カテゴリ:ドラマ
功一渾身のハヤシライスに要潤の「朝からこんな重たいもんくえるかっ!」の一言はないですよねぇ・・・。聞いた瞬間に爆笑してしまい、妄想係長が始まるまでほとんど笑い続けてしまいました。(笑)やっぱりクドカンの脚本は一筋縄ではいきません。中島美嘉の使い方も今までにない斬新な使い方だったし。やっぱりこのドラマ半端ないレベルのドラマですね。
とはいえこの物語は3人兄弟の幼い日の事件がなければ語ることが出来ません。両親が殺されているのを発見した功一は110番通報して夜中に事情聴取を受けることになります。このときの功一の気持ちを思うとやりきれないですよね。何も知らずに眠っている静奈を今夜だけはそのまま眠らせてあげたいという思いやり、ショックのあまり言葉を発することが出来なくなった泰輔のそばにいてやりたいという優しさがとても痛々しかったです。自分も相当にショックを受けているにもかかわらず、弟妹のために自分ひとりで子供ながらに気を張っている彼が涙を誘いました。まさか15年後にその弟妹に「キモい」とか「怖い」なんていわれるとは思ってなかったでしょうね。(笑)「流星を見に行っていなかったら・・・」という功一の一言がありましたが、はたして一緒に殺されるのと生き残ったこと、どちらが3人にとって幸せだったのかは本当にわかりませんね・・・。 今回は戸田恵梨香の七変化が素晴らしく面白かったですよね。面接で落ち続けた挙句に化粧会社で派手メイクをされて兄貴にも気付かれないなんてまさに不幸のどん底ですよね。そこに追い討ちをかけた「ナエル川」という功一のギャグ・・・。泰輔と静奈の時間が止まってしまいました。僕の中では大爆笑でしたが・・・。(爆) でも、そこで交わされている会話はやっぱり泥臭いものでしたよね。たまたま泰輔のバイト先に来ていた静奈の元上司の高山をはめて金を踏んだくる作戦を功一に立ててもらおうと言うことだったわけですから。功一が常識人で一度は二人を追い返していたから良かったものの、後ろで寝ていた中島美嘉に作戦を聞かれていたら本当にやばいことになっていたんじゃないでしょうか? 警察からは未確認情報の確認を求められて、3人は警察の力を借りずに自分たちでその人間を探そうと躍起になっていましたが、結局思ったとおり人違いでしたしね。あのときの3人の気持ちってどんなものだったんでしょうか?普段常識人の功一が両親を殺されたコトだけについては自分たちで犯人を殺すことに執着するのが事件の根深さを感じさせました。泰輔と静奈は早く遺族から抜け出したいと言う気持ちでいるだけで、このときまでは確実に親殺しを自分たちで実行しようという気持ちはなかったような気がします。 結局は兄貴として一番両親と長い時間を過ごした功一がその恨みを晴らすという執念を実らせるためにすべてを利用しているだけなのかもしれませんね。ハヤシライスの味にしても教わったのは功一だけですから・・・。久しぶりに隠れている柏原に見守られながらハヤシライスを作っているときの功一は本当に幸せそうでした。その幸せな時間を奪われた功一が犯人殺しを誓ったとしても不思議ではありません。そして、泰輔と静奈の恨みを晴らすための作戦を功一が立てているのはいざというときのために二人を逃がさないための手段にしているようにも思えてしまったんですよね。 それでも3人で父親の味であるハヤシライスを食べているときの幸せを何とか取り戻してほしいと視聴者としては思ってしまいます。事件としては高山をどうやってはめていくか気になるところですが、柏原は3人の犯行にいつ気付くのか、そして彼らの復讐は果たされるのか、今後の展開がさらに面白くなっていきそうです。来週からも楽しみですね! 人気blogランキングへ 週刊ブログランキング TV Drama★Ranking 週刊ブログ王 ブログランキングに登録してみました。よかったらクリックしてください。宜しくお願いします。 ドラマ日記トップへ 流星の絆/原作本 白夜行 DVD-BOX お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 25, 2008 09:34:36 AM
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