、本人の目覚めた意識の関与が生じる前に、あるいは、その苦しみが本人の意識の覚醒をもたらす前に、消し去ってしまうという事実である。

アントロポゾフィーは、目覚めた意識の獲得を目指す道である。決して苦しむために苦しみを選ぶ道ではないが、眠りから目覚めるプロセスには、かなりの衝撃と苦痛が伴う。それは、確かにマトリックスという映画でネオが救世主として目覚めたプロセス全体と似ている。





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最終更新日  2008年12月21日 09時40分25秒
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2005年07月17日
テーマ:ホメオパシー(7)
カテゴリ:ホメオパシー
ヒーラーの香りさん http://plaza.rakuten.co.jp/homeopathy1kaori/ が日記でご紹介されていたジェームズ・タイラー・ケント著「ホメオパシー医学哲学講義」を購入して読んでいます。

二年程前に医者として西洋医学的診断、治療の原則が、いかに患者さんを苦しめる事が多いかに気がついてから、私はバッチフラワーレメディーを自分の医療の中心に据えました。そして、臨床での必要にせまられて、レメディーの効果をより有効に発現させるための方法論を求めてきました。

その結果として行き着いた所が食養生であり、「いずみの会」です。
食養生については、吉祥寺の小児科医である「真弓定夫先生」に直接の啓蒙を受け、現在は幕内秀夫さんのフード&ヘルス研究所の食養塾に通っています。粗食の伝統食、身土不二の食事が病を予防し、癒すと理解しています。患者さんによっては、西式医学や甲田式食養生をお勧めすることもあります。

同時に、私は改めて『人間とは何か』について探求を行い、行い続けています。
その現時点での結実として、ルドルフシュタイナーの人智学(アントロポゾフィー)、易学、陰陽五行論を中止とした中国哲学などに、自分の体験に合致する論理的な説明を見いだしています。

ホメオパシー医学の論理的背景、哲学的背景は優れたものですが、経験的科学としての論理性と哲学的背景を比較した場合、その内容はシュタイナーの精神科学や中国哲学ほどには完成されていない、発展途上の医学だと考えられます。人間存在に対する洞察と、自然と人間の関係を見通す視点、そして世界と人間に対する深い「理解と愛情」によってこれからもホメオパシーは発展を続けるでしょう。ただ、私はアントロポゾフィー医学 http://homepage.mac.com/anthro_med/Menu1.html や中国医学をいくらかでも知り、理解している者として、これからの未来にむかって、ホメオパシーがさらに論理的、かつ科学的な発展を遂げるために参考となる、いくつかの事柄を指摘出来ます。

ホメオパシーを日々活用し、その哲学を深く理解している人は、以下に述べる私の意見を、いわば「アンチテーゼ」として理解して頂きたいと思います。

ホメオパシー医学ならびにその哲学の基礎を構成するという4つの視点、1)病気の単元論、2)生物学的不可知性、3)階層原理、4)実験至上主義 の内、2)の生物学的不可知性に関して、私は単純にその「不可知性」に同意する事が出来ません。なぜなら、単元論と階層原理、実験至上主義の3つは極めて論理的であり「論理の整合性」において十分な説得力があるにも関わらず、この「不可知性」という原則だけは、論理性に欠けるからです。

そして、この「生物学的不可知性」という原則をただ単に受け入れる事は、「人間精神の挫折」を意味し、「援助者としての責任を放棄する」事を意味します。(私はここでアントロポゾフィー的な意味を含めて、自由なるものとしての人間精神を指しています)

自由な精神であることを意志しながら、他者に影響を及ぼす医薬品(レメディーを含む)を用いようとするなら、そのレメディーや医薬品の効果と副作用について熟知する必要があります。そしてその知識は西洋医学においては、ただ闇雲に薬品名とその副作用を暗記する事によって得られるものではなく、一つ一つの薬剤の薬理作用を理解した上で得られるべきものです。つまりは、薬剤やレメディーを使用した結果について、常に出来る限りの説明を行い、その医薬品やレメディーが及ぼす作用に「目覚めている」必要があると言う事です。そのようであって、はじめて専門的な援助者でいる事が出来ると私は理解しています。

