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カテゴリ:有機EL照明開発
県はインターネットによる物産展「山形フェア」を18日から展開する。「オンラインショップ楽天市場」に特設ページを開設。県内の46社が出店し、来月18日まで、農産物や加工食品など各社一押しの県産品を紹介する。
ネットでのフェアは3年目で、多彩な農産物や優れた工芸品などの県産品を広く発信する。ラ・フランスやリンゴといった旬の味覚、県産米「つや姫」、米沢牛などの農畜水産物に加え、そばや漬物、みそといった“山形の味”も多数取り扱う。しな織り製品などの地場産の工芸品や有機EL照明も取りそろえ、ものづくり力を紹介する。 出店する46社のうち、14社は新規。楽天の協力を得てネット通販のノウハウ研修も行ってきた。県6次産業推進課は「多くのユーザーが山形に興味を持つきっかけづくりとともに、県内企業の新たな販路開拓の契機になれば」と期待する。 ウェブサイトに「山形フェア」のバナーを設定。クリックすることで各種県産品をまとめて紹介する特設ページに接続する。URLはhttp://event.rakuten.co.jp/area/yamagata/sale/ (山形新聞 10月18日) エイソンテクノロジーは、発光層を5段積層して作製した照明用の有機ELパネルを「FPD International 2013」(2013年10月23~25日、パシフィコ横浜)に出展した。同社が、展示会に有機ELパネルを出展するのは初めてとなる。 エイソンテクロノジーは、有機EL照明パネルの発光層を積層する技術「MPE(multi-photon emission)」を発展させた「エイソン型」の技術を用いた有機EL照明パネルを開発している。一般に、有機EL照明では、発光層を多段に積層するほど、少ない電流で高い輝度、そして高演色性を実現しやすくなり、それが長寿命化にもつながる。一方で、一般には光の干渉による消光なども大きくなるため、従来のMPEでは2~3層が限界だった。これに対し、エイソン型では10段以上も積層できることが特徴であるとする。 今回出展したのは、発光層を5段積層したパネル。発光効率は15lm/Wと低いが、4000K弱の色温度で、5000cd/m2以上の高輝度を実現した。5000cd/m2以上という輝度は、発光効率が高い他社のパネルに比べても高い。 また、多層化に加えて光の拡散反射層を工夫することで、見る角度によって発光色が変わる有機EL照明パネルの課題も解決したとする。 詳細は明らかにしていないが、製造プロセス面でもいくつかの工夫をしており、材料の利用効率や製造歩留まりが高いのが特徴だ。「他社の有機EL照明パネルは当初の歩留まりが20%しかなかったが、エイソンのパネルは最初から100%と高い」(エイソンテクノロジーのパネルの製造装置を開発したある製造装置メーカー)。 一方で、発光効率が低いのは「今回は全て蛍光発光材料を用いた」(同社 代表取締役社長の中川幸和氏)ため。同社は、この有機EL照明パネルを、滋賀県にあるルネサス エレクトロニクスの工場の一部を利用して2014年2月から月産100枚の規模で製造する計画。しかもこの際には、発光効率が高いリン光発光材料を用いるという。「生産能力としては月産で2000枚を製造できる。さらに、2016年には第5世代(G5)の製造装置を用いて20cm角のパネルを月産10万枚弱の規模で製造する計画」(中川氏)という。 (日経エレクトロニクス10月25日) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/10/28 05:16:33 PM
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