カテゴリ:ドラマ
10年という時間は切ないですね~。ラストシーンのヤス子の決心が見ていてなんだかたまらなくなってきてしまいました。「あの人はまだ10年前に止まったままだ」「私は今を生きている」という二つの台詞のコントラストが見事に10年という歳月を真っ二つにしてくれましたね。それだけに、今を生きているヤス子の決心が10年前で止まったままの哲也の決心を押さえ込んだと考えるべきなんでしょうね。
今日は哲也が大活躍でしたね。前回ラストで菊介があのホームページを作っているところを発見して、理由を問い詰めて外に立たせているのには思いっきり笑ってしまいました。実年齢では武田真治の方が上なだけに本当に笑えます。しかも、ヤス子に「あいつパソコン通信なんかやってやがった」なんて、そんなところにも10年という月日を感じてしまって、いけないんでしょうけど、さらに笑ってしまいましたね。しかも、つなぎっぱなしの電話代のことなんか気にしてたし・・・(笑) ただ、菊介とのやり取りのところは笑いもあったんですが、哲也自身と同じように心に響くものがありました。亜紀が菊介にHPを作った本当の理由を問い詰めたときに「姉ちゃん、一人で抱え込んじゃってる」「前向きに生きてほしい」という言葉を聞いたとき、10年前の姿を知っている哲也はどう思ったんでしょうね。語り合った夢を鮮明に覚えているだけに、ヤス子の夢を実現させてあげようと思ったんじゃないでしょうか?だから、彼は彼女のために走ったんでしょうね。でも、「兄さんって呼んでいいですか?」「兄貴でいいよ・・・」には爆笑してしまいました(爆) 新聞に加藤教授の記事が載ってしまったことで、乗客たちも混乱してましたね。特にベンガルがすごかったです。「10年とは言わない。半年でいいから返してくれ。何でもするって言ったじゃないか!」とヤス子を怒鳴りつける彼の姿は、事実を知った乗客一人ひとりの偽らざる本心だと思いました。リアリティのない話なので、実感がわかないのかもしれないですが、もし実感できたとしたら、みんなベンガルと同じような感想を持ってしまうんでしょうね。誰のせいでもないんですが、「人の人生なんだと思ってるんだ!」という言葉は、見ているこちらの胸に迫るものがあったような気がします。 そんな中で母親と喧嘩中の瑠璃子は、少し投げやりでしたよね。「あの子のピアノが聴きたい!」という母親の願いを聞くこともなく、ぼんやりと過ごす彼女は一体何を考えていたんでしょうか?ヤス子と菊介の喧嘩を見て「私もあんなふうに親子喧嘩がしたい」という彼女の気持ちがなんだか痛々しかったですね。きっと母親の言いなりになってピアノを弾いていたような気持ちだったんでしょうね。ただ、残された時間がわずかと知ってしまったので、それに対する後悔のようなものが彼女に残っていたような気がします。最終回までに親子関係の修復は出来るんでしょうか?それにしても、成海璃子は落ち着いた演技をさせると美しさが際立ちますね。 10年前の夢を変わらずに持ち続けることはやっぱり難しいことなのかもしれないですね。そういえば、僕も10年前はアナウンサーになると言っていたような気が・・・。菊介もヤス子もそれぞれの夢をあきらめてしまったわけですが、10年前から来た人たちからはどう見えたんでしょうか?それでも、将来を生きられることにうらやましさを感じたんでしょうか?そう考えると切ないですよね。ドラマの中で答えは出ませんでしたが、いろいろ考えさせられました。 それにしても、やっとあの子供の母親が会いに来てくれたのが今日の収穫ですね。ただ、そのことで来週はまた波乱が起こりそうです。何が起こるのか、またまた目が離せなくなりそうですね。 人気blogランキングへ 週刊ブログランキング TV Drama★Ranking 週刊ブログ王 ブログランキングに登録してみました。よかったらクリックしてください。宜しくお願いします。 ドラマ日記トップへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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