医者として仕事をし続けるなかで、確かに眼前の「患者さんが経験している事全てを理解する事」は不可能であると認めざるを得ません。それでも、ホメオパシー医学が「人間全体の理解と人間全体の回復」を目指す以上、真のホメオパスを目指す人は、レメディーの作用機序についても熟慮すべきです。その努力が、現代を生きるホメオパス1人1人によってどこまでなされているのか、また、得られた理解が、マテリアメディカやレパートリーを現実に用いるための指針として活かされているのかどうか、私はこれからホメオパシーを学びながら探ってゆくつもりです。





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最終更新日  2005年07月17日 13時26分55秒
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2005年07月03日
テーマ:ホメオパシー(7)
カテゴリ:ホメオパシー
先日の日記に関して、昨年来お世話になっているホメオパスの Wholistic Time Health Care Centreさんからコメントを頂きましたので紹介します。彼女はオーストラリアで活躍するホメオパスでもあり、今年の4月からは日本にもどって、新潟にホリスティックヴィレッジを立ち上げ、運営することに尽力しておられる方です。→ http://plaza.rakuten.co.jp/chakra1110/profile/

以下、Wholistic Time Health Care Centreさんからのコメントです。

『確かにホメオパスの中にもバッチとの併用を嫌う方がいます。それはオーストラリアでもそうでした。
私自身は、バッチは素人ですが、オーストラリアンブッシュフラワーエッセンスは勉強しましたので、自分のコンサルテーションでは積極的に併用しています。併用を嫌うホメオパスの言い分としては、どちらがどのように有効だったか解らないからというのが、理由のようですが、私は、クライアントさんが少しでも早く、穏やかに症状が改善されることが一番大事だと思うので、どちらがどう、役に立ったかということは、気にしません。
二つを併用することでの相乗効果の素晴らしさを実際に臨床で経験していますので、これからももっと両者が正しく広まることを期待している者の一人です。』

私はWholistic Time Health Care Centreさんのような理解を持って活動して下さるホメオパスの方が増える事を願いながら、これからもバッチフラワーレメディーについての説明と実践的なご報告を続けて行くつもりです。

ホメオパシーを学び始めたばかりの方や、セルフケアの為にホメオパシーをお使いの方には、ぜひWholistic Time Health Care Centreさんの日記も参考にして頂きたいと思います。→ たとえばこちらです。http://plaza.rakuten.co.jp/chakra1110/diary/200505190000/





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最終更新日  2005年07月03日 20時01分35秒
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2004年11月23日
カテゴリ:ホメオパシー
11月20日土曜に、未病.jp真健康交流会でお話しした内容は、日本ホリスティック医学研究会の講演でお話しした内容と基本的には同じですが、研究会では時間も短く、語るべき内容を十分にお伝えすることが出来ませんでした。そこで、今回は内容をまとめたスライドを作りました。そのスライドの原本をここにコピーします。ご意見、ご感想など頂ければ幸いです。

以下、スライドの内容です。

タイトル:
『バッチフラワーとホメオパシー』
《セルフヘルプと未来の医療》
作用機序を比較しての考察

◎バッチフラワーとホメオパシーの共通点
1)自然物を治癒物質の素材として用いる。
2)素材がもつ力を、極めて微細なレベル(感情や精神に働きかける濃度)に変換した上で用いる。
3)身体症状の『原因となるレベル』に焦点をあわせて用いる。

◎バッチフラワーとホメオパシーの相違点
1)バッチフラワーでは、限られた植物素材だけを用いるが、ホメオパシーでは鉱物・植物・動物を含む広範囲の素材を用いる。
2)バッチフラワーでは太陽法と煮沸法という単純な方法を調整に用いるが、ホメオパシーは希釈にサカッション(攪拌)を併用する、いわゆるポテンシーを高める操作が加えられる。
3)バッチフラワーはセルフチョイスを原則として用いられるが、ホメオパシーは熟練したホメオパスの診断によって選ばれる。

