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本当に少ない推理物戯曲の一本で、2009年1月の博品館劇場上演の再演。
(今年は同じくクリスティー作・浅丘ルリ子主演『検察側の証人』が控えてますが) すでに初演で話は知ってますが鑑賞しました。 クリスティー自ら手がけた、非常にスタンダードな戯曲です。 前作でもポワロを演じていた三波豊和さんは、今回の再演ですっかり板についたようで、まさにはまり役になっています。 小太りな体格、ユーモラスな演技からひっくくひねった通りのいい声まで、ぴったりです。 イメージは、テレビ版ポワロ(演:デビッド・スーシェ/声:熊倉一夫)そのままですが。 ヒロインが初演の山崎美貴さんから貴城けいさんにバトンタッチ。 山崎さんを応援していたので少し残念。貴城さんのほうが派手ですね。 前作に続きジャップ警部役の倉石功さんも、昔からのダンディなイメージのままで演じてます。 初演では、カーテンコールで倉石さんが車椅子の被害者の衣装で登場し、舞台上で変装?をといてジャップ警部に、というサービスがあったのですが、今回は無くて残念。 相棒ヘイスティングスとの(人が死んでいるにしては)明るくて軽すぎるやり取りも、テレビ版でもたまにあったそのままの雰囲気。 (唯一、医師役での安倍さんの演技が、もうひと役の警官との違いを出そうとするあまり、わざとらしくて興ざめでした。) 三波ポワロでクリスティーのほかの作品も観たいです。 人気ブログランキングへ ☆↑ランキングに参加してます。↑もし少しでも気に入っていただけましたら、1クリック投票いただけると嬉しいです。m(_ _)m ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 脚本:アガサ・クリスティー 演出:佐竹修 翻訳:保坂磨理子 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 出演:三波豊和、貴城けい、内海光司、 榛名由梨、倉石功、津田英佑、川口啓史、 大嶋守立、村國守平、牧勢海、安倍康律 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 戯曲:
後年作られた小説版:
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Last updated
2010.10.12 01:22:52
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