イタリアのドリンク・お酒研究所

折り返し地点。
６位で通過！

１２、３ｋｍ地点の給水場。
「６位、７位、頑張れ！」と応援の言葉が聞こえる。

その時．．．
一気に来た！
近年稀に見る、スタミナ切れまくりバテバテ走行の始まりです。
完全にオーバーペースだった。

バテバテでも耐える。
マラソンは実力５０％、精神力５０％のスポーツ。
とにかく耐える。

息が荒くなり、意識も失くなってくる。
リタイア？

もう、実力１０％、精神力９０％くらい。
普通の人は倒れていると思う。

ふと頭に浮かぶ。

一緒に練習している６８歳の超ベテランランナーの方の話。
「マラソンは完走する事が大事。」
「私はリタイアした事は一度もない。」
「はってでもゴールする。」

妻の話。
「どうせ１位取るんでしょ？」
「けど、まっちんは本番に弱いからなぁ。」
「あはははぁ。（笑）」
確かに．．．

それでも、どうにか１５位くらいはキープしている。
ゴール近くの橋が近付いて来る。
倒れてそうでも力を振り絞る。

え？
この橋は違う。
１６ｋｍ地点。
終わった。
実力５％、精神力９５％。

リタイア？
って言うか、リタイアはどうやってするんだろう？
調度、給水場が前に…
私は立ち止まり、水を飲む。
給水場にいる人達から「頑張って！」との声援が。

また、走り出す。
リタイアしても、結局、自分でゴールまで戻る事になりそう。

と、その時。
更に悪夢が．．．
お腹が痛い。
下痢。

コースを外れ、トイレ探す。
どうにか用を済ませ、コースに戻る。

少し走ると、またトイレ。
また、コースを外れトイレ探し用を済ませる。

後、２ｋｍ。
トイレに行っている内に体力は少し回復しているが、下痢で走れない。

トレーナーが心配そうに声をかけてくれている。
１時間２７分台で、ゆっくりとゴール！

総合７６位。
散々たる結果。

皆、私が戻って来ないので、何かあったのか？と心配していたみたい。
３ヶ月の練習では、トップとの勝負は早過ぎましたね。

次の大会、２戦目は年明けに考えています。
今度は、もう少し鍛えて、ペースも考えて確実な走りをするつもりです。