|
カテゴリ:職場の人々
小さい頃の私は、「食べる」ということに興味のない子供だったと聞いている。親は私にご飯を食べさせるのに結構手を焼いたらしく、とりあえず口に食べ物を突っ込んでみたが、私は全然噛もうとしなかったらしい。で、口に物を入れたままその辺を歩き回り、なくなったら親のところに行って口を開けて新たにご飯を突っ込んでもらったいたのだとか。少し大きくなったとき、おばあちゃんに『あんたのお父さんもお母さんも甘いんやから!』という愚痴とともにこんな話を聞かされた。おかげで私の身長はあまり伸びなかったと言われている。
そんな私は、当然食べるのが遅い。小学校に上がってからは、掃除の時間になっても泣きながら給食を食べるタイプの子供だった。っていうか、私が遅いんじゃなくてみんなが早すぎるのだと思っていた。また、食べるのが遅い人は実は少食だったりするから、みんなと同じ量が食べられないのだ。小学校の給食は残してはいけない的なルールもあり、どうしても残す場合は先生の許可を取らないといけなかったのだが、私は毎日食べ終わって歯磨きをしている先生のところに行って『今日も残します・・・』と言っていた記憶がある。 高校生になった。お弁当だったので、お母さんが毎日量を調整してくれていて、おかげで残すことは減ったように思う。しかし、周りの友達と比べて食べるのは遅かった。なので、友達からこんなことを言われた。 友達「はるちゃんは1口1口の間隔が長いんやって。それに、しゃべってるときは食べる手が完全に止まってるし」 え~、、、そうなんかなぁ? そんな私も、大学・大学院を経て社会人となった。入社してもう5年近くが経つ。そんな私の最近のお昼の情景は・・・ T井氏@同期「あのさぁ、なんで社食でそのメニューを選んだん?めっちゃ残してるやん!」 私「いや、、、食べきれるかと思って・・・」 T井氏「明らかに多いやろ!」 私「 (´Д`)エー... いやそれに、食べ切れんかったらいつもS田くん@同期が食べてくれるもん!」 この日、そのS田氏は仕事が忙しかったらしく、ご飯はパスしていたのだった。 翌日。 Y田さん@先輩「今日は食べれるん?」 私「いける気がします!(*゚∀゚*) 」 15分後。 私「ムリでした~・・・(|||´Д`) 」 I原さん@先輩「いや、大丈夫!私的に半分以上食べてたらOKやから!」 Y田さん「先輩の許可が下りて良かったね~(´∀`) 」 さらに翌日。 私「最近、ようやく学習しました!なので、今日はカレーのミニとコロッケ1つです!」 この日は無事に食べきった。 さらにさらに翌日。 Y田さん「今日も多くない?」 私「いや、、、だって、陳列台に乗ってたサンプルはもっと少なそうだったんですよ・・・」 で。誰よりもゆっくり食べ、そして残すことになった。 貫禄ある派遣さん「なんか、小学校の給食とか思い出しますね」 Y田さん「そうですね~(´∀`) 」 貫禄ある派遣さん「掃除の時間まで食べてて、先生に怒られてた子がクラスに1人はいましたよね」 私「私がその子です~(|||´Д`) 」 S田氏「あ、やっぱり?(・∀・) 」 そんな調子でしばらく経ったある日。 Y田さん「思うんやけどさぁ。 しゃべってるときって、 絶対に箸が動いてないよね? ずっと育ちのええ子なんやろな~って思ってたんやけど、だから食べるのが遅いんやと思うよ?」 私「 (; ゚∀゚)!!? 」 いや、育ちはむしろ悪かった。 口に物入れたまま ウロウロしてたんやから。 っていうか、高校生のときと 全く同じ分析されてしまった! 貫禄ある派遣さん「そうだったんですね!全く気付かなかったです。じゃあ、いつも『まだ食べないんですか?』とかみんなで言ってますけど、触れないでいた方が何も言い返さなくて済むから実は早く食べれるってことですね?」 ・・・それはそれで、なんかサビシイな~。 とりあえず、会社でのお昼は毎日そんな感じで。昨日もから揚げを食べきれず、1つY田さんに献上しました。『今日もS田くんいないもんね』って言われたー。 ・・・いいじゃないか。早食い&大食いの方が良くないって! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.03.19 22:15:44
コメント(0) | コメントを書く
[職場の人々] カテゴリの最新記事
|