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いわぴいのドラマ日記

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September 7, 2008
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カテゴリ:ドラマ
 あの天真爛漫な於一がこんなに辛い目にあってしまうなんて・・・。薩摩を離れるときに一体誰が予想したでしょうか?「教科書」の歴史しか知らない僕にとって、薩摩の人々にこれだけの苦悩があったとは及びもつきませんでした。幕府からの征伐に2度も見舞われた長州とはちがい、薩摩は幕末の混乱期も主従が足並みをそろえて乗り切ったものだとばかり思っていましたが、そうではなかったんですね。どんな物事にも生みの苦しみ・裏での駆け引きがあるのだとあらためて感じさせられました。

 幕政改革のために京に向けて薩摩を発した久光以下小松・大久保を中心とした薩摩軍とその事実を全く知らされていなかった天璋院の対照的な様子が印象的でした。家茂と和宮の仲睦まじい姿を微笑ましく見守る彼女の心は徳川の人間としてわが子の幸せを寿ぐ母親そのものであるのに、薩摩の出身であるがゆえに素直に受け入れてもらえない辛さがありありと伝わってきました。

 本寿院からは敵扱いされ、和宮の側近からは都荒らしのような物言いをされ、挙句の果てに最も天璋院に近いはずの滝山でさえもが外様である薩摩が幕政に口を出すことは許せないと言う有様は見ているこちらが辛くなってしまいました。さらには、本当の親子と思えるほど心を通わせていたはずの家茂からも過去の将軍家跡目争いのことを蒸し返されたことは、彼女の心に大きな痛手を負わせたのかもしれませんね。「四面楚歌」という言葉がまさにぴったりの状況でした。

 それだけに天璋院が薩摩ゆかりのものをすべて手放すことで身の潔白の証を立てようとしたのは至極当然のことだったのかもしれません。大奥でしかもはや生きることの出来ない彼女にとって、身内から責められることは死よりも辛いことだったのではないでしょうか?そして、それを目の当たりにした家茂は自分の言葉を恥じ、和宮にも何らかの影響を与えたような気がします。和宮のいつもの無表情さが少し変わったのが大きな証拠でしょう。堀北真希の演技もなかなかのものでしたね。

 代わって薩摩の側も久光の外交手腕の足りない部分や西郷との意思疎通のまずさもあり、上洛が不首尾に終わる恐れが出ていました。有馬新七の突出はまさにそれを危惧して行われたものだったのですね。実際の歴史上の動きは見ることはできませんが、寺田屋で同志を前にして目を閉じて覚悟を決めた的場浩司の表情は本当に命をかけた男の姿を表現していたように思いました。そして、それを言葉ではなく心で感じた久光の姿にも感動してしまいました。新七が残した言葉は帯刀をすくいましたが、それを心眼で見ることができた久光は名君の一人として数えることが出来るのではないでしょうか。あくまで、これが事実ならですが・・・。(西郷さんのほうが好きなので、あまり久光の三方は個人的にはしたくないのも事実です・・・。)

 江戸も薩摩もそれぞれの思いを抱えながら、ついに天璋院と小松帯刀の7年ぶりの再会のときを迎えます。時勢が変わった今、二人がそして日本がどう動くのか、来週も怒涛の展開となりそうです。それにしても、助けられたにもかかわらず薩摩に文句ばかり言っている一橋には心底腹が立ちましたねぇ、ちょっと愚痴ですが・・・。

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最終更新日  September 9, 2008 10:18:37 PM
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