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カテゴリ:戸田市の石仏
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観音寺の石仏その2です。 本堂の左手には阿弥陀堂がある。市指定の文化財千体の阿弥陀像が祀られている。 阿弥陀堂の前を右に曲がると突き当りに板碑が立っていた。建長5年の銘があり、 こちらも市指定の文化財になっている。 その奥、阿弥陀堂の北側の一角に霊廟が見える。その周りにも石塔が並ぶ。 荘家霊廟となっていて、小さな五輪塔が並んでいた。右から寛永2(1625)、 続いて元和8(1622)の銘が見える。あとの二基はうまく読み取れなかった。 霊廟の前に三基の石塔。中央の宝筐印塔を挟んで、左右の塔は姿がよく似ている。 左 六面石幢 文禄4(1595)随分古いものだ。奉造立六地蔵一宇と刻まれている。 大きな笠の下、六面にそれぞれ素朴な地蔵菩薩立像が浮彫りされていた。 真ん中 宝筐印塔 寛永17(1640)こちらは奉造立石塔一宇と刻まれている。 相輪が異様に発達していて、その長さは全体の半分に近い。 右 石灯籠 文禄4(1595)室町時代の石灯籠は珍しいらしく、これも市指定文化財。 奉造立石灯籠一宇為道覺禅定門逆修諸善也とあり、個人のもののようだ。 阿弥陀堂の前を左に入ってゆくと墓地がひろがっている。入口に大きな 宝筐印塔が二基並んでいた。 手前 笠型の宝筐印塔 享保年間の銘が刻まれていた。 奥 塔身が縦長の宝筐印塔 正徳5(1715)こちらのほうが少し古いようだ。 墓地の真ん中に2m近い聖観音菩薩立像が立っていた。戸田市内で最大という。 寛永3(1626)光背の上部に胎蔵界大日如来の種子を刻む。 慈愛に満ちた優しい雰囲気。間近に見ていると今にも動き出しそうな気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.07.23 09:21:26
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