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2006年11月09日
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カテゴリ:投資教育
 秋は何かとイベントが多いシーズンですね。お子様のいるご家庭では運動会や学校祭、地域の行事と休日は大忙しのことと思います。我が家にも小学生の息子がいます。今回は、児童館の祭りで子どもが体験した「お店」について書いてみようと思います。

 児童館の祭りでの楽しみは何といっても「お店」。息子は友達と出店するため、2ヶ月前から準備を進めてきました。これまで彼は「自分の力でお金を稼いだ」経験はありません。親が「お金を稼ぐのはとても大変」「お金は大事に使うもの」と言い聞かせても、あまり実感がないような状態でした。

■お店を開くまでの子どもたちの準備 (事前打ち合わせ4~5回)
 ・子どものお店は「ゲームを行い、景品を出す」というもの。ゲームの内容、価格設定、景品について、児童館のスタッフと何回も話し合う
 ・景品は自分が不要になったもの(おもちゃ、カードなど)、手作りのものなど
 ・お店の看板や休憩用のボード作り、釣銭やお金を入れる箱などの準備

 お祭り当日、見に行くと意外なことにお店は大繁盛!最初は雑然としていたお客の集団(群れ)も、後半では「一列に並んで、順番を守って。」と子どもたちが皆で声を掛け合っています。自然にルールが生まれているんですね。本物の商店さながらの呼び込みをする子どもたちの姿もあり、大人の社会をよく観察していることが分かります。

 閉店後は後片付けと精算タイム。売り上げを確認してみると、予想の「2倍の金額」があり、友達と大喜びしたそう。小さな金額をコツコツ積み上げた成果です。親子で改めて、「子どもでも頑張れば、これだけのことができるんだ」という感想を持ちました。(もちろん、児童館のスタッフの大きなサポートがあってこその成功です)

■お店を通して子どもたちが学んだこと
 ・モノは再利用して活用できること(他に欲しい人がいるなら、役に立つ)
 ・お店には時間をかけて、いろいろな準備が必要なこと
 ・お客さんとのコミュニケーション
 ・お金を稼ぐ大変さ
 ・お金を手に入れる喜び
 ・やればできるという自信
 ・お金は大切なもの、大事に扱おうという気持ち

 「お店」を体験して、息子には「自分で苦労して手に入れたお金、気軽には使えない。大事にしたい。」という思いが芽生えたようです。子どもが自分で体験すること、それが何よりの学びになると感じた出来事でした。皆様もこのような機会があれば、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。親子そろって、新しい発見がきっとありますよ。

■実際に子どもが体験できるイベントの例
 ・地域の子ども向けマネーセミナー(体験型)に参加する
 ・フリーマーケットに家族で参加し、子どもにも役割を与える
 ・体験型のテーマパークに行ってみる

参考HP:
「金融教育フェスティバル2006」
 http://www.shiruporuto.jp/event/2006/06fest/site/program.html
「キッザニア」 子どもが仕事を体験し、社会のしくみを学ぶテーマパーク
 http://www.kidzania.jp/about/index.html
「FPの日」 お金の知恵や暮らしのヒントをFPと学ぶ
 http://fpday.jp/top.html

 また、外へ出かけなくとも、家庭の中で「労働とお金」について考えることもできます。欧米では一般的に、「子どもが手伝った家事に対して報酬を与える」(労働してはじめて、お金が手に入ることを学ぶ)風潮があります。子どものできる範囲で、事前に内容や時間・金額について話し合い、きちんと実行できたらお小遣いをあげるというしくみを取り入れてもいいですね。

 ただし、このしくみには注意点が1つ。以前、我が家で行った際、「すべての家事はお金に換算できる」と子どもが誤解した、という苦い経験があります。「報酬がなくとも、家族の一員として手伝いをする、役割を果たすことは当然」という基本的な教えを一から説くことになりました。何事も、初めにルールをきちんと設定することが必要です。

(エフピー・パートナーズ/ライフプラン・コーディネーター  竹腰朋子) 





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最終更新日  2006年11月09日 11時18分52秒
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