トルコ経済ニュース(中央銀行の外貨売却と外貨準備高について)
今日も経済関係のニュースを紹介します。今日も株と為替を中心に多くの記事が出ていますが、今日は短い記事をいくつか紹介します。 今日のBIST100は、世界中の株価上昇と平仄を合わせて上昇しました。大雑把に言えばM字型となりました。寄り付きから大きく上げって始まりましたが、そこが今日の最安値水準となりました。前場に1回、後場に1回山がありましたが、最後は最高値から急落して、最終的には昨日終値から1.44%、約940ポイント上昇し、66,000ポイント台を回復して、66,000ポイント台前半で今日の取引を終了ました。 為替もそうですが、株価も明日以降はどうなるかまだ分かりませんが、とりあえず「一息ついた」というところでしょうか、、、、 励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村 早速、記事を紹介します。非常に短い記事です。 最初に紹介する記事の見出しは「中央銀行は5,000万ドルを売却した」です。 中央銀行(TCMB)は、9月2日満期の売却入札で、5,000万ドルを売却しました。 TCMBは、今日の外貨売却入札で、最小売却額を5,000万ドルとしていました。 入札に8,500万ドルの応札があり、ドルの最高値と最安値、及び平均価格は順番に、1ドル当たりで、2.0325リラ、2.0292リラ、2.0311リラとなりました。 2つ目に紹介する記事は、中央銀行の外貨準備高に関する記事です。 見出しは「中央銀行の外貨準備高が減少した」です。 中央銀行の発表によれば、8月16日には1,092億5,000万ドルであった外貨準備高が、8月23日には1,085億6,000万ドルに低下しました。 金準備高は8月23日に207億3,000万ドルで、TCMBの国際準備高は1,292億9,000万ドルになりました。 TCMBの週間記者ブリーフでは、8月16日には金準備高が207億3,000万ドルで、国際準備高は1,299億8,000万ドルと発表されていました。(注)これまでに何度か紹介しましたが、「毎週発表される数値」であり、1週間や2週間の変化を追っても余り有益ではないと思います。が、ここしばらくは注視する意味があると思われますので、少し前の数値から紹介します。 金準備高 外貨準備高 国際準備高(億ドル)2007年12月28日 27.64 712.63 740.272008年12月26日 32.72 700.75 733.462009年12月31日 41.21 706.89 748.102010年12月31日 52.64 806.96 859.602011年12月30日 98.88 783.30 882.182012年12月28日 199.70 1,003.20 1,202.902013年 1月 4日 204.14 1,017.32 1,221.46 2月 1日 199.22 1,053.12 1,252.34 3月 1日 198.32 1,042.07 1,240.39 4月 5日 209.63 1,061.09 1,270.72 5月 3日 201.97 1,132.84 1,334.81 6月 7日 201.73 1,081.05 1,282.78 7月 5日 167.50 1,069.11 1,236.61 8月 2日 209.86 1,078.67 1,288.53 8月 7日 209.86 1,078.32 1,288.18 8月16日 207.29 1,092.50 1,299.79 8月23日 207.29 1,085.63 1,292.92 記事は紹介できませんが、「このところの株価の下落を受けて(=結果)」なのか、「このとことろの株価下落を演出した(=原因)」のか分かりませんが、外国人の持ち株比率が過去1年間で最低になったという記事も出ていました。 数日前にも雑感を書きましたが、原因か結果か、あるいは複合的なのかは分かりませんが、リラも叩き売られ、トルコ株も叩き売られているという状況があります。 一方で、昨日も紹介しましたが、インド然り、インドネシア、ブラジルなど、トルコだけではなく、世界中の数多くのエマージング・マーケットで対ドルの通貨安、同時に株安も起こっているようです。情報出尽くし(?)で、上昇に転じるかは、まだ判断できません(多分、時期尚早!!)ので、最低でも今後1,2週間は厳重な注意を要すると思われます。 いつもどおり最後は市況です。 今日は世界中で株価が回復していますが、BISTも久しぶりに目に見える形で上昇しました。 今日は一言で言えば、M字型となりました。寄付きは昨日終値よりも約500ポイント高い66,000ポイント水準で、そこから午前11時過ぎまでは上昇して一つ目の山を形成し、今日の最高値水準である67,200ポイント水準に達しました。そこからは下落に転じ、12時頃には今日の最安値であり、寄り付きと同じ66,000ポイント水準に逆戻りしました。そこからは再び上昇に転じ午後5時頃には今日の最高値であり、後場の山となる67,200ポイント水準まで上昇しました。しかし、その後は急落し、結局、昨日終値から1.44%、約940ポイント上昇して66,000ポイント台を回復し、66,394ポイントで今日の取引を終了しました。 株価は多少なりとも回復しましたが、為替では、ユーロは多少下落しましたが、ドルは最高値に張り付いたままです。 ユーロは0.89%リラ高の、 1ユーロ=2.6898リラ、 ドルは0.06%リラ高の、 1ドル=2.0317リラ、となりました。 外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ IPO投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けIPO初値予想 今日はトルコのガラス製品を紹介します。