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詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう~

詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう~

オ意ロートレアモン3

 ・・・それからどれくらい経ったのか、思い出せないんだけどね、訓令と教書との荘厳を介し
                                             したく
て、私たちは『縦にボタンのついた長い司祭平服』(剃髪した頭頂)を見た。 贄卓の階段を

。・・死の床で。「神はわれらの救いである!」――でも神は一言も喋らなかった。だから、

私は毛細管を通じて投げ出される“だれたその眼”を、人生の終わりに見たくない、と思っ

た・・人びとのくちびるの動きは見えても、たとえ御心がわかっても、天の意志がどのように

暗誦され、歌われるとしても!・・埋葬するべきは司祭だ。『嵐の海の波』・・ああそうだ、す

ぐに、ひどい眠気が私を山の頂上に佇立させる。あなたは郊外や豊かな町々の信者達の間か

ら尋ね難い神慮を身近にした――でも私は死にたい・・ああ、眠りたい!目が“メガトン”に

なったり“目がテン”になったりしながら、・・・フラストレーションの炸裂だ!・・おいおい、

ジジイおまえは棺の中に横たわりながら、ばびゅん、と弩みたいに跳ね起きる。ゴム!・・あ

あ、完了だ。知っている・・でも『恵みに――期待してない』(あなたも、)さてここに見え

まするは昧爽なる骨のこって煙になる扉のありまして、・・無邪気な説教者の結末たるや惨い

もの、――埋葬する枯れ葉。ああ、タイプライタアな風。「一体、・・あなたは誰なんですか

。誰も容易に近付こうとしない、あなた様は!・・」(鬣狗よ、)・・そうだ、ハイエナだ。わ

たしより崇高に充ちている簡単な説明書だ。【私の顔はハイエナ】――びっしりと細かい文

字は必要がない鱗でありながら法律を網羅するという意味できれいで、見やすい。人を騙す

のと大差なく!・・人びとを導いた、青春だ!春だ!――忙しい彼等は面喰い、戸惑い、「労

働」を知らない司祭のために人びとは過労死した・・!(痛みや恐怖が・・ブランド物!人生は

一点物!・・「有効に利用すべき!」)それは死ねということですかい、ジジイ!・・楽して椅

子にすわって、人情味にあふれた人物を装う、枯れた、すでにもの悲しい吹雪に似た人よ!

