2009年9月広域連合議会一般質問

2009年3月議会一般質問

3番伊藤眞智子です。通告のとおり「障害者福祉計画諏訪圏域ビジョンをどのように進めていくか」質問します。

 障害者福祉計画は基本的には各市町村で策定され、個々のサービスや支援についてはそれぞれの市町村が責任を持って進めているところです。
 障害のある人が地域で生活するためには就労やそのための訓練を受ける場が必要ですし、施設から地域への移行のためには生活の場が必要になります。そのような場を確保するためには施設などの基盤整備が必要不可欠です。高齢者とは違って障害者へのサービスを必要とする人はそれほど多くはありませんし、施設の利用は市町村の枠を超えてお互いに行き来しながら利用しているのが現状です。障害者のサービスの基盤整備については1市町村ではなく圏域での対応が必要な所以です。
 国、県の指針では基盤整備をはかるために圏域単位での計画策定が必要とされました。それを受けて諏訪地域でもこの3月に「諏訪地域障害者福祉自立支援協議会」が療育支援部会、地域移行支援部会、就労支援部会、精神障害者退院支援部会の4つの部会に分かれ検討し、基盤整備の必要性や取り組むべき課題、サービス目標値を含む第2期障害者福祉計画「諏訪圏域ビジョン」を策定しました。
 計画は出来たがいったい誰が責任を持って進めていくのか、又、基盤整備に必要な財源はどうするのか。これが問題であると思います。自立支援協議会は圏域ビジョンの中で「進捗状況の確認と調整の役割を果たしていくとしていますが、「諏訪圏域ビジョン」ですので、広域連合として、6市町村長会において、これをどのように受け止め進めていくのかおたずねします。
 


© Rakuten Group, Inc.