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カテゴリ:経済問題
今日(13日)は、経済分野を中心に、社会分野でも重要と思われる記事がいくつか出ていました。しかし、基本的な話題は変わらず、国会審議を中心に、6歳女児へのハラストメント(性的虐待)問題に関する発言が色々出ていました。この問題ではAKPは防戦一方で、どんどん後退している印象です。そして、遂に伝家の宝刀「歴史的Uターン」が今回でも抜かれました。つまり、エルドーアン大統領自身が、「13~15歳の女児を結婚させるということは認められず、この問題(6歳の女児を結婚させるということ)は、完全な大惨事である」と、この行動が間違いであることを認める発言をしています。とは言え、あくまでも「一家族の特殊な問題で、“イスラム信仰”とは無関係」と飛躍?した発言で、“ケマルさんをはじめとする野党の、悪意のある対応だ”というところは崩していません。事実かどうかは、結局は“藪の中”となるとは思いますが、野党や反政府系?のメディアが攻撃・批判しているのは、「(イスラムであると主張する)教団の一般的信仰・思想が、このような性的虐待を当然視していること」であり、そして、「捜査しない限り、このようなことが当然視されているのか、それとも“特定の個人・特別な家族の問題(特別な思想)”かどうかは分からない」ということです。したがって、「当時6歳であった被害者女性が訴えを起こしてから2年間、何もしていない(22歳の時に訴えて、今は24歳とのこと)」という事実からだけでも、「そもそも問題は存在していない」あるいは「問題はなかったことにしよう」と判断されているものと考えられます。なお、「大惨事(facia)」という発言は、別のところで行われたのか、閣議後の国民向け演説に関するAA記事の中には出ていないように思います(積極的に記事から削除された可能性が高いように思いますが、、、、、)。今日もまずは、“管理者特選?記事”の見出し一覧を紹介します。
1 (10月の)失業率が発表された 2 (10月の)経常収支統計が発表された 3 エルドーアン大統領は、「トルコ国境における安全線を完成させ、我々は汚い計画を今一度粉砕する」と発言 4 AKP筋から“EYT”に関する発表「予算審議の日程上、12月中には審議ができない可能性がある」 5 エルドーアン大統領は、「成功推奨計画」を発表 6 虐待で話題に上った保育所(幼稚園)では、昨年も虐待事件が発生していた
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“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”としては、上で一部を紹介しましたが、今日も、(当時)6歳の女児に対する性的略奪(虐待)に関する話題が中心だったと言えます。昨日も紹介しましたが、最初は「家庭内の問題で、政治(・行政)は介入しない」、次は「性的異常者による一般的な犯罪」として扱い、「特定宗教集団による、組織的犯罪の1つの例」として扱うことを可能な限り避けようとしているという“指摘”を紹介しましたが、上でも紹介しましたように、エルドーアン大統領自身も「15歳以下の女児を結婚させることは誤りである」とは認める発言をしています。しかし、「この事件はイスラム信仰、あるいは、特定のイスラム教団とは無関係である」、「PKKも12~13歳の女児をさらって、山の中でゲリラの嫁にしている。PKKの行動にも同様の非難をすることを期待している」などと発言して、「教団の問題ではない」、「PKKも同じことをやっている」と、問題の焦点ずらしの努力している様子がうかがわれます。しかし、国会審議でヤヌック家族・社会サービス大臣が自爆発言してしまったように、「トルコ政府(家族・社会サービス)は2年前からこの事件について知っていた」ということであり、「問題が大きくなるまで何の行動も取らなかった」ということは明白です。しかし、「行政」もそうですが、「司法」も「普通の事件として、普通に処理」していれば、女性が訴えてから遅くとも数ヶ月以内に「普通に裁判が行われた」はずです。しかも、これだけ事件が大きく取り扱われても、この裁判の第1回公判は来年の5月23日に決まったとのことです。「早期選挙が予想されているため、選挙に影響を与えないよう、投票後に日程を設定した」との見方が優勢で、反政府系メディアや野党はこの点も批判しています。
今日最初に紹介するAA記事の見出しは「(10月の)失業率が発表された」で、抜粋して紹介します。 2022年10月期のトルコの失業率は、前月から0.1ポイント上昇して、10.2%となりました。同期の失業者数は対前月比で5万7,000人増加して353万4,000人となりました。 トルコ統計庁(TUIK)は2022年10月の労働力統計を発表しました。それによれば、2022年10月期のトルコの失業率は、トルコ全土で15歳以上の失業者数は、前月と比べ5万7,000人増加して353万4,000となりました。失業率は0.1ポイント上昇して10.2%となりました。また、前年同月比では1.0ポイント低下しました。また、同時期の15~24歳グループの若年失業率は先月から1.8ポイント上昇して、21.9%となりました。なお、過去のいくつかの月の失業率に修正が行われました。 10月の季節調整後の被雇用者数は前月から22万9,000人増加して3,120万人となりました。雇用割合は前月と比べて0.3ポイント上昇して、48.0%となりました。雇用率は男性で65.6%、女性は30.8%でした。季節調整後の労働力は先月から28万7,000人増加して3,473万4,000人となりました。労働参加率は0.4ポイント上昇して53.5%となりました。労働参加率は男性で71.8%、女性は35.5%でした。フルタイムではない雇用、潜在的労働力及び失業者からなる予備的労働力の割合は、10月には20.3%となりました。
今日2つ名に紹介する記事の見出しは、「(10月の)経常収支統計が 発表された」で、抜粋して紹介します。 2022年10月には経常収支は3億5,900万ドルの赤字となり、過去12ヶ月の累積経常赤字は434億5,400万ドルとなりました。 トルコ中央銀行(TCMB)から発表された経常収支統計によれば、今年1~10月の累計赤字は381億7,600万ドルとなり、また、過去12ヶ月間の国際収支の累積赤字は434億5,400万ドルに増加しました。一方、金(Gold)とエネルギーを除く経常収支は、10月には86億4,300万ドル、今年1~10月の期間では430億4,100万ドルの黒字となりました。経常収支の定義における貿易収支は10月には64億6,300万ドルの赤字で、サービス収支は67億200万ドルの黒字でした。また、サービス収支の詳細である旅行収支は51億8,400万ドルの黒字となりました。
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Last updated
2022.12.13 20:12:04
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