2010年3月議会

私は、2項目について質問いたします。
 初めに介護予防事業についてお尋ねしたいと思います。
 18年に介護保険が改定され、介護給付に加え新たに比較的軽度の認定者のための予防給付と、市町村が行う地域支援事業が創設され、介護予防という概念が導入されました。だれでもなるべく介護保険の世話にならないで、元気で生きていきたいというのが願いです。
 介護予防の考え方は、できるだけ要介護状態になるのを防ぐ、また要介護状態にあってもそれ以上悪化しないようにするということで、考え方としては大変重要なことであるというふうに思います。
 65歳以上の高齢者を健診とあわせた調査を行い、該当しないものを一般高齢者とし、支援が必要で虚弱と認められる高齢者を特定高齢者として把握します。現在は介護保険で地域支援事業として市が四つのエリアの地域包括支援センターで介護予防事業を行っています。
 市が行っている介護予防事業について、次の3点にわたって質問しますのでお願いいたします。
 厚生労働省では、特定高齢者は高齢者全体の5%程度としています。茅野市で介護予防を必要として把握している特定高齢者の数、またそのうちで介護予防事業に参加している利用者はどれくらいあるかお尋ねいたします。
 次に、昨年から行っている老人福祉センター塩壺の湯と三つの事業所で行っている介護予防通所事業の現状についてお尋ねします。
 最後に、市として今後の介護予防事業を、どのように進める方針なのかお尋ねしたいと思います。
 次に、中心市街地活性化と商業振興についてお尋ねいたします。
 中心市街地の活性化については、昨日の吉田議員の質問と重複するところもあると思いますけれどもお願いいたします。
 車社会の進行、郊外型大型店の出店等によって、中心市街地からのスーパーの撤退、商店数の減少によって中心市街地の空洞化が進んでいます。これは茅野市ばかりではなく、全国どこの町にも見られる状況です。
 にぎわいのあるまちづくりを目的にして、中心市街地活性化計画に沿って仲町通線、駅東口区画整理、市民館の建設、大年線、また現在行われている駅西口区画整理事業と、約150億というお金、金額で面整備が進められてきました。果たして目的であるにぎわいはつくり出せたか。昨日市長は、にぎわいのある町になっていないと言明されました。
 きのうの答弁でも、今後宮川茅野、本町について計画があるということであります。今後のためにも今までのまちづくりを検証する必要があるという問題意識での質問であります。
 次の4点にわたって質問しますのでお願いいたします。
 中心市街地の活性化と商業振興について、市長はどのように認識されているでしょうか。商業ビジョンをつくっていくというお話しでしたが、今後の商業振興についての考えをお聞かせください。
 2番目として、今後を見据えるならば、先ほども申しましたけれども、今までのまちづくりについて検証する必要があると思いますので、考えをお尋ねします。
 3番目として、まちづくりに対する市民意識、また商店の実態はどうであるのかということを、市がきちんと把握する必要があるというふうに思いますが、市が把握していることについてお知らせください。
 それから、4番目として、にぎわいのあるまちづくりをするために、今後どのような取り組みを考えているか、直近の御柱祭を商業振興に結びつける仕掛けについてお尋ねしたいと思います。
 以上、答弁よろしくお願いいたします。


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