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カテゴリ:投資
今日(9日)は既に、ナジ・アーバル新総裁の任命とベラート・アルバイラク国庫・財務大臣の辞任の景況や背景に関する雑感について紹介していますので、経済関係、特に統計類を中心に紹介します。 社会面でもいつか動きがありました。以前から予定されていたものか同かわかりませんが、カラモッラオール至福党(SP)党首一行が、CHP党本部を訪れ、約1時間半にわたりクルチダルオールCHP党首一行と協議を行い、その後記者会見を行っています。また、スパイ、あるいは国家帰一漏洩の罪で収監中であったユルマズ・オダTVアンカラ支局長(女性)らの第1回公判が行われ、司法観察付きで仮釈放されたという記事も出ていました(秘密情報提供者の情報(入手方法)に大きな疑問がある(=噂程度=秘密ではない)と判断されたと、テレビニュースでは解説していました)。 今回、紹介するアナトリア通信(AA)に出ていた記事の見出しは下のとおりです。(今回は1と2の記事を紹介します) 1 株式市場は9ヶ月半ぶりの高値で取引を終了した 2 10月に最も高い実質利益をもたらしたのはBIST-100指数だった 3 10月には空路によって約890万人の旅客にサービスを提供した 4 カラモッラオール(SP)党首からクルチダルオール(CHP)党首への訪問 5 ミュイェッセール・ユルマズ(オダTVアンカラ支局長)が釈放された 11月9日(最初の患者確認から244日目)付け「トルコの日々のコロナウイルス統計」から新型コロナウイルス(KOVID-19)の感染状況を紹介します(なお、保健省から発表される統計には大きな疑問があるため、必要最小限度の紹介にとどめています。今日もいくつかおかしなところがあるようです)。 今日の入院患者数: 2,576人 今日の死者数: 85人 今日の検査件数: 14万5,411件 今日の完治者数: 2,047人 今日までの累計入院患者数: 39万6,831人 今日までの累計死者数: 1万887人 今日までの累計検査件数: 1,527万3,222件 今日までの累計完治者数: 34万286人 重症患者数: 2,876人 現在入院治療中の患者数 : 4万5,573人
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今日、最初に紹介するAA記事の見出しは、「株式市場は9ヶ月半ぶりの高値で取引を終了した」です。これは今日(9日)付のAAの記事です。 BIST-100指数は、前日(先週)の終値から39.58ポイント上昇し、総取引高も341憶リラ水準となりました。 銀行業指数は6.33%、ホールディングス指数は3.40%上昇しました。業界別指数の中で最も上昇率が高かったのは、9.30%の交通で、最も下落率が高ったのはー2.98%の鉱業でした。BIST-100指数はナジ・アーバル・トルコ中央銀行(TCMB)総裁が価格安定性と意思疎通に関して明確で、簡潔な発表の後、外貨相場で見られた急激な下落(リラ高)と新型コロナウイルス(KOVID-19)のワクチン開発における肯定的なニュースの影響で、銀行業株を筆頭に、今日の取引を1,231.54ポイントで終了し、過去9ヶ月半で最も高い終値となりました。 アーバルTCMB総裁は、中央銀行として基本目標である価格安定を実現し、継続させることを明らかにして、「価格安定性という基本目標に向かって、あらゆる政策手段を決意をもって使用する。金融政策において、透明性、再確認(計算)の可能性及び予測可能性という基本原則の枠内で、意思疎通の強化する」との表現を使いました。 アナリストたちは、アーバルTCMB新総裁の発表がトルコ・リラ建て資産に好影響を与えたことを明らかにしました。新型コロナウイルス(KOVID-19)流行、経済推奨策、地政学及び政治的進展に関するニュースが市場の方向を決めることになることを明らかにしたアナリストたちは、明日国内では労働統計が、海外では中国のインフレ率、ドイツのZEW指数が注目されることを明らかにしました。 アナリストたちは、テクニカルの観点から、BIST-100指数は1,240ポイントに抵抗線が、1,155ポイントに支持線があることを指摘しました。
今日、2つ目に紹介するAA記事の見出しは、「10月に最も高い実質利益をもたらしたのはBIST-100指数だった」です。これも今日付のAAの記事です。 2020年10月に、消費者物価指数(TUFE)及び国内生産者物価指数(YI-UFE)で調整後、最大の実質利益をもたらした金融投資手段はBIST-100指数でした。 トルコ統計庁(TUIK)は、2020年9月の「金融投資手段実質利益率」を発表しました。 それによれば、先月に月間で最も高い月間実質利益をもたらしたのは、YI-UFEで調整後には2.22%、TUFEで調整後には3.64%の利益をもたらしたBIST-100指数でした。 YI-UFEで調整後には、金融投資手段の中のドルは1.22%、ユーロは1.04%、それぞれ投資家に実質利益をもたらしましたが、金地金0.21%、定期預金金利(税引き前)は2.63%、国家国内借用証券(DIBS)は2.76%、それぞれ投資家に損害もたらしました。 また、TUFEで調整後には、金融投資手段の中のドルは2.62%、ユーロは2.45%、金地金1.17%、それぞれ投資家に実質利益をもたらしましたが、定期預金金利(税引き前)は1.27%、国家国内借用証券(DIBS)は1.41%、それぞれ投資家に損害もたらしました。
過去3ヶ月間の期間で見た場合は、金地金はYI-UFEで調整後には9.82%、TUFE で調整後には14.85%で、最も高い実質的利益をもたらした投資手段となりました。一方、DIBSは同時期には、YI-UFEで調整後には8.92%、TUFEで調整後には4.74%で、投資家に最も大きな実質的損失を与えた投資手段となりました。 過去6ヶ月間の期間で見た場合は、金地金はYI-UFEで調整後には16.12%、TUFE で調整後には21.68%で、最も高い実質的利益をもたらした投資手段となりました。一方、同時期にDIBSは、YI-UFEで調整後には7.38%、TUFEで調整後には2.95%で、投資家に最も大きな実質的損失を与えた投資手段となりました。 金融投資手段の年間実質利益を見た場合には、金地金がYI-UFEで調整後には46.83%で、また、TUFEで調整後には55.11%で、最も高い実質的利益をもたらした投資手段となりました。 同時期にYI-UFEで調整後には、ユーロは22.88%、ドルは15.30%、それぞれ実質利益をもたらしました。一方、BIST-100指数は0.47%、定期預金金利(税引き前)は3.45%、DIBSは3.78%、の損失をもたらしました。 同時期にTUFEで調整後には、ユーロは29.81%、ドルは21.80%、BIST-100指数は5.15%、定期預金金利(税引き前)は1.99%、DIBSは1.64%、それぞれ実質利益をもたらしました。
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Last updated
2020.11.11 23:16:14
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