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テーマ:ブックレビュー(17)
カテゴリ:読んだ本のこと
氷河期オタクの遊佐です。 いま住んでいる家は、2009年に竣工して、築14年です。 子どもやペットがいないからか、来た人に「新築みたいですね!」と未だに言われます(お世辞かもだが…)。 しかし、壁紙のぼんやりした汚れやヨレ、畳のヤケやスレ、雨戸シャッターのひずみ、親の介護でできた室内用車椅子や折り畳みスロープの傷など、確実に劣化してきています。 また、住んでて不便なところや、時代遅れな設備、もっとこうだったら…と思うことも増えました。 建てた時、不動産屋さんから「俗に、家は3回建てないと満足いく家にならないと言われます」と聞きました。 私の親は、1960年代ごろまで古風な長屋建築に住んでいました。 私の生後、1970年代にそこを立て替えて、2009年にそこを売って、近くに現住居を建てて越したのです。 つまり親は2回家を建てたことになります。 私は今の家の設計には多少関わらせてもらったので、これをカウントすれば、まだ1回です。 人間の寿命からすると、少なくとも1回は古くもないのに壊すか売るかして建てないと、3回建てられないじゃないのか? 前置きが長くなりました。 それはさておき、また本を読みました。 「暮らしに役立つ洗濯、収納、掃除、炊事、子育て、介護のアイデア帖」 洗濯専門家、ライフオーガナイザー、料理家、理学療法士など“暮らしのプロ”が、30年後も快適に過ごせる「整う暮らし」のルール100を、イラストや図表とともに紹介する。『建築知識』に掲載された記事に加筆・再編集。 収納、掃除、炊事など各項目ごとに、便利に暮らすためのアイディアがまとめられている。 カラーページやイラストが多く、わかりやすいが、住み出してからの工夫というより、設計段階でのアドバイスが多いため、これから家を建てたい人向けの本。 あと、本文の文字がすごく小さいので注意。 読んでみて思ったのは、これが役に立つのは相当お金持ってる人だろうな〜ということ。 郊外住みの年収1千万以上の若い家族を想像…。 都会住みの平均収入、中年単身者の私と正反対で、夢物語を見ているようなページも正直多い。 私は建設や家には興味あるので面白く読んだけれど、タイトルだけ見て、ライフハック的な内容をイメージして読むと期待外れとなる(私もそういう本かと勘違いした)。 私が新たに家を建てられたとして、最高でもあと1回。 下手すりゃ現住居で生涯を終える。 この本のアドバイスは来世で活用することにします…。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.09.08 00:00:21
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