――あなたが近付くと・・つい目が覚める。『悪夢』(card)・・伏せられているカードを読み

取ろうとする占い師。サビアンカードの34枚目。あなたはまだ人間になりきれていない進

化途上の動物と変わりありません。そうですやい!・・ワタシはしかし、あの男を内心とても

懼れていた。清浄にして高潔な人格・・あらゆる光輝と栄光をもって新世界に昇臨せんとした

「偉大なるKAMOME(を、)」――長老にして!・・温情家!そしてまたすぐに、風のよ

うに人と人の相容れない悲しみを歌う。悲しげな口笛が彼ならそれも信じられただろう!・・

「ロートレアモン・・少年は夢見た。罪を瞑想することを。・・次に集団の根本的差異を論じ、

性別による差別を!肌の色を!――浅薄なる平等にして、個人を生かしきれない無能な組織

。利害関係に巣くう甘い汁。人間を根本から愛ですくいあげようとしないシステムの、さら

に個人が堕落を許容してしまう悪!・・」(人類は存在しますか?)――でもそれはすぐに消

えてなくなり、一瞬の幻想のように過去!・・ただ数世紀の間、横たわっている服従と奴隷の

足跡が・・歴史の一齣がそういう幻想を生んだのだ。冬の夜の最後の苦しみのように、食料が

尽きはて!・・服は汚れ、家すらもなくした人にイエスとは何だ!宗教とは何だ!――このむ

ごい!・・むごすぎる人の悲しみを忍耐と不断の努力以上の熱をおびた声で、運動へと導くも

のは何だ!・・愛しかしそれすら死へのせっかちな飛び込み台。「世界中が、・・翼の骨」のよ

うに、――私をリードしている。私はイジドール・リュシアン・デュカス。・・私は!ただ人

間の悪の温床・・奇異なる草木を徒らに連想せしむる本質を、「秘密」(delicate)を暴きた

かった!・・多くの霊は語る、おお!釈放されよう・・「一人の兄弟がいる。彼は・・眼が見えな

い。でもその彼の行動が私の指針だ!航海地図となろう!・・指せ!羅針盤よ・・」再び楽しむ

ことができるのは死後だと彼は言う。鷲、渡り烏、不滅のペリカン、野生の鴨。[さあ、U

FOキャッチャーの始まりだ!](硬貨を入れて下さい)カシュカシュっと入れて、クレー

ンをいざやいざやと動かせば、沁みる、寒さ!――知識階級中に発見せらるる・・帳簿、上か

ら下を見下ろす数字。眼鏡をつけても視力の意味がまだ矯正されていない支配者ども!クレ

ーン・・ああ羊の鳴き声か、それとも夜の部屋で夢中で腰振る鹿の声!――眼を覚ますと、旅

行の景色でも見るように、雷鳴が轟いていて空がカラフルな色で地上を打ちつける鞭となっ

た。亡霊たちは満足する・・呪われろ!呪われろ!――でも、経験を書いた「番人」は、地球

の蒼さを歌うスピリチュアリティ。でも蝮を見ろ、ヒキガエルの大きな眼を見ろ・・さあ虎に

なれるか。弓を受けても倒れない弁慶象の怒り狂った暴走列車を止められるか!しかし海に

はジンベイザメ。ハンマーヘッド、その模様、歯はシールにすぎず刃で、それで!いますぐ

!ポーラーという織物。ああ・・これはどういう通知なんだろう。【自然の法則】(オートマ

ティスム)・・私は震え、司祭のうなり声に囲繞されている。もはや逃げる場所はない。だか

ら――地面に頭を突っ込む、井戸に・・あるいは石という地獄に。「はい、・・人は動物です。

生来の残酷さが肉であり、あなたの意識を凌駕し、――常に進化を本能的なレヴェルで処理

しようとします。残酷さをクリアするには情念の依存から離れなければいけません・・白い祭

服のかかっている衣裳棚の埃を払いなさい!・・そうしないなら、苦行を説くのはおやめなさ

い、あなたの非力さを呪いなさい!・・あなたが悪だ!・・さあ平伏せ嘘つきのピエロよ、世の

神よりも神である私の前に跪け!ケツを出せ!・・犯してくれようぞ!・・・」(レ イプですっ

て・・性 的暴行?)・・あなたは善良ではなく、悪だ!――各自の好む職業に従事できるよう

にあなたは取り払ったか。人が困っているのを常に身近な問題として捉えたか。無分別の罪

悪よ、(法律上の、)ことでない! (道徳・宗教上の)のことでない――私怨の復讐などと

は笑止千万!こいつにクビキリかハラキリの祝福を与えたまえな神よ!・・オートマティスム

(に、)慄え!顫えながらハレー彗星が来る。血まみれの空白のように【日蝕】も来る・・何

か新しいことが起きる時に人は動物さながらの態度を示す原始帰りの状態だ。・・ハリケーン

よ、複雑巨大機械駆動の暗雲から、オイルが・・血の雨が!・・でも恐れるな子供たちに私は呪

いをかけない。水天髣髴の遠方・・自発的な悪の場面が描かれるとしても!・・悪魔は圧倒的多

数にして、その殆どが人の魔!さらに言うなれば人自身の先天的あるいは後天的な魔!――

ひねくれた人びとが冗談口を言うのも悪!正義を口にするのも悪!・・何処へもゆけないのに

、それでもまだ自己の運命を順当ではなく妥当な方向へと指導すべく自由を謳う!・・鉱山よ

、やさしく自分に助勢してくれ。その方向に歩いたなら、必ずしも難解晦渋にはなるまい。

知識階級の読み物とはなるまい。文学!・・そしてそれは文字から心象を――あなた自身のぬ

ぐいきれない悲しみを充たすためにここにある!そしてそれは現実直視のもの!相互作用に

おいて致命的な真実の暴露!・・マルクスだってそうだったじゃありやせんか!・・「イエスだ

って!あの気取りきった哲学者どもだって!」――類似性のマリオとルイージ・・カタツムリ

のように首を伸ばしたら【勇気凛々】にスピーカーが・・徐々に頭が覚醒して高度な分類を可

能にします。戦え!・・突然白羽の矢のようにきた感電感覚は、彼等の臆病な顔が物語ってる

。短命の何を恐れる!・・情熱の行き先で斃れることを何故に恐れる!『君・・』(あなたよ、

)最もおそろしい情熱の火で「疲労」(ガンバリ杉)が生まれるとしても、しかめっ面よ、

分解せよ!焼けおちぬ間に!・・いまや彼等にとって巨大なバネの両方のような生と死。海と

山。呪う!・・呪うも地獄なら失恋したようであるぞ!・・彼等はすぐに私を認識した、1868年

に、彼の名を後世に残すこととなる『マルドロールの歌・第一歌』を匿名で出版した。ああ

、今すぐオスを満たすのだ、その為に地球という一個のケダモノが奇妙な叫びをとどろかせ

ておるぞい。・・はあはあ、相互憎悪とでもいうべきものが!・・プロパガンダ的共通の敵にな

って、それでもそこに意識を幽閉されないで、――普遍的な同意!たとえば婚姻!・・真面目

であろうとする私を持ち上げる風は、強い!迅い!・・月まで蒼褪めて幽霊の入江のごとき!

ああ、裏切りを恐れている私は徐々にお前等の眼が澱み!濁り!・・ああ時の証人とばかりに

自分の歴史をまだ主人公として生きている!(所詮多くの人も、自尊心から立ち去れないよ

うだ・・)「それでも・・」それでも――もう一度、情熱の結果を知る勇気があるか。完全に満

たされて足ることに感謝するか!キクガシラのコウモリよ・・そのもやもやした夜の闇の翼の

動きが私を目覚めせる!繭のように・・眉!そして――鼻・・馬蹄形の尾根がトッピングされ、

ああ、確かに――確かにそうだ私は一時的な病気!熱狂する病気!・・生活に戻ればうんざり

する。でも煽動とは何だ・・はるかに人らしく生きる理想とは