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カテゴリ:東海道五十三次:往路
関所をなんのお咎めもなく通過いたしまして、箱根峠へ向けてまたまた登りでござんす。さよなら箱根宿~。
向坂(むこうさか) 芦ノ湖畔の箱根宿を過ぎますと、再び山にさしかかります。この坂が向坂です。坂の入口に石仏群があり、往時の杉並木も石畳も残っていて、味わい深い坂です。 赤石坂 国道一号を挟んで両側に石畳と杉並木が残っています。道を下れば旧箱根宿の一つであった芦川の集落に、道を上れば相模の国と伊豆の国を分ける箱根峠に達します。 釜石坂 この坂道に残る杉並木は芦ノ湖畔のドンキン地区、吾妻嶽地区、箱根関所付近の新谷町地区と並んで箱根旧街道に現存する江戸時代の杉並木です。四つの地区を合わせて、約四百二十本の老杉が残っています。 風越坂(かざこしさか) 江戸時代の延宝八(1680)年、箱根旧街道に石畳が敷かれました。当時、石畳が敷かれた場所は坂道だけで、集落の中や平坦な所には、石畳は敷かれませんでした。 挟石坂(はさみいしさか) 箱根峠にかかる坂です。峠は当時の浮世絵をみますと伊豆の国を分ける標柱と、ゴロゴロした石、それに一面のカヤしか描かれていません。まことに荒涼たる峠でした。三島宿までは、ここからさらに四里(十六キロ)ちかく、こわめし坂、自転坂などの難所が続きます。 挟石坂を抜けますと、国道一号に一度出るのですが、、、地図を見ても、そこから先がよくわからないのねん。 ここは、歩行者いいのん!?みたいな雰囲気プンプン。 こんなところで時間を食っている場合じゃないし こんなところで迷子も死ぬでござんすよ!? ん~、困った・・・ しばし、地図とにらめっこをしておりましたら、一台のバイクが停まりまして。目と目があったので挨拶をし、、、思い切って道を聞いたです。 したっけ、おぢさん、アウトドア派でちょっち詳しい人らしく、ワタクシのやっていることに驚きつつも(そりゃそーだっw)色々親切に教えてくれましたのん。 あぁ~、ありがと~、おぢさ~ん お礼を言いまして、早速出発しようとくるっと背を向けましたら、 「ちょっと、その背中、リュックを見せてっ!!!」 と、呼び止められまして。あ、そこに食いついちゃった!?(笑) そう、ワタクシのリュックには、今まで登った山のピンバッジがたくさん付いているのですな。(去年、東京~栃木へ歩いて帰った(!)時にも、オバチャンに食いつかれたことがある) そこから延々と山談義突入っ。えっと、、、ワタクシ、先、急いでるんですけどぉ。ま、いっか 一通り(?)話し終えましてね、もう一度よくお礼を言いまして、先を急いだのでございました。 そしてついに。 箱根峠ですよっ 846m・・・意外と低い 時刻は既に15時前 でも、峠を越えれば、後はひたすら下り。三島まで延々と下り約12km、時間にして約3時間でござれば。 とりあえず、暗くなる前に山道を抜けないとー。曇りのせいもあり、もう道は既に薄暗く。もちろん誰もおらず。 こ、、、怖ぇ。何か(!)出そう 幸いワタクシ、下りは得意ときたもんだっ、てやんでぃっ、べらぼうめっ i-Podをガンガンにかけながら、歌いながら、小走り(!)交えつつ、特急で下ったのです。マジ怖かった・・・。 ・・・つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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