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映画版での異様なTVCMを先に観ていたので、あの変なのは何なのだろうと思い、とっても期待(心配)してましたが…
京都と京大を舞台にした、さわやかな青春群像でした。 中心になる京大生の登場人物は、素直で普通の主人公男子、コメディイリリーフ男子、モテモテのイケメン男子、マドンナ女子、メガネ女子…と、よく考えると昔から変わらないステレオタイプの組み合わせ。 これに京都の祭りと、オニを使った摩訶不思議な試合や儀式という「味付け」が強烈で、このため、普通の学園ものとは明らかに違う個性的な味わいの作品になってます。 オニの存在が、”京都”のもつイメージによって、単なる恐怖ではなく、彼らと共存しているような雰囲気が独特で面白い。 いがいなところで出てくる「レナウン娘」の歌とダンスが驚きで、思いっきりの良さも青春! (今の人には「レナウン娘」は変な存在なのね。) 同じくアトリエ・ダンカンプロデュースの本屋大賞の舞台、「夜は短し歩けよ乙女」と似た雰囲気があって、若手俳優さんたちのこういう舞台で、単なる青春ものではない、個性的な雰囲気のあるお芝居は好きです。 ちなみに、秋山奈々さんは「仮面ライダー響鬼」の"あきら"役で、芦名星さんは悪役"姫"役でレギュラーでした。 芦名星さんは、方言がチャーミング。 秋山奈々さんは、ステレオタイプのメガネっ娘でしたが、今後は、もっとはじけた活発な役を観たいです。 冒頭、新歓コンパの居酒屋で、実際に舞台上で焼いていたお好み焼のソースがとってもいい匂いだったので、帰りにヨドバシカメラの上にあったお好み焼屋「風月」に行ってしまいました。 左が焼きそばねぎのせ、右がモダン焼き作成中です。 ──────────────────────── アトリエ・ダンカンプロデュース「鴨川ホルモー」 ──────────────────────── 公演日・会場:5/15(金) ~ 6/7(日) 吉祥寺シアター 原作:万城目学(「鹿男あをによし」) 脚本・演出:鄭義信(チョン・ウィシン) 出演:石田卓也/芦名星/中川真吾/秋山奈々 他 ──────────────────────── 原作本: 鴨川ホルモー 鴨川ホルモー ☆ 人気ブログランキングへ ☆↑ランキングに参加してます。↑よろしければ1クリック投票いただけると嬉しいです。m(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.09 01:12:20
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