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入江悠監督。 ■主演?の 二階堂ふみという女優さんがすごい。 制服の着崩し方がかわいいし、発声がきれいだし、足もきれいだし、元気が良い。画面の中に収まりきらないよう。完全にその場を楽しんでいる。 登場する高校生役の男の子を始め、みんな演技が良いのは監督の演出が良いのだろうけれど、彼女はすごいなー。タイプです。 一緒に行った人は保育園児のママでポールダンサー役の森下くるみさんが良かったと言ってました。確かに良かった。 ■浅い解釈で恥ずかしいけれど 最も戦っている二人(二階堂ふみと森下くるみ)がライブを見ていない(見られない)ところに、逆説的な“エール”を感じた。 走っている人は、人の批評をしている暇がない(人の批評も気にしない)。かもね。
■評判通りの 映画だった。多少盛り上がりに欠ける気もしたけれど……。 ■ジョージ6世の妻 エリザベスを演じたヘレナ・ボナム=カーターが大竹しのぶに似ていると思いました。 以上
【送料無料】拝金 『拝金』堀江貴文/徳間書店 収監が決まってしまったホリエモン。 ニコ生でやっていた記者会見、ホリエモンのことだから飄々としているのかと思ったら、それなりにショックが大きいようで、やつれていて(少し老けたように見えた)気の毒になった。彼女とかいるのかな。かわいそう。少し『25時』を思い出した。これから収監される(刑期は7年!)男性が恋人や友人と最後の時間を過ごす映画。 ■さて 『拝金』は少し前に読んだ。 読む前はまったく期待していなかった。全然期待していなかった小説や映画が面白いことは結構ある。『拝金』もそれ。 物語の構成は別として、文章はアラがあるだろう……と思っていたのだけれど、全然そんなことなかった。かえってプロの作家にたまにあるわざとらしい、時代の感覚とズレた文体(何を時代とズレているかと感じるかは人それぞれだけど、ここでは主に20~30代が考える“時代”)よりも良い。山場になっても感傷的になり過ぎない文体。 ■女性のこと ホリエモンという人はいろんな面をメディアに見せていて、いろんな人がいろんな風に評する。ホリエモンのことを語る人は多い。有名人から一般人まで、頭の良い人からそうでない人まで、みんなが語りたがる。そういう人なんだと思う。 いろんなことを言われている人だけれど、私が『拝金』を読んで感じたことで、しかもあまり世の中では言われてはいないような気がすることといえば、ホリエモンは結構女性に優しい人なんじゃないかということだ。 小説の中で、乙部さんと思わしき女性とか、抱いたグラドルに対してとか、ヒロイン的な女性に対してとか、優しい。 その優しさはもちろん、女性は男性と対等であるというような目線ではなくて、圧倒的に強いオスがメスを庇護する優しさに見える。 そういうのって優しさなのか? と言う人もいると思うが、いいんじゃないの。オスとメスというから話がややこしくなるのかもしれない。集団の中で強いものが弱いものを(外敵から)守るような、ある意味動物的な優しさを感じる。「寵愛」というのは誰にでもできることではなくて、それは「対等な恋愛関係」よりも難しいことなんではないだろうか。今の日本で。
【送料無料】街場のメディア論 『街場のメディア論』内田樹/光文社新書 私は辞書を引くことが好きなのだけれども、内田樹さんの本を読んでいて辞書を引くことは少ない。 複雑で含蓄があり(こういうのを含蓄って言うんだろうと思わされる)、ありふれた、使い古された、お茶を濁すような内容の話は一切ないのだけれど、その内容を誰にでもわかるような優しい言葉で、分かりやすい構成で、手順を踏んで書いている。おしゃべり上手な人だ。 ■これは心に止めたい 「ほんとうに『どうしても言っておきたいことがある』という人は、言葉を選ぶ」(P94) 自分の言葉を本当に理解して欲しいと思っている人は言葉を選ぶ。 逆に、そうでない人は言葉に責任を持たない。自分が言わなくても、誰か他の人が言うならば、説明を尽くす必要がない。 私はライターなので、しばしばたとえば凶悪事件の記事のまとめに、「再発防止のために、隣人との絆を強めよう」と書く。たとえば景気動向の記事のまとめに、「先行きの見えない中、各々が不安を抱えている」と書く。たとえば震災関連記事のまとめに、「ひとりひとりが、できることからやっていきましょう」と書く。間違いではない。間違いではないけれど、どこか空虚だ。 それはもうすでに何人もの人が言っている言葉で、私が改めて言う必要もないことだからだ。私が一読者ならば、脳が文章を読み取る前に、目が無視するだろう。「この一文に有用なことは書いていない」と思う。アニメの中で使い回される、背景の木の絵のようなものだ。 