テーマ:海猿。(74)
カテゴリ:ドラマ
たった12分間の家族ってどんな気分なんでしょう?しかも3人一緒にはいられなかったわけですからね・・・。それでもそのことを話す池澤さんの奥さんは幸せそうでしたね。いつも死と隣り合わせの仕事をしている旦那さんと一緒に暮らしているとそういう覚悟が知らず知らずのうちにできてしまうものなんでしょうか?お葬式での奥さんの気丈さもこちらが辛くなるほどでした・・・。それだけに普段冷静で重々しい池澤が遺言として残した名前とそれを考えているときのエピソードが心にしみていく感じがしました。泣きながらそのことを伝える大輔にとっては辛く苦しい作業だったことでしょうね。バディをなくしたのは訓練のときに続いて二度目な訳ですから・・・。短期間に2回も身近な人をなくす気分はきっと人にはいえないものがあるでしょうね。しかも病気ではなく事故ですから。大輔が訓練中でもデート中でも投げやりな態度になる気持ちはよくわかるような気がしました。ただ、大輔にとって救いだったのは船長と下川がいったん呉に帰してくれたことですよね。呉へ戻ってきたときの大輔の笑顔は、池澤の死から始めて見せた無邪気さだったような気がします。呉では布施博とカンナが良かったですよねぇ。布施博に潜水士に戻りたい理由を尋ねたときに「リングから降りようとしている奴には教えたくない。プールサイドに立ってるお前は目障りだ!」といったときの布施博はとても迫力がありました。下川隊長との見えない絆が布施博には残っていたので、引くに引けない状態だったからこそ出た言葉だったんでしょうね。最後に潜水士に復帰できたときに電話で会話していた二人はとてもすがすがしい顔でなんだか見ていてうらやましいくらいでした。布施博の最後の頑張りが大輔の消えかけた情熱にまた火をつけてくれましたね。その前に帰省してきたカンナの言葉も大輔を立ち直らせる素晴らしいきっかけでした。池澤さんが目の病気にもかかわらず大輔を育てるために潜水士をやめなかったことを聴いた大輔にはその話は心の底に染み渡るものがあったでしょうね。とにかく大輔にとって池澤さんは大きな存在だったということなんだろうと思います。池澤の言葉と布施博のおかげで立ち直った大輔は訓練生時代のバディの伊藤淳史と同じように最後の20キロの重石を上げるのに苦労している吉岡を励ますことで完全に元気を取り戻しました。どんな仕事でも辛いことは付き物ですけど、この大きな山を乗り越えた大輔が来週からどんな風に活躍してくれるのかとても楽しみですね。
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