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カテゴリ:投資
今日(22日)はトルコ経済に関する重要と思われる記事がいくつも出ていました。取引所イスタンブルにおける株価記録更新、第3回最低賃金特定委員会におけるはトルコ統計庁(TUIK)の提案のほか、明後日(24日)に行われるトルコ中央銀行(TCMB)金融政策委員会(PPK)における金利決定に関するトルコ人エコノミスト及び外国人エコノミストによる予測に関する記事などが出ていました。今日は、これらの記事を抜粋して紹介します。また、ムーディーズ社が来年のトルコ格付け(評価)予定日(6月4日と12月3日)を発表した、今年12月4に予定されていた見直しは行われず、現時点での評価は「格付けはB2、見通しはネガティヴ」となっているという記事も出ていました。 社会面では、経済の側面もありますが、イスタンブルにおける空港(アタテュルク、イスタンブル、サビハ・ギョクチェン)で、今年1~11月の期間に往復32万1,642回の航空機の運航があり、総計で3,751万4,850人の旅客を輸送したという記事も出ていました。また、トルコとEU間の問題の原因(結果?)となっている、オルチ・レイス号の地中海における調査活動が2021年6月15日まで延長するというNavtexが発出されたという記事も出ていました。なお、元の期間は11月29日までとなっていましたので、EUとの関係を考慮してEU首脳会議が終了(12月11日)するまで発表しなかったのではないかと思います。地震関係では、サモス島沖(イズミル)地震の被害者のための地震住宅の建設現場が「断層の上に当たる」という指摘が出されていたようですが、それに対する環境・都市計画省からの反論の発表があったという記事も出ていました。 今日、紹介するアナトリア通信(AA)に出ていた主な記事の見出しは下のとおりです。(今日は1~4の記事を紹介します) 1 株式市場で新記録が達成された 2 TUIK(トルコ統計庁)は労働者の最低生活費を発表した 3 エコノミストたちは今年最後のPPK(金融政策委員会)会合における金利上昇を予測している 4 外国人エコノミストたちは、TCMB(トルコ中央銀行)が政策金利を引き上げると予測している 5 ムーディーズ社は、2021年のトルコの格付け(評価)日程を発表した 6 デニズ・バンク頭取は、『2021年通年の経済成長率は3~4%になるものと予測している』と発言 7 イスタンブルの3つの空港から、今年1~11月の期間に合計3,750万人の旅客が飛び立った 8 オルチ・レイス号の(東)地中海における活動期間が延長された 9 環境・都市計画省は、『イズミルで、どんな形であれ、活断層の上に住宅を建設することはあり得ない』と反論 12月22日(最初の患者確認から287日目)付け「トルコの日々のコロナウイルス統計」から新型コロナウイルス(KOVID-19)の感染状況を紹介します(なお、保健省から発表される統計には、明確な矛盾が明らかになっているため、必要最小限度の紹介にとどめています)。 今日の検査件数: 19万2,316件 今日の感染者数: 1万9,256人 今日の入院患者数: 3,309人 今日の死者数: 251人 今日の完治者数: 3万2,110人 今日までの累計完治者数: 186万6,815人 今日までの累計検査件数: 2,282万7,953件 今日までの累計感染者数: 206万2,960人 今日までの累計死者数: 1万8,602人 重症患者数: 5,008人
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今日、最初に紹介するAA記事の見出しは、 「株式市場で新記録が達成された」です。これらは今日(22日)付の記事です。抜粋して紹介します。 取引所イスタンブルで、BIST-100指数は、1.48%、20.54ポイント上昇して、1,404.97ポイントに達しました。なお、ザラ場では、1,410.82の史上最高値を記録しました。出来高は282億リラでした。 アナリストたちは、新型コロナウイルスの流行とウイルスの変化リスクに関連するニュースが、今後も市場の関心の中心であり続けると指摘しています。
今日、2つ目に紹介するAA記事の見出しは、「TUIK(トルコ統計庁)は労働者の最低生活費を発表した」です。これも今日の記事です。こちらも抜粋して紹介します。 TUIKは独身の労働者の最低生活費の合計額が、重労働者で月額2,792リラ10クルシュ、中間労働者で2,507リラ70クルシュ、軽労働者で2,339リラ10クルシュと計算された子を明らかにしました。 最低賃金特定委員会は、2021年通年で適用される最低賃金を特定するために行った第3回会合は約3時間継続しました。テュルク・イシ(トルコ労働組合連合会)一行も考え方と要望を表明しました。最終回となる第4回会合は、来週、家族・労働・社会サービス省で開催されることが決まりました。
今日、3つ目に紹介するAA記事の見出しは、「エコノミストたちは今年最後のPPK(金融政策委員会)会合における金利上昇を予測している」です。これも今日の記事です。こちらも抜粋して、ほんの一部を紹介します。 エコノミストたちは、トルコ中央銀行(TCMB)がナジ・アーバルTCMB総裁の主宰で開催される今年最後の金融政策委員会(PPK)会合で、政策金利である1週間物レポ入札金利が75~200ベーシスポイント引上げらえる可能性を指摘しています。 銀行系証券会社の投資戦略部長は、AA記者とのインタビューで、政策金利が150ベーシスポイント引き上げられ、16.5%になることを予測していると述べました。同部長は、否定的な分析を行うべき何らの進展もないことを考えれば、カントリーリスク・プレミアムの低下と外国資本の流入を加速させつつ、この状態は将来も継続するとの予測を明らかにしました。
今日、4つ目に紹介するAA記事の見出しは、「外国人エコノミストたちは、TCMB(トルコ中央銀行)が政策金利を引き上げると予測している」です。これも今日の記事です。こちらも抜粋して、ほんの一部を紹介します。 外国人エコノミストたちは、トルコ中央銀行(TCMB)が12月24日(木)に開催する金融政策委員会(PPK)会合で、政策金利が引き上げられることを予測しています。 外資銀行の新興国ストラテジストは、AA記者とのインタビューで、ナジ・アーバルTCMB総裁が「インフレを引締め金融政策によって管理下に置く」と何度も発言したこと強調しました。 同ストラテジストは、消費者物価(TUFE)は11月に14.03%に上昇したことを指摘して、TLの価値の急落の悪影響が軽減化されるまで、インフレ率は将来数ヶ月間も高止まりする可能性があると述べました。政策金利が先月475ベーシスポイント引き上げられて15%になった後ですら、実質金利はいまだに低い水準にとどまっていることを指摘した同ストラテジストは、ドル/TL相場が1ドル=7.51TL水準まで低下(リラ高)した後、TLはドルに対する上昇加速度を失ったことを指摘しました。同ストラテジストは、TCMBが政策金利を150ベーシスポイント引き上げる可能性があることを指摘して、市場が金利上昇を待っているにもかかわらず、金利上昇を避けられた場合には、アーバル新総裁の信頼性に傷が付く可能性があると指摘しました。
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Last updated
2020.12.23 19:55:58
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