しかしもちろん、たまには自分が「これを言いたい」と思う記事を書ける機会もあるわけで、その記事を書いたときの気持ちよさを知っているから、この仕事を続けているのだと思う。 ■読者は消費者ではない 「読者は消費者ではない」と筆者は言う。 消費者とは、できるだけ安く、労力をかけず良いものを求めようという人だが、本を読む人とはそうではない。 「『読者は消費者である。それゆえ、できるだけ安く、できるだけ口当たりがよく、できるだけ知的負荷が少なく、刺激の多い娯楽を求めている』という読者を見下した設定そのものが今日の出版危機の本質的な原因ではないかと僕は思っています」(P130) 私は中学生の頃から、論説文よりも小説の読解の方が得意だった。これは多くの人がそうだと思うけれど、新書を1冊読むのは同じ長さの小説を1冊読むのの2倍以上の時間がかかる。経済が苦手なので、日経新聞を読む方が読売新聞を読むより時間がかかる。同じ小説でも、現代の国内小説を読むのに比べて、外国の古典を読む方が時間がかかる。 けれど、それでは新書や経済的テキストや外国の古典を読まないかと言ったらそなことはない。自分の好物ばかり食べていたらいけないと小さい頃から言われたじゃないか。 好きな本、得意な本ばかり読んでいても、達成感は感じられない。自分のレベルより一段高い本を一冊読んだということは、逆上がりができるようになったときや、50メートル泳げるようになったのと同じくらい嬉しいことのはずだ。それが読書の楽しさなのではないか。 「お子様ライス」はそれなりにおいしい。でも、それが「お子様ライス」だという自覚があれば、良識のある大人は注文しない。「お子様ライス」だけを供給するばかりではなく、「これは大人の方が食べる『お子様ライス』です」という嘘をつき続けてはいけない。
杉浦日向子の江戸塾 笑いと遊びの巻 (文庫) (文庫) / 杉浦 日向子 著 『杉浦日向子の江戸塾 笑いと遊びの巻』杉浦日向子/PHP文庫 「遊びって、自分の人生なり、命なりを、時間なりスリルなりと取り引きしてやるものですよ。そういう意味では現代人は遊んでないということでしょう」(P133) 「プロセスの楽しみ方は、経験とか知識を積んできた年長者のほうが上手なわけです。だから年寄や大人がより多く遊ぶ権利を持っていたというのが江戸時代なんです。若僧のうちは、なかなか遊びの達人にまでは至らなくて、年長者の教えを乞うという形になっている。大人とか年寄が大きな顔ができる江戸時代というのは、それなりに成熟した文化の時代だなと思います」(P140) 「江戸の頃の豊かさというのは、天才とか、才のある人が、企業や大組織に取り込まれないで、遊びの中で才能を開花できたところにある。それがすごくいいですね。実学のほうに行かず、ホントの学問になった。私はホントの学問というのは、有益なものじゃないって思っているんです。有益になるのが実学で、役に立たないのがホントの学問。その学問を江戸の有能な人はきっちりできた。それが豊かさの証明になるのではないかと思います」(P145) 「江戸の戯作の面白いのは、そのまんまを書かずに読む人のイマジネーションを刺激することに一所懸命になること。どれだけのキーワードでどれだけのイマジネーションが広がるかが勝負であって、リアルに書くってことは幼稚なことであるという理解なんですね」(P147) 「私たちは常に右肩上がりでないといけないという強迫観念にさいなまれている。でも本来は去年と同じ年収で暮らせる社会のほうが幸せなんです」(P203) よく大人が「今の時代にあの人が生きていたら、何と言っていただろう」というようなことを言うのを聞いていたが、私が初めて実感を持ってこう思うのは杉浦さんだ。 杉浦さんが20代前半でデビューした頃、日本はバブル期だった。バブルが終わる前に「隠居宣言」をして、約10年後の2005年に亡くなった。 想像だけれども、アキバ文化を知っていたら(知っていたかもしれないけれど)、杉浦さんは興味を持ったのではないだろうか。内輪的、ガラパゴス的に進化した文化は江戸の洒落本と似ている。AKB48についてはどう思っただろう。 twitterとか、facebookについてはどう思っただろう? iPhoneは? 電子書籍は? 「東京、なんだかもうつまらないな」と思って江戸に還ってしまったのなら悲しい。 ■ハイライト 私は「影響を受けた人は?」と聞かれたら真っ先に杉浦日向子さんの名を挙げるであろうほど、杉浦さんのことが好きだが、その一方で、「嫌いな作家は?」と聞かれてすぐにその名を思いつくのは林真理子さんだ。 それで今回、杉浦さんと林真理子さんの対談があったものだから、これはもうなんて言うか。必見の取り組み。好物を食べるように、ゆっくり読んだ。好きなものと同じように、嫌いなものも気になるのって何でなのでしょう。 とはいえ、あんまりこの対談では林真理子さんの嫌みな感じが鼻につきませんでした。 冒頭の「まず、江戸時代の結婚のお話しから伺おうかしら」ってとこには思わず、「なんで上からやねん!」と突っ込みましたが、全体的に江戸時代について義務教育の教科書レベルの知識しかない(それでいいと思うけど)林さんが杉浦さんの話を聞いてピュアに驚きっぱなし。本当に単なる生徒役だ。カルチャー講座聞きに来たおばちゃんのようで取り立てて腹が立つこともなかった。あえて言うならば、「これで他の対談相手(田中優子・石川英輔・高橋克彦など)と同じ原稿料もらってんのか!」。
