2126194 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

トルコとイスタンブール、ちょっと投資

トルコとイスタンブール、ちょっと投資

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

volkan1992

volkan1992

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

Freepage List

Headline News

2018.08.16
XML
カテゴリ:投資

 今日(15)は、最近週間では全く見られなかったほど多くの、意味のある?マクロ経済統計やトルコ経済に関する記事が出ていました。

 

 といいつつ、いきなり為替についてですが、今日は昨日に引き続きトルコ・リラが順調に価値を回復しました。この記事を紹介します。これ以外でも、為替に関するいろいろな記事が出ていました。先日、紹介しました銀行規制監査委員会(BDDK)によるスワップ取引の自己資本比率規制に関して、「自己資本の50%の規制では、それほど意味はない」という発言も紹介しましたが、今度は「50%から25%に制限する」との決定を行ったという記事が出ていました。短期的には、空売りを妨害することに成功したのかもしれませんが、上で紹介しましたように、今日はリラ高が順調?に進みました。

 もう一つは、どれだけ意味があるのか自信はありませんが、世界の大手金融機関で組織する国際金融協会(IIF)が発行している「経済見通し:トルコのバランスシートの読み方」という表題の報告書で、「現在、トルコ・リラ(TL)は正当な価値予測を大幅に下回って評価されている」との表現が使われているという記事も出ていました。(「こういう表現があること」は事実だろうと思いますが、昨日紹介した記事のように声明全体で言いたいことと大きくかけ離れた解釈となっていないという保証はなく、記事ではこれ以上の説明はないため、同報告書全体として、本当に「現在、トルコ・リラ(TL)は過小評価された状態にある」という方向性の説明になっているのかどうかは疑問なしとはしません)

 さらに、スイス出身の投資アナリスト・投資アドバイザーで、Marc Faber Limited創業者・社長であるマーク・ファイバー氏が、「一定量のトルコ株を購入する。トルコ・リラ建て資産への投資機会である」と述べたという短い記事も出ていました。

 昨日、管理者の意見も紹介しましたが、「余裕資金があるなら、トルコ国債を購入するなど、収入が得られるトルコ・リラ建て資産の購入は、長期/超長期の投資であるなら十分合理的である」と考えらえますが、短期的には、「2番底はもう来ない、あるいは、トルコ・リラはもう底は打った」と断言することは、管理者の能力をはるかに超えた発言になってしまいますので、到底するつもりはありません。

 

 それ以外では、5月の失業率、7月の住宅販売状況、1~7月の外国人のトルコにおける住宅購入状況、7月の財政収支、6月の工業生産指数予測アンケート結果に関する記事など、マクロ経済指標に関する記事が数多く出ていました。

 また、6月末現在のトルコ民間企業の短期外国借入が昨年同月と比べて減少したという見出しの記事も出ていました(内容をよく読むと、長期借入は3,600万ドル減少し、短期借入は48,600万ドル増加して、短期借入が191億ドル、長期借入が2,217憶ドルとなったとのことで、対外借入が不安定化したことになると思われます)

 また、民間銀行の中でも収益率が高い優良行といわれているアクバンクの頭取へのインタビュー記事も出ていました。恐ろしく長い記事ですが、管理者が言うのも僭越ですが、非常によくまとまった説明になっています。

 

 なお、先日来、「トルコ・リラ安は長期的に見れば輸出増加につながり、トルコ経済にとって必ずしもマイナスではない」という意味の説明をしていますが、「現実にプラスになっている」という経済専門メディアの分析もありましたので、トルコ・メディアではありませんが、客観的な分析と思われますので御参考までに紹介します。

(ブルームバーグ):

 トルコ産鉄鋼はトランプ米大統領が鉄鋼関税率を2倍に引き上げたため、米市場からほぼ締め出された。このためトルコの鉄鋼は他の国へと向かうが、同国にとって朗報がある。世界の鉄鋼需要は旺盛である上、トルコ産鉄鋼がこれまでになく魅力的となっている。

 トルコの鉄鋼輸出は今年に入って大きく伸びている。鉄鋼生産世界6位の同国の今年1-7月の輸出額は84億ドル(約9300億円)と、前年同期比27%増加した。通年でも昨年の115億ドルを優に上回る見通しだ。

