トルコ経済ニュース(今日のトルコ金融市場と、2014年1月の観光客数について)
今日は久しぶりに金融市場、つまり為替と株に関する記事を紹介し、さらに2014年1月の観光客(訪問客)数に関する記事を紹介します。 今日のBIST100は、昨日終値から約先週に引き続き上昇しました。寄付きは昨日終値よりも約1,700ポイント低い、62,500ポイント水準となりました。前場は何度か下げながらもほぼその水準で推移しましたが、後場はさらに右肩下がりとなりました。午後5時過ぎには今日の最安値となった61,895ポイントまで下落しました。そこからやや戻しましたが、結局、昨日終値から3.21%、約2,060ポイント急落して、62,000ポイントすれすれで今日の取引を終えました 励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村 今日は上でも書きましたように、最初に為替に関する記事を紹介します。AA(アナトリア通信)のトルコ時間25日午前10時30分過ぎにアップされた記事です。 見出しは「ドル/リラ相場は、過去2週間で最もリラ安水準になった」です。 銀行間市場では、ドル/リラ相場は、1ドル=2.2231リラで、過去2週間で最もリラ安水準となりました。 昨日、銀行間市場で1ドル=2.1784リラで取引が始まったドル/リラ相場は、新興国通貨がドルに対して価値が高まったことに並行して、リラの最高値は1ドル=2.1715リラまで上昇しました。国内市場の終了時には1ドル=2.1740リラであったドル/リラ相場は、夕刻、インターネットで流された、その一方、首相府からはその事実が否定され、かつ、ねつ造であるとされた音声記録の流出の後で、1ドル=2.22リラ水準までリラ安となりました。 今日は、銀行間市場の取引は、過去2週間で最もリラ安水準である1ドル=2.2231リラとなったドル/リラ相場は、現時点(トルコ時間25日午前10時30分頃)では1ドル=2.2110水準で買い手がいますが、最もリラ安の水準として1ユーロ=3.0549リラ水準となったユーロ/リラ相場は、1ユーロ=3.0350水準で取引されています。 アナリスト達は、政治的緊張が解消されない限り、ドル/リラ相場はリラ高方向の動きには限界があること、テクニカルには重要な抵抗線である1ドル=2.22リラ水準が注目されることを指摘しています。この水準を超えてリラ安で取引を終えた場合、1ドル=2.2250~2.2350の範囲内で推移すると指摘したアナリスト達は、1ドル=2.19~2.20リラ水準が支持線の状態になっていると指摘しています。 取引所イスタンブル-100(BIST-100)は、今日の取引は昨日終値よりも1,707.21ポイント下がって、62,478.75ポイントで始まりました。 取引所イスタンブルで取引されている株式は昨日終値よりも平均2.66%価値を失い、銀行指数は3.03%、ホールディング指数は2.91%、それぞれ低下しました。 昨日は、為替取引における低いヴォラティリティー及び国外市場におけるポジティヴな推移により、BIST-100指数は0.47%上昇して64,186ポイントで終了しました。国内市場が昨日終値で1ドル=2.1740リラ水準までリラ高となったドル/リラ相場は、夜遅い時間帯においてインターネットで流され、その一方、首相府からはその事実が否定され、かつ、ねつ造であるとされた音声記録の流出の後で、1ドル=2.22リラ水準までリラ安となり、また、ユーロ/リラ相場は1ユーロ=3.0549リラまでリラ安となりました。現時点ではドル/リラ相場は1ドル=2.2135リラ水準で取引されていることを強調したアナリスト達は、為替相場のリラ安が取引所イスタンブルにネガティヴな影響を与えていると指摘しつつ、株式指数が63,000ポイントを割って取引を終了した場合、61,900ポイントと61,000ポイントで支持線が話題に上る可能性があると予想しています(管理者注:今日の最安値はまさに61,895ポイントでした!!)。 2つ目に紹介する記事も、基本的に株式指数に関する記事です。 見出しは「政治的不透明さが株式市場に打撃を与えた」です。 BIST-100指数は、タイイップ・エルドーアン首相の声だとされている音声記録により政治的不透明さが強まった影響で、3.21%下落しました。 ザラ場では61,894.53ポイントまで低下したBIST-100指数は、3.21%低下して62,123.84ポイントで取引を終了しました。銀行指数は3.87%低下しました。 指数の低下に最も大きな影響を及ぼした3大株は、4.13%低下したガランティ・バンカス、3.89%低下したアクバンク、及び3.93%低下したハルクバンクでした。 株式指数-100に含まれる100の株式のうち、94の株式が下落して取引を終了しました。 今日紹介する3つ目の記事はトルコを訪問した観光客の数についての記事です。 見出しは「観光客数は1月に3.81%増加した」です。 1月にトルコを訪問した外国人訪問客数は、昨年同月と比べて3.81%増加して114万6,815人に達しました。 文化・観光省が発表した警察庁暫定統計によれば、1月には114万6,815人の外国人観光客の内の1万5,445人(1.35%)はトランジット客(24時間未満の滞在)でした。 トルコを訪問した外国人観光客が入国した数が最も多かった国境門のある県は、順番に、52.47%(60万1,732人)でイスタンブル県、12.15%(13万9,383人)でエディルネ県(管理者注:ギリシャとブルガリアとの国境がある)、9.6%(10万3,918人)でアルトヴィン県(管理者注:グルジアとの国境がある)、 8.18%(9万3,771人)でアンタリヤ県、2.75%(3万1,563人)でシュルナク県(管理者注:イラク及びシリアとの国境がある)でした。 1月に帰国したトルコ人訪問客の数は昨年同月と比べて2.92%増加して79万3,096人になり、一方、出国したトルコ人訪問客の数も5.10%増加して95万8,517人になりました。 いつもどおり最後は市況です。 今日は、世界の株式市場はまちまちでしたが、取引所イスタンブルは大幅に下落しました。また、形としては、大雑把に、前場は横ばいで、後場は右肩下がりでした。 寄付は昨日終値から約1,700ポイント低い、62,500ポイント水準で、寄り付き直後一度急落して前場の最安値を付けましたが、その後急騰して午前10時前には今日の最高値62, 640ポイントをつけました。その後は62,300から62,600ポイントの間で推移しました。後場に入ってからは右肩下がりが鮮明になり、午後五時過ぎには今日の最安値となった61,895ポイントまで下落しました。そこからやや戻しましたが、結局、昨日終値から3.21%、約2,060ポイント急落して、62,000ポイントすれすれの62,124ポイントで今日の取引を終えました。 今日は上で紹介しましたように、為替も一転リラ安です。(日本時間26日午前3時40分頃) ユーロは0.52%リラ安の、 1ユーロ=3.0362リラ、 ドルは0.46%リラ安の、 1ドル=2,2082リラ、となりました。 トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けIPO初値予想