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カテゴリ:投資
今日(25日)は既に地震の第3報を紹介しましたので、前回存在を言及した「今週はBIST-100指数がどんどんと新記録を更新した週となった」という記事を紹介します。
また、今回もフライングですが、エラズー県とマラティヤ県で起こった地震に関しては、そろそろ7捜索・救助の段階は終わりに近づいてきたようで、死傷者数については動きが少なくなってきたように思います。26日午後2時半(トルコ時間)のNTVのニュースでは、死者数は35人、病院で治療を受けた人の数は1,607人に増えています。2次災害の防止のため、大きな被害を受けた建物については緊急に取り壊しを行うというクルム環境・都市計画大臣の発言も紹介されていました。前回も紹介しましたが、エラズー県周辺における余震だけではなく、トルコ全土で地震発生が続いていますので、トルコの人々にとってはは不安な状況が続いていることになります。
励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。 今回紹介するのは、上でも紹介しましたが、今週はBIST-100指数がどんどんと新記録を更新した週となったという記事で、今日(25日)付のアナトリア通信(AA)の記事です。 見出しは「取引所イスタンブルの記録的1週間」です。 BIST-100指数が次々と12週間連続で上昇を継続させたことにより、史上最も長い連続上昇期間を記録しましたが、現在、BIST-100指数は史上最高値となっています。 2019年には年間ベースで25.4%上昇し、また、その上昇の大部分は2019年の第4四半期に記録したBIST-100指数における上昇傾向は、減速することなく続いています。 2020年には、上昇した地政学的リスクによって荒れた取引開始となった取引所イスタンブルは、リスク認識が短期間で無くなったことにより、新記録を次々と更新しました。 週間ベースでの上昇継続期間は12週間に伸び、この分野で、連続上昇記録を更新したBIST-100指数は、同時に、週内(ザラ場)では124,536.60ポイントという史上最高値に達し、0.55%上昇して122,141.80ポイントで今週の取引を終了しました。 ドル・ベースでは、20,559ポイントで、史上最高値からほど遠い位置にあります。ドル・ベースの株価指数の史上最高値は51,070ポイントです。 アナリストたちは、過去12週間上昇傾向が続いている株価指数が既に史上最高値に達していることにより、この水準で行われる可能性のある利益確定売りがある可能性について注意を行っています。 株価指数が長期目標に到達するためには、時々、利益確定売りが行われる方がより健全な上昇の道を開くことになると指摘したアナリストたちは、投資家が投資の決定を行う際には、この点も考量する必要があると指摘しました。 年始に、アメリカがイランのスレイマーニ革命防衛隊司令官を殺害した後で上昇した地政学的リスクは、事態の悪化が拡大することなく収束したことにより、大幅に低下しました。 また、アメリカと中国の間で署名された貿易協定とともに、リスク認識が大幅に低下したことにより、相対的な高リスク資産の需要が国際的に上昇しています。 世界経済で見られる改善と低下する不透明性に並行して、トルコ国内ではマクロ経済指標と投資家信頼の上昇が、株式市場における新記録更新をもたらしました。 トルコ中央銀行(TCMB)が、先週、政策金利を75ベーシスポイント引下げたことによって上昇したリスク選好性も、取引所イスタンブルが買手市場となったことに影響を与えました。 アナリストたちは、時々上昇する地政学的リスクが取引所イスタンブルにおける上昇傾向を想定的に制限するという影響を与えていることを指摘して、BIST-100指数の低下は投資家に買場を提供することになっていると述べました。 BIST-100指数に含まれない他の株式からなる株価指数も上昇傾向を15週間連続で続け、投資家に大幅に利益を提供しています。 アナリストたちは、テクニカルの観点からは、BIST-100指数は121,500ポイントに支持線があり、史上最高値である124,536ポイントに抵抗線があると指摘しています。
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Last updated
2020.01.26 21:28:38
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