見知らぬ場所 ジュンパ・ラヒリ/著。 急いで読み飛ばしたくない作家・ラヒリ。 短編がいくつかと中編が一つ。 以前も書いたが、この人のすごいところは、人物の人生を長期間に渡って記録するにも関わらずページを必要としない点で、さらにそれにも関わらず、とても細やかに人物像を描くところだ。まるでドキュメンタリーみたい。 扱うテーマ・設定が似ている場合が多いけれど、そうであっても否定する気にはなれない。面白いから。 ただし切ないから困る。 ■こんな作品が日本にあったら そして私が書店員だったら、間違いなく『本屋大賞』で一票入れる。 (本屋大賞にそこまで思い入れがあるわけではないけれど、『告白』が大賞を取ったときは心底がっかりした。書店員の人はあれを本当に中学生くらいの子ども含めて多くの人に読んでほしいの? 「文章を読み慣れていない人にも読みやすいから売りやすい本を選ぶ賞」なら納得する)
葬儀の日 松浦理英子・著。 福田和也さんが、(読んだ人は誰でも圧倒的な才能の前に自分の才能の無さに気付くだろう。読んで何も感じられないならば凡人以下)みたいなことを書いていたので(うろ覚えなので表現はだいぶ違うと思う)読んでみた。 表題作については、……う~ん? イマイチ? 時代が違うせいだろうか。 濃密な世界の中に入っていく入り口を見つけられなかった。 福田さんも松浦さんも仏文学出身で、確かにどこかフランス文学っぽい。そちらの人にはぴったりしっくりばっちりくるのかもしれない。私江戸だからよう……。 私が10代のときに読めば? もっと飢えているときに読めば? 感想は違ったかもしれない。 「渇く夏」の方が好きだった。
【ポイント6倍対象商品】Kitano par Kitano 北野武/著、 ミシェル・テマン/著、 松本百合子/翻訳 フランス人記者による北野武のインタビュー本を翻訳したもの。 ■驚いたのは 北野武といえば評価はいろいろあれど、現在世界で最も認められている映画監督の一人だと思うのだけれど、本人はそれを認めつつも、まだ自分への評価の国内からの厳しさに悔しさを滲ませ、繰り返し自分は理解されていない、認められていない、言いたいことが伝わらないと口にするところ。 こんなに大物でも、まだ「誰かに侮られている」という悔しさは払しょくできないのだろうか。目立つポジションにいる人ならば仕方のないことなのだろうか。 最近の私といえば仕事で悔しい思いをすることが多く、そのほとんどが、「私の会社(※小さな会社を運営している)がもっと大きければ、こんな態度を取られることはないんだろうな」ということ。日々、イライラジリジリ鬱々している。それだけに、「自分が(日本の映画批評家などから)認められていない」と繰り返す大監督の言葉が印象に残った。 ■前半では自らの生い立ちを 後半では日本の社会について語っている。 現在の世の中で多くの人は、士農工商制度があったり将軍が統治していた時代よりも自由であり、庶民の人権が守られていると感じていると思う。 でももしかしたら、現在の日本も案外、庶民の置かれている現状は過酷なのかもしれない。一小市民の声が政府に届くことなんて、万に一つもないのかもしれない。 北野武がこの本の中で語っていることが半分でも当たっているとしたら、教育の仕方を少し考えなければいけないんじゃないだろうか。 選挙で一票持っていれば本当に生活は守られるのか。
Hon・nin列伝セキララなオンナたち 吉田豪/著。 プロインタビュアー・プロ書評家、吉田豪さんのインタビュー集。 インタビューされているのは荻野目慶子・中川翔子・土屋アンナ・麻生久美子・広田レオナ。 荻野目慶子さんがすごい。 世代が上の人なのでよく知らなかったが圧倒された。す、すごいー。
【中古】芸能・タレント ≪芸能・タレント≫ 元アイドル!【PC家電_171P10】【10P26jul10】 吉田豪/著。 細川ふみえさんの回が好き。 「鉄骨飲料」で踊っていたイメージくらいしかなかったけれども、すっかりこの方が好きになった。 │<< 前のページへ │一覧 │ 一番上に戻る │ |
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