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劇38『SADAKO-誕生悲話-』新国立劇場小劇場THE PIT(B3-13)2013/05/12(日)17時東京千秋楽 脚本:鈴木光司!「リング」の恐怖が舞台に…描ききれず、学生運動劇団物語になってた・・・。
Jホラーの原点「リング」の恐怖を、原作小説作者自らの手で書下ろした完全新作。 これまで映画「リング0~バースデイ~」でも単発ドラマ版などでも貞子が劇団に居たことが描かれましたが、 本作では劇団所属時代、学生運動の真っただ中にあったという新たな要素が加えられました。 というより、むしろ鈴木さんは「学生運動」の閉鎖的なグループ内での葛藤を描きたかったようで、 ホラー的恐怖は物語に関係ない冒頭数分(映画テーマ「来る~きっと来る~」が流れる)と クライマックスのみ。 当然ながら、そこを結構期待して観に行ったので、しかも原作者自らの書き下ろしだったので、肩透かしという感じでした。 (ちなみに呪いのビデオはまったく関係なく登場せず、唯一「白紙の手紙に顔が浮かぶ」という者だけで、しかも見てから何日とか期限は一切無関係でした・・・) 人気ブログランキングへ ☆↑ランキングに参加してます。↑もし少しでも気に入っていただけましたら、1クリック投票いただけると嬉しいです。m(_ _)m 「SADAKO-誕生悲話-」 2013/05/03(金) ~ 2013/05/12(日) 会場 新国立劇場 小劇場 THE PIT 出演 町田啓太(劇団EXILE)、小澤雄太(劇団EXILE)、野替愁平(劇団EXILE)、八木将康(劇団EXILE)、長谷部優、天野浩成 脚本 鈴木光司 演出 星田良子 サイト http://www.sadako13.com/ ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
※以下は「お薦めステージ紹介ポータル「CoRich舞台芸術!」beta版」から引用させていただきましたが、上記公式サイトのあらすじとは異なる内容で、おそらくそれ以前の初期のストーリー案だったのでしょう。公式サイトと、実際の芝居にあった学生運動の要素がなく、また実際にはビデオテープが登場しない話になってました。 ・・・ ・・・ ”劇場”という場所には、何かといわくがあるもの。様々な志を持った若者たちが集い、夢や希望、挫折や絶望などの情念が集積していく劇場は、不思議な雰囲気に満ちている。偶然とは思えないような驚くべき出来事も、そこでは数々起こってきた。 集積した人間の念のようなものが何かを起こさせるのか。もしもその中に、普通と異なる特殊な力が含まれていたとしたら……。 1980年代後半、当時20代半ばだった遠山は、劇作家への夢を抱きながら、重森という演出家が主宰し飛ぶ鳥を落とす勢いの「劇団飛翔」で音効担当として在籍していた。そして、遠山と同期には山村貞子という女優志望の新人もいた。遠山より何歳か年下で、不思議な魅力を持った彼女に遠山は密かに惹かれていたが、劇団員の中には人との交流を避けるかのような彼女を気味悪がる者たちもあった。 88年、劇団飛翔はある劇場の杮落とし公演を任される。ところが、急遽主演女優が降板したため若い貞子に白羽の矢が立った。思いがけず初舞台を踏むことになった貞子だが、記念すべき初舞台直前の通し稽古で、出番であるにもかかわらず舞台に出てこられなくなってしまう。その結果、演出家の重森は貞子を役から下ろし、彼女は公演が終わると遠山にも誰にも知らせず劇団を去ってしまった。 それから10年後。遠山は劇団飛翔を退団し、かつて自分たちが杮落としの公演を担った劇場の小屋付き舞台監督になっていた。あるとき、今やマンネリ劇団として人気も凋落してしまった劇団飛翔の公演がその劇場で上演されることになり、遠山は久しぶりに昔の仲間たちと会う。 公演の準備をしていたある日、新聞記者を名乗る吉野という男が劇団飛翔を訪ねてきた。吉野は都市伝説のような話を追いかけており、10年前に劇団から失踪した山村貞子についての情報を探っているという。遠山の彼女への想いは今も変わっていなかった。彼女はどこで何をしているのかと、吉野の話に耳を傾ける遠山たちだったが、その吉野のバッグには、後輩の週刊誌記者がダビングしたという一本のビデオテープが入っていた……。 25年前の劇場で起こった出来事とは何か、そして貞子失踪の真相とは。 遠山と貞子との間にあった絆、そして彼女の真実が現代の観客席で明かされる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.06.07 12:41:11
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