野良猫の糞対策

野良猫の糞対策

柑橘類の香りを嫌うので、みかんなどの皮で予防できます。1.効果2.植物への影響

3.近所の飼い猫への影響4.虫への影響5.野鳥への影響をご紹介します。

1.効果

糞を取り除き、みかんの皮を乾燥させて細かくちぎったものをまきました。

その日から糞がなくなりました。1ヶ月ほどで効果が薄れるので、

そのたびに追加しました。冬の間にたくさん作り、瓶で保存しています。

しばらく続けると、「みかん怪人」のなわばりには寄り付かなくなりました。

今は花壇を掘り返したときだけまいています。

2.植物への影響

梅雨時には、皮にカビが生えましたが、植物は元気でした。また、

これがいい有機肥料となったようで、土質がよくなり、粘土層がなくなりました。

3.近所の飼い猫への影響

野良猫だけでなく、近所の飼い猫たちからも非常に嫌われました。顔を見ればすっ飛んで逃げ、

うっかりはちあわせしようものなら、シャーとうなります。

知らない人が見たらいじめているとしか思えないでしょう。幸い、

飼い主の方にお目にかかる機会があり、ちょっとお話したら、

それを見てようやく少し安心したのか、うっとうしそうな顔をするだけで

許してくれるようになりました。それでもまだ怖いらしく、

「みかん怪人」の家の前を通るときだけはうなだれてしっぽを垂らし、

道の反対側の塀に体をこすりつけるようにして、なるべく離れてとぼとぼ歩いています。

その姿を見ると、かわいそうを通り越して吹き出してしまいそうになります。

誤解の解ける日は来るのでしょうか。

4.虫への影響

みかんの皮がいい有機物だったため、土中の虫が増えました。コガネムシの幼虫が

これを食べて育ったようです。土中に有機物が少ないときは植物の根を食べてしまいますが、

主食は枯葉などなので、そっとしておいてやりました。

5.野鳥への影響

野良猫が来なくなったら、野鳥が増えました。かわいいのですが、悪さもします。

種まきをすれば、ほじくって食べ、小さな芽はついばみ、砂浴びをして花壇を

穴ぼこだらけにすることもあります。そのかわり、イモムシ類などを食べてくれるし、

「砂浴び場」造りのお駄賃として小枝をくれます。腹が立つことよりも、

その愛らしい姿に癒されることのほうが多いです。