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カテゴリ:さいたま市緑区の石仏
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川口シリーズの途中ですが、今回はちょっと寄り道でさいたま市緑区です。 これまで何回行っても見つけられなかった石仏も結構あります。 ときどき再チャレンジしているのですが、なかなかうまくは・・・ 今日はそのあと確認できた二基の庚申塔を紹介します。 尾間木小学校北路傍 さいたま市緑区東浦和8-14 尾間木小学校の北沿いの道路、小学校の向かい側の路傍、生垣の中に 庚申塔は立っていた。資料では「尾間木小北路傍」となっていたが、 「北路傍」という範囲が意外と広い。今回のように学校の目の前も、 道路二本ほど北の位置も同じように「北路傍」と表される。もちろん ここも通ったのだがうっかり見逃してしまっていた。生垣と石塔の 高さがほぼ同じで、石塔が奥の位置に立っていたためだろう。まぁ それにしても注意が散漫だったといことだが・・・ 庚申塔 天明8(1788)正面 日月雲の下に「庚申供養塔」と彫る。 遠目には白い汚れの模様のようにも見えるが、塔の下の台の正面に ひっそりと三猿が彫られていた。 塔の右側面に年号。左側面には足立郡大間木邑 講中十八人と刻む。 東浦和7丁目東浦和駅前通り路傍 さいたま市緑区東浦和7-6 東浦和駅前通りを北に向かい、国道463号線との交差点に至る200mほど手前 東側路傍、住宅の角のところに庚申塔が立っていた。ここも庭木に囲まれ、 ブロック塀との隙間も狭く、塔が見つけにくかった。 庚申塔 延享3(1746)日月雲 青面金剛立像 鈴・ショケラ持六臂。鈴持ちで 頭頂部が平らな髪型、ドクロの首輪、後の二組の腕が直角に折れている。 川口でよく見たあのパターンだ。確認してみると、近くの赤山街道沿いの 塚の上に並ぶ二基の庚申塔も、近くの岡村家墓地の庚申塔もこの型だ。 赤山街道によって川口とは交通や文化の交流も盛んだったはずで、両所で 同じ系統の庚申塔が見られるのだろう。 足元に邪鬼。しっかりと二鶏が彫られ、さらに三猿と続く。 塔の右側面「奉建立庚申塔為二世安樂也」脇に武州大崎領大間木邑と刻む。 左側面には年号。下部に講中貳十二人と刻まれていた。 今回紹介した二基を加えてさいたま市の庚申塔は436基になりました。 HP版もご覧ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.02.20 20:10:18
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