 ローゼンフェルド氏は、「欧州にはセーフガード措置があるため輸入急増を十分阻止できる見込みだが、輸入枠内でトルコやインド、中国、ロシアなどさまざまな国が争い得る」とした上で、「現在の為替相場の追い風により、価格競争力が増すトルコがシェアを拡大できそうだ」と述べた。

 

 鉄鋼の場合は、鉄鉱石も製鉄用のコークスもほとんどすべて輸入に頼っているので、いずれ値上げせざるを得ない(トルコ・リラ下落が全て値下げにつながるわけではない)ことは明らかです。一方、トルコのもう一つの主力産業である観光業は、航空燃料、ガソリン、特殊な観光業向け機材(マリースポーツ用機器)など、極めて狭い範囲でのコスト上昇はあり得ますが、基本的には人件費、食材費など、ほとんどすべて国産?ですので、トルコ・リラ下落のメリットを十分に享受できるものと思います。ただし、今年の予約分はすでにほとんど売ってしまっていると思いますので、メリットが大きく出てくるのは来年以降になる可能性は高いのですが、、、、、

 

 

   励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ トルコ情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 為替ブログ トルコリラへ
にほんブログ村
  

 

 

 前置きが非常に長くなってしまいましたが、今日紹介するのは、トルコ・リラ(TL)相場の15日の状況に関する記事です。今日(15)付けのアナトリア通信(AA)の記事です。

 見出しは「ドルは1ドル=5.85TL水準まで低下した」です。

 銀行規制監査委員会(BDDK)及びトルコ中央銀行(TCMB)が、昨日(14)に取った対策の後で始まった下落傾向が今日(15)にも継続しているドル/TL相場は、カタールからトルコに対して150億ドルの投資が行われるというニュースが流れた後で約6%低下して、1ドル=5,8580TL水準を付けました。

 タミーム・カタール首長は、レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領と行った会談で、カタールとしてトルコに対する150億ドルの投資パッケージを迅速に実施することを明らかにしました。

 アナリストたちは、BDDKTCMBが取った対策が、TLに対する投機攻撃を限定的なものとしたことを指摘して、昨日(14)からTLの価格付けにおいて、平常化のサインが出始めたと表現しました。

 明日(16)、国内では工業生産指数が、世界でもアメリカの住宅建設着工数とユーロ圏の貿易収支統計が注目されることを指摘したアナリストたちは、テクニカルの観点から、ドル/TL相場が1ドル=5.50TLを割り込んだ場合には、下落傾向が加速するであろうと指摘しています。

 

 ここからは一言解説です。15日に入ってから午前6時頃前までは6.4TL水準で、その後上昇して6時半頃に6.5TLを超えた後で下落(リラ高)に転じ、11時前には5.9TLを下回りましたが、そこから再び上昇して6.06.2TLで推移しました。16日に入って1ドル=5.956.00TL水準で推移し、午前8時過ぎから急落(リラ高)して午前9時過ぎには1ドル=5.75TLを割り込みましたが、その後は1ドル=5.80TL前後で推移しています。

 先日も書きましたが、「今回の激震は終結した」と現時点で言うことができる自信はありません。1ドル=7TLを大きく超える下落が進むとも思いませんが、一方で、このまま順調に1ドル=4TL台まで戻るのかと言えば、必ずしもそうはならないような気がします。牧師送還問題が簡単に解決するとも思えませんし、また、アメリカの利上げやトルコの経常赤字など、政治とは無関係の純粋な経済の問題(弱点)も存在しているので、しばらくは、より具体的には今後数ヶ月間は、1ドル=5.56.5TL水準で推移するような気がしますが、、、、、バーゲンセール期間ができるだけ早く終了し、トルコ経済が巡航速度に復帰することを願ってやみません。

 

 

 

 

    トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
社債投資まとめ

 いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
株初心者向けIPO初値予想

 今日はゴディヴァ(Godiva)チョコレートを紹介します。
 かなり前に紹介しましたが、元々ベルギー資本であったゴディヴァ・チョコレートは、現在、ユルケル(Ulker)というトルコのお菓子の会社の兄弟会社となっています。









今日はスイーツです。





 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2018.08.16 21:55:02
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.