◎レメディーの作用範囲
1:思考経験の混乱。
2:強い感情や欲望の影響。
3:身体症状。

◎回復の原理
・私たちは自分が経験する「体験そのもの」と常に自己同一化しがちであるが、実は私たちの存在は「体験」とは別のものである。
・『病む事のない存在としての人間の本質』は常に存在している。
・精神的レベルと感情的レベルの混乱が解消され、個人の「知性、情動、行為」の全体に調和が存在する状況になれば、各人の個性は、このエネルギー(統一性)の通り道となり、この力(統一力)が回復をもたらす。
・バッチフラワーやホメオパシーのレメディーが治癒物質として迅速な効果を示す事が出来る背景はここにある。

◎ホメオパシーの作用機序について
・個人にとって本来的には「非自己」である状態を「身体症状」と「症状の原因に近いレベル」全体にわたって本人に知らせることで、その「非自己」との同一化からの解放を促す。
・物質を材料として作られた『心魂レベルに作用するワクチン』のようなものが、自己の認識を明瞭化して、『非自己の排泄』と『毒素の中和』を促進するというイメージ。
・身体症状とその原因になった感情、精神の状態全域に焦点をあわせることで、いわば太極状態から流出して複雑化具象化した六十四卦と八卦、四象全域を視野にいれつつレメディーを選択し、複合的なレベルで問題を中和排泄しようとする治療として理解できる。

◎バッチフラワーの作用機序について
・バッチフラワーは、身体症状を生じる前の精神状態、感情状態だけを指標として選ばれ、より純粋な浄化作用、中和作用を示す。
・身体症状レベルまで凝縮していない『感情的エネルギーパターン』が、魂の中に宿り、個人の創造的な力を特定の方向に偏位させている状況で、その状態が「非自己である」という認識、「こんな状態は、本当の私ではない」という判断に基づいて選ばれる。
・レメディーは、このような意識的な自己選択によって選択され、『ネガティブな状態を引き起こしている感情的エネルギーパターン』を中和、浄化し、そのエネルギーパターンのポジティブな質だけが表現されるように、『変容』を引き起こす。
・いわば六十四卦には注意を払わずに、八卦、四象のレベルだけに注目し、このレベルの問題を中和解消し、太極の光をいわば肉体的なレベルである六十四卦にまで貫通させる作用を示す。

◎疾患形成過程と回復のプロセスとは何か。
・『疾患形成のプロセス』=『非自己との誤った同一化』
・『治癒と回復の過程』=『症状即是治癒』である排泄のプロセス。

◎バッチフラワーに副作用が少ない理由
・治療の目安が『自覚的された感情と精神の状態』に限局され、レメディーの選択範囲も限られているため、他の治療方法と比較して適切なレメディーが選びやすい。
・レメディーそのものが動物的要素や鉱物要素を含まないので、取り込まれるエネルギーパターンが人間にとって処理しやすく、レメディーの選択が不適切でも副作用が生じにくい。
・セルフヘルプによって選択されるため、たとえ過去のトラウマなどに起因する問題でも、個人毎に対応可能な時期に取り扱われる形となり、一人一人の回復にむけた自然なペースが阻害されない。
・身体症状に注意を向けないことで、身体症状として処理されつつあるプロセスを邪魔しない形で原因レベルだけに働きかけることが出来る。

◎ホメオパシーで副作用が発生しやすい理由
・ホメオパシーでは、選択指標がより広範囲かつ具象的であり、いわゆるシミリマムが選択されない場合には、身体症状にまで具象化したエネルギーのすべてを存在の微細レベルに戻すことや中和することができずに、身体症状や精神症状を複雑化させてしまう可能性がある。
・ホメオパシーによる治療では、中和と排泄の両方が同時に生じうると考えられ、より完全な治癒のためには、両方が適切かつ同時的に完遂されねばならない。このため、実際の治療場面では、よりシミリマムに近いシミラーを選ぶことが課題になるが、レメディーの選択範囲が鉱物、植物、動物の領域に広がっており熟練のホメオパスでもポテンシーを含めた最適なレメディーの選択に至るには深い認識力の訓練が必要になる。(アントロポゾフィー的訓練)
・ホメオパシーのレメディーは鉱物レメディーや動物レメディーを含み、同時に高いポテンシーを有するため、不適切なレメディーが使用された場合に、使われたレメディーの影響を中和、排泄しにくくなる可能性がよりも大きくなる。

