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テーマ:食べ物あれこれ(49501)
カテゴリ:東海道五十三次:往路
小田原宿には、有名な「ういろう」の店がありまして。
え!?ういろうって名古屋ぢゃねーの!? 1495年、小田原を平定した北条早雲は、京都の朝廷に仕えていた外郎(ういろう)家五代目・外郎宇野籐右衛門定治を招き、朝廷との外交役としました。 「外郎(ういろう)家」の初代「陳延祐(ちんえんゆう)」は中国、元の皇帝に仕えていましたが、明に滅ぼされたときに日本に帰化した人物です。 中国での役職名「外郎(がいろう)」から名前を取り、その役職名と区別するために「外郎(ういろう)」と名乗りました。 その時に持参した家伝の薬「霊宝丹(れっぽうたん)」が「薬のういろう」の始まりです。 また、朝廷に仕えていた二代目宗奇(そうき)が外国使節の接待に供するための菓子を自ら考案したのもが「菓子のういろう」です。 どちらも外郎家のものだあるから「ういろう」と呼ばれました。 ちなみに市川団十郎の創作による歌舞伎十八番「外郎売り」の台詞は、亨保年間、二代目団十郎がここの薬のういろうによって病気が治ったことから誕生しました。 北条早雲の時代から500年、外郎家は今も小田原でその伝統を守り続けているのです。 ・・・し、知らなかった。 ワタクシ的にもの凄い発見っ(笑)。 本店は、旧東海道沿いにあり、八ツ棟造りの建物は目を引きます。 そして、元々は薬を作っておりましたから、店内にはお菓子のういろうと並んで普通に薬も売っているのでございます(驚)。 右の写真は、小田原駅前店。 「薬」の看板があり、そしてサトちゃんがおりますでしょう!? ちなみにお菓子のういろうを食べてみましたが、普通の(?)お味でした もちろん美味でござれば。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 28, 2009 06:44:49 PM
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