今週のイスタンブール証券取引所(IMKB)
今回は、今週のイスタンブール証券取引所(IMKB)の状況について書きます。 今週のIMKBの動きは、やはり予想されていたとおり、下げて始まりました。月曜日、火曜日、水曜日と少し下げ気味に、一進一退を繰り返した後、19日は前日比4.33%の大幅上昇になりました(終値としては史上最高値)。先週末からの前場と後場の終値の動きは次のとおりです。 前場 後場13日 52,08616日 52,047 51,77417日 51,491 51,64218日 50,923 51,11119日 51,974 53,325いよいよ明日が総選挙前の最後の取引日になります。明日はそれなりに利益確定売りが出ると思いますが、この状況で行けば、終値でも最高値更新ということになるかもしれません。しかし、その場合でも、総選挙の結果いかんにかかわらず、23日(月)には期待が現実のものとなったとして、売りが優勢になるのではないでしょう。少なくともこれまでのIMKBのパターンはそうでした。そのパターンが崩れて、来週も上昇が続くようであれば、「(外国投資家の)トルコへの期待」と「トルコ(人自ら)の自信」は「本物」ということになるでしょう。これまでのIMKBは夏場には取引がしぼんで、インデックスも低下気味になるのがパターンでした。今のところ、経済成長率、インフレ率、経常収支、そして失業率(最近の数字を書く機会がありませんでしたが、今週末には書きたいと思います)等、トルコ経済は順調そのものですので、継続的な上昇も期待できるかもしれません。いずれにせよ、明日の動き、22日の総選挙の結果、そして、その結果を受けた23日の動きを見るまでは、正確な予測は困難です。「歴史は繰り返す」といいますが、相場はそれほど簡単ではないと思いますが、さてどうなるでしょうか、本当に楽しみです。今後、失業率の問題、「トルコの大企業500」、外国企業のトルコへの感心に関するIMKB理事長の発言など、トルコ経済に関する最新の情報について書いていくつもりです。「株」と「為替」をチャートで読む―もう、勘頼みの投資はやめよう!まったくはじめてのテクニカル売買入門お金の国日本の歩き方―金利の国、株の国、為替の国90分でマスター ネットではじめる為替取引 決定版!?株よりカンタン! 外貨預金より断然おトク!!?投資を究める―これだけは知っておきたい株・債券・為替・投資信託の基本