またまた詩だぞ・・・というか、物語の一部??
アイスキャッスル[Ice Castle]ため息混じりに貴方が語るお伽噺が終わりのない夢のように・・・耳元で再生[きこえ]るときおり溢れる 小さな微笑みは悪魔の指先のように 喉元を締め付けて視界さえも奪ってゆく氷ついた城の中の ダンスフロアは青白く光りその真ん中 腰掛けた 貴方の膝上[ひざ]に横たわるふたりが吐き出す 白い息だけが深く交わって火傷しそうな結晶に変わる見上げる天井[そら]に描かれたフレスコ画女神も 天使たちも 助けてくれない気絶しそうな快楽の中貴方の瞳に「絶望」が見えた冷めた口元が微妙に歪んで物語[はなし]は最終章[フィナーレ]を迎える深い闇に金の粉が舞い目が眩んでいるあいだに 口づけを交わす熱いのは肌[カラダ]だけで心は凍えて割れてしまいそうだ・・・