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カテゴリ:エッセイ 後書き お知らせ
「聖杯の探求-キリストと神霊世界」
が印刷準備に入りました。刊行予定をずるずる繰り下げて まいりましたが、ついに来月上旬には出来上がることにな りました。 皆様どうぞよろしくお願いします m(__)m さてこの『聖杯の探求』西川さんから翻訳原稿を頂い たのが、去年の復活祭ごろ。 それから約1年、ひたすら読んでは、休み、瞑想し、 読んでは休み、ワーグナーを引っ張り出しし、聖杯って なに?という自問自答が続きました。 まだ思考途中ですが、私が思うに、人間が浄化され、エ ーテル体が匂い立つような香しさを伴って変容し、アス トラル体が霊光を受けて輝き始める時、そこに聖杯が出 現するのでは・・?と。 そんなことを考えながら編集していました。 聖なる女性性に跪く騎士のイメージも伴いました。 しかし、ここまで女性性が日常的に踏みにじられる世の中 になってしまったとは・・・騎士なんてどこにいるのだ! スパムメールのエロエロメッセージにも、日々の犯罪速報 にも、性の浄化、性の聖性は望みようもなく、汚され壊され する神聖さの百花繚乱。どうみたってこりゃあ悪魔の所業です。 私が言いたいのは女性の権利ということではなく、女性で あることの神聖さに、犯罪者たちよ気づけよということです。 たしかナルニア国物語のC.S.ルイスが書いていましたが、 どのように(マッチョな)男性であれ、キリストの御前に おいては並べて女性的といえるのだと。 性別問わず、人間の魂は深化すればするほど聖なる女性性に 向かうのではないでしょうか? セクシャルマイノリティーの方々の繊細さは、ある種将来の 先取りなのでは・・・? まあまだまだ、模索は続きます。模索の続きを書きたいです。 下記は目次、そして冒頭の辞です。 人智学によるキリスト認識 キリスト精神は宗教を超える 聖杯の探求-キリストと神霊世界 1 グノーシス 2 女予言者たち 3 ナタン系イエス 4 ユダヤ民族 5 聖杯の騎士パルツィヴァル 6 天空の聖杯 解説・あとがき~西川隆範 聖杯伝説 シュタイナー人智学における聖杯 シュタイナーのキリスト観 人類史 神霊世界 「聖杯の探求 -キリストと神霊世界」について **** シュタイナーは、キリストが「東洋の地下で活動する」、 聖杯が「地球のあらゆる 神々を照らす」と、この講義で述べています。 東洋文化・日本文化の深みに目を向ければ、そこにも、あら ゆる宗教を超えるキリスト精神の働きを見ることができます。 東洋では、聖杯は蓮華上の宝珠、蓮華上の日輪として、 霊光を発し続けています。 (訳者あとがきより) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/06/29 08:15:31 AM
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