◎ホメオパシーの副作用を避けるための考察
・「身体症状」をレメディー選択の指標にする場合も「感情状態」を指標にする場合も、必ず『患者さん自身が自己の問題として自覚した部分だけ』を指標にするように心がけ、患者さん自身の回復のペースを尊重する。(自覚によるタマネギの皮むき)
・「身体の症状」に指標を定めるなら、あくまで身体症状を中心的な指標にする。「感情状態や性格傾向」を指標にするなら、やはりこのレベルを中心的な指標にし、「身体症状」と「感情状態や性格傾向」の両レベルを無自覚に同等の指標にしない。(対象とされるレベルを明確にする事により、回復プロセスへの積極的かつ主体的な関与が可能になり、最終的には身体プロセスから徐々に原因レベルに近接してゆく事が可能になる。)
・セルフヘルプとして用いる場合には、ホメオパシーのレメディー選択においても可能な限り『自覚された感情状態や性格』だけをレメディー選択の指標として用いる。(これにより身体症状はそのままとされ、排泄反応を生じている体の知恵が阻害されない。原因に取り組むタイミングも患者さん自身の選択範囲にとどまる。)

◎セルフチョイスと回復プロセス尊重の原則
・いかなる疾患も、これを「浄化排泄のプロセス」として理解すれば、症候を無理に変化させたり、表面の問題を解決しないまま、深いレベルの問題を引きずり出してはいけない。
・自然で確実な回復のプロセスは常に『症候の自覚と回復への選択』からはじまり、『感情的レベルと肉体的レベルの回復』が『自覚的な変化の選択』=『セルフチョイス』に従って生じる。
・バッチフラワーレメディーが直接感情に働きかける場合でも、このレメディーを自分のために用いるという意識的な選択が第一にあり、感情レベルでのエネルギーの混乱が消失するに従い、その混乱の物質的な結実であった身体疾患も回復するという回復プロセスをたどる。
・この「自覚的選択」と「回復のプロセス」は大変重要であり、ホメオパシーにおいても、このプロセスを維持する方向でレメディーが選択されるべきであると私は考える。

◎バッチフラワーとホメオパシーの相補的使用
《バッチフラワー》
・バッチフラワーレメディーは、感情状態だけを指標にして選ばれるものであり、身体症状に対してはほとんど注意を向けない。このため、心療内科以外の医療機関を受診する人にとって、その方法は理解しがたく、やや受け入れにくい可能性がある。
・原因療法であるが、作用が穏やかであるために効果が自覚されにくい場合があり、プロセスが中断されやすい。
・ホメオパシーを含むすべての治療法と併用が可能である。

《ホメオパシー》
・身体症状も参考としつつ、より深いレベルにまで作用を及ぼす事が可能であり、全ての医療機関で利用され得る可能性がある。
・患者さんにとって、身体症状だけのように思われる状況でも、適切な選択がなされれば全人的な回復と自覚を促進し得る。
・ポテンシーの調節により、作用レベルを調整することが可能であり、経験と修練を積んだホメオパスならバッチフラワーレメディーと併用が可能である。

◎結語
・人間が病を得る最初の一歩は、自分らしさの喪失、統一的な自己の喪失、にあります。無意識に自分本来のありかたと矛盾する考えを受け入れる事、自分の肉体に相応しくない食事を摂り続ける事。親や教師に押し付けられた「偽りの義務感」などにより、自分に対して不正直な行動をとり、自分の中に相矛盾する欲求を保つ事。これらすべてが自己の統一性を破壊し、私たちが個人として統一され、ひいては自然と他者と調和協調して生きる、その可能性を失わせます。私たちは、大自然の一部として、また人間らしい創造的な存在として生きる事で、はじめて健康になり、喜びにあふれたあり方を経験出来ます。そして人間らしさの本質は、常に自分らしくあり、『自己選択によって目覚めて生きる事』にあります。
・『自己選択によって目覚めて生きる事』の基本は『何をどのように食べるか』を意識する事によって養われます。天地と調和した存在、「すべての生命によって支えられつつ、同時にすべての命を活かす存在として生きる」という理想の実現が、正しい食事の心がけから始まります。そして「目覚めていようとする心」、「自分にも、他の生命にも優しくありたいと願う心」をバッチフラワーレメディーが支え導いてくれます。また、過去の「間違った想いと食事に由来する症状、性格の歪み」などを、ホメオパシーは消し去ってくれます。
・私は、これからの医療の現場では、ホメオパシーとバッチフラワーレメディー、中医学などがそれぞれの長所を生かして相互に補い合うシステムが構築されると予測しています。食事を正しく整え、想いを正し、バッチフラワーレメディーとホメオパシーといった自然の治癒物質の助けを借りる時、私たちはどのような困難の中にあっても自らの「知情意」を御し、『本来の自己』に従って回復の道を歩んでゆくことが出来るでしょう。





