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老人介護問題の話。
`50年代の話であって、現代とは微妙にニュアンスが違う点もあったかもしれないが、基本的には何も変わっていない。 当時でも、手紙を出しても十数年間返事もくれない兄弟の関係とは、驚かされる。 また、施設も当時は本当にひどい扱いだったらしい。 しかし、現代では、核家族・少子化によって、より深刻になってきている。 今では、家族がいるだけ幸せかもしれないと。 うがった考えでは、子供たちが自分の面倒で争うくらいなら、いないほうが幸せか? 登場人物たちの深刻さに比べると、カトケンさんの老人はユーモラスで人懐こくいい人に見えてしまうのが少し疑問。 (話が重過ぎないように、故意にそうしたのだろうが) 作り方によっては、アラモ砦という名の養護施設との戦いに挑む老人の話として、こっけいにも作れるかなとも思った。 終盤に向けて、もしかしたら話がまとまりそうになる展開(伏線もあって)に、そうなってほしいような気もしながら、そんなうまくいくような安易な話にしてほしくない!とも思って、妙にハラハラどきどきしてしまった。 何より、最後のせりふが重い。 人気ブログランキングへ ☆↑ランキングに参加してます。↑もし少しでも気に入っていただけましたら、1クリック投票いただけると嬉しいです。m(_ _)m ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 脚本:エドマンド・モリス 演出:久世龍之介 出演:加藤健一、西山水木(LaCompagnieAn)、加藤忍、 新井康弘、土屋良太、小椋毅(モダンスイマーズ)、 山下裕子、宇都美由樹、有福正志、金尾哲夫(昴) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.19 20:04:17
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