2003年9月議会

(九月議会 一般質問)

1、三〇人規模学級の高学年への実施について
 三〇人規模学級について、長野県では昨年度小学校一年生に導入され、今年はさらに3年生にまでかくだいされ、このことは六月議会でも紹介しましたが、子どもや親、先生たちに大変喜ばれております。
 その後県から高学年への拡大について、市町村が特区をとって実施する提案がありました。市町村長また市町村教育長会議などでの意見を聞く中で、8月25日人件費の一部を財政力指数に応じて市町村に協力してもらいながら、県の事業として行う方向が出されました。これを受けてそれぞれの市町村が今後の方向を決めることになります。

1、「30人規模学級(35人学級)の拡大について教育水準の向上のために必要かつ効 果的な施策である」ということについてその基本となる問題意識を共有しておきたいと思います。
 教育長のお考えと、昨年から実施している学校の現場の声はどのように行政に届いているかお聞きしま す。
2、8月25日の県の提案に対して茅野市としてどのような対応をするか、市への申し入れの中で子ども を犠牲にはしないと聞いてはおりますが、来年度以降の考え方についてお聞きします。


2、乳幼児医療費の就学前までの医療費無料について
 この問題については何回も議会で取り上げてきている課題です。
 今年7月から県の制度が変わり入院については就学前、4歳未満まで無料になっ ています。さらに県の制度に上乗せして、市としては所得制限を付けないで行っ ています。
 このことをお話ししますと、お母さん方は喜びながらも通院も是非無料にして欲 しいと言う言葉が返ってきます。強い要望であることが伺えます。
 昨年度、12議会でも就学前までの乳幼児医療無料について採択されておりま  す。そのこともふまえて質問します。。
 1、7月から実施した入院の就学前までの実施、自動給付方式の状況はどうか。
 2、通院についての就学前までの拡大する考えは?

  3、 高齢者の高額医療費
昨年10月から、それまで医療機関の規模毎に決まっていた定額制が廃止され、定率性になり本人1割負担となりました。そして請求された全額を一反医療機関に支払い、限度額を越えた分について市町村に払い戻しを申請するようになりました。しかし高齢者には十分理解されにくく、本来還付されるはずの金額が還付されないままになっていることが明らかになり、全国的に問題にされ、ニュースでも報道されたとおりです。7月の時点で全国では払い戻しされたものが3割、未申請者は12万人に及び、未払い額は約7億3千万円にものぼるとされています。長野県保険医協会の調べでは 昨年の10月分について、19124人がみ申請、金額にして1340万円 一人あたり6000円以上だそうです。そして未支給額はそのまま2年間申請がなければ債権放棄として国保財政にはいることになります。
税金は一円たりともまけないで支払って貰うわけですので全額償還できるような対策が求められると思います。
 1、10月の導入以来の申請の状況について
  2、各自治体でさまざまな対策をとっていますが、茅野市としてどのような対 策をとってきたのか

4、公共交通機関の充実について
最初に公共交通網について常日頃思っていることを少しお話しいたいと思います。
今の世の中、特に地方では車がなければ生きていけない時代になっています。モータリゼーションの発達による利用者の減と利用者が少なくなればなるほど料金が高くなり、バスは経営が大変苦しい状況になっています。悪循環がすすみ全国的にバス路線の減少が続いています。
これから高齢化が進みます。私たちもいつかは運転ができなくなるわけで、人ごとではありません。
高齢者や学生など交通弱者の足の確保など、市民の移動のけんりを保障することは市の大切な施策であると考えます。
 茅野市の状況を見ると、バス路線、 中央病院と駅、市役所をまわる巡回バス、観光地を回る観光バス、高齢者や障害者のためのビーナちゃんバス、子ども達のためのスクールバスが走っています。 それぞれのが棲み分けをして選択し利用しています。
 私の提案はそれぞれが縦割りで考えるのではなくて、路線バス、ビーナちゃんバス、スクールバスなど総合的に考え、路線や回数の検討、空いている時間の有効利用など、行政、利用者、業者、市民などもはいった協議会などで検討し、公共交通網を充実し、 市民の利便性をはかることはできないかとかんがえたわけです。市長の所見をうかがいます。

   
イに戻ってビーナちゃんバスの充実についてです。昨年12路線に拡大し利用されておりますが、はしっているところを見るとたくさん乗っているときもあるし、カラで走っているときもあります。しかし人数は少なくとも乗っている一人ひとりにとって見れば本当にありがたいわけで乗車人数の多さだけではないと思いますが、もっともっと利用して貰うためには改善が必要なのではないかと思っています。
 
 1、私はさらに利用しやすくするためには週2回に増やしてはどうか。また路線 や料金についても検討する必要がありはしないかと思いますがいかがでしょう  か。 高齢者は体の調子など不安定なことが多く、予定した日に外出できない ときは、週一回では一週間待  たなければならなくなります。
 2、地域福祉推進課のみなさんが全部の路線に乗車実態調査をしたと聞きまし  た。これこそ現場主義だ  と本当に感心しています。御苦労様でした。
 そこで聞いた利用者の声や、実態はどうだったでしょうか。主なことについてお 聞きしたいと思います。 またそれらの声を参考にや関係者が集まって意見を聞 きながら市民とのパートナーシップでよりよいも のにしていく必要があるとお もいますがどうでしょうか。
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