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最終更新日  2004年11月27日 22時29分39秒
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2004年11月17日
テーマ:ホメオパシー(7)
カテゴリ:ホメオパシー
11月20日にマクロビオティックレストラン クシガーデンで開かれる【未病.jp】http://mibyo.jp/ 主催の講演会に関連して作成したコラムの第三部をここに転記します。

先週の土曜日には、日本ホリスティック医学協会主催の研究会で演者として15分間話しをさせて頂いたのですが、話しきれない事が多く、今回の講演では十分に詳しくお話しをさせていただくつもりです。時間がとれるかたはぜひご参加下さい。(詳細はこちら → http://mibyo.jp/seminar/notice/041120.html )

以下本文。

第三部『バッチフラワーレメディーとホメオパシー』

私は今回の三部構成のコラムのタイトルを、当初は『完成されたホメオパシーシステムとしてのバッチフラワーレメディー』として書き始めましたが、このタイトルは『完成されたセルフヘルプとしてのバッチフラワーレメディー』としたほうが良いでしょう。

 バッチフラワーレメディーとホメオパシーは、ともに自然物をレメディーの原材料として用いており、
またそのレメディーは物質としての分析では、何の成分も含んでいない「水」のようなものである点が共通しています。そしてこれら2つの治療法は、どちらも疾患の原因となる、人間の感情と精神のレベルに対して働きかける治療法でもあります。

一方、両者を比較して大きく異なる点は、
ホメオパシーが体の症状も目安にしてレメディーを選択するのに対し、
バッチフラワーレメディーでは、感情状態だけを目安にして、身体症状をレメディー選択の目安にしない点です。この違いが、バッチフラワーレメディーをして『セルフヘルプのシステム』たることを可能にしています。自分の感情状態なら、自己省察の訓練を少し積めば、血液検査や血圧測定をしなくても誰でも自覚することが可能だからです。

具体的に考えてみましょう。たとえば『発熱症状』を生じる疾患、というだけでは数百の疾患が可能性のある原因リストにあがります。その一方、『症状』を生じる原因に関して言えば、たとえば『下痢』については「腐敗した食物」が原因で生じる下痢もあれば、「極度の精神的ストレス」が原因で生じる下痢もあり、同じ『症状』が生じていても、その原因が全く異なることはしばしば見受けられます。
このような事情が「感情状態」と「精神状態」だけでなく、『身体症状』をも配慮してレメディーを選択するホメオパシーに、深さと難しさを加えています。

 私は医者としての臨床経験から『治癒と回復の原則』を『症状即治癒』である排泄のプロセスとして、
また『疾患形成のプロセス』を『非自己との誤った同一化=自己矛盾の形成』として理解しています。

バッチフラワーレメディーは『精神と感情の状態』に焦点をあわせて選択され、そのレベルにおける「自己像の矛盾」である「非自己(ネガティブな感情状態)との同一化」を解消し、体の病気が発生する前にその原因を解消する働きを示します。また、すでに生じた疾患についてはこの作用により、治癒回復を穏やかに促します。これに対して、ホメオパシーでは、レメディーの『適切かつ最善の選択』がなされない場合、身体症状にまで具象化したエネルギーのすべてを存在の微細レベルに戻すことや中和することができないために、かえって複雑な症状を引き起こしてしまう可能性が出現します。

『安全なセルフヘルプシステムとしてのバッチフラワーレメディー』を適切に理解した時に、ホメオパシーの副作用を減らして、これをセルフヘルプシステムに近づけるための示唆を得ることが出来ます。

具体的には以下のような事柄が考えられるでしょう。
1)「身体症状」をレメディー選択の指標にする場合も「感情状態」を指標にする場合も、必ず『患者さん自身が自己の問題として自覚した部分だけ』を指標にするように心がけ、患者さん自身の回復のペースを尊重する。(自覚によるタマネギの皮むき)

2)身体の症状(痛み、発赤、発熱など)に指標を定めるなら、あくまで身体症状を中心的な指標にする。もしも感情状態、精神状態を指標にするなら、やはりこのレベルを中心的な指標にし、身体症状と感情状態の両方を無自覚に同じレベルの指標にしない。(対象レベルの意識化により、自己認識がより明瞭になり、回復反応の引き金を自分でひくことが可能になる。)

3)バッチフラワーレメディーのように、穏やかな回復をはかろうとする場合には、ホメオパシーのレメディー選択においても原則的に『自覚された感情状態や性格』だけをレメディー選択の指標として用いる。(これにより身体症状はそのままとされ、排泄反応を生じている体の知恵が阻害されない。また、回復のスピードも患者さんの許容範囲にとどまる。)

いかなる疾患も、これを「排泄浄化のプロセス」として理解するなら、症候を無理に変化させたり、表面の問題を解決しない状態のまま、深いレベルの問題を引きずり出したりしてはいけないと推察出来ます。
自然で確実な回復のプロセスは常に『症候の自覚』からはじまり、『感情的レベルと肉体的レベルの回復が、自覚的な変化に従う』形で生じます。バッチフラワーレメディーが直接感情に働きかける場合でも、このレメディーを自分のために用いるという意識的な選択が第一にあるのです。そして、感情レベルでのエネルギーの混乱が消失するに従い、その混乱の物質的な結実であった身体疾患も回復します。この「自覚」と「回復の順序」はとても大切です。ホメオパシーにおいても、このプロセスを維持する方向でレメディーが選択されるべきであると私は考えます。つまり『セルフチョイスとセルフプロセスの尊重』です。

バッチフラワーレメディーは、感情状態だけを指標にして選ばれ、用いられます。一般の医療機関を受診する人に対しては、身体症状に対してほとんど注意を向けないバッチフラワーレメディーの方法は理解しがたく、取りかかりにくいものかもしれません。これに対してホメオパシーは、身体症状をも指標としながら、より深いレベルに作用が及ぶという利点があります。
そして、身体症状に悩む人は、それを意識していない場合でも、ほとんどが精神感情のレベルに何らかの問題を抱えています。これからの医療の現場では、ホメオパシーとバッチフラワーレメディーが両方の長所を生かしながら助け合ってゆくシステムが構築可能になるでしょう。

人間が病を得る最初の一歩は、自分らしさの喪失、統一的な自己の喪失、にあります。無意識に自分本来のありかたと矛盾する考えを受け入れる事、自分の肉体に相応しくない食事を摂り続ける事。親や教師に押し付けられた「偽りの義務感」などにより、自分に対して不正直な行動をとり、自分の中に相矛盾する欲求を保つ事。これらすべてが自己の統一性を破壊し、私たちが個人として統一され、ひいては自然と他者と調和協調して生きる、その可能性を失わせます。私たちは、大自然の一部として、また人間らしい創造的な存在として生きる事で、はじめて健康になり、喜びにあふれたあり方を経験出来ます。そして人間らしさの本質は、常に自分らしくあり、『自己選択によって目覚めて生きる事』にあります。

『自己選択によって目覚めて生きる事』の基本が『何をどのように食べるか』を意識する事によって養われます。天地と調和した存在、「すべての生命によって支えられつつ、同時にすべての命を活かす存在として生きる」という理想が、正しい食事の心がけから始まります。「目覚めていようとする心」「自分にも、他の生命にも優しくありたいと願う心」をバッチフラワーレメディーは助けてくれます。過去の「間違った想いと食事に由来する症状」をホメオパシーは消し去ってくれます。食事を正しく整え、想いを正し、バッチフラワーレメディーとホメオパシーの助けを借りる時、私たちは「知情意」を御して『本来の自己』に従いゆくことが出来るでしょう。





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最終更新日  2004年11月18日 01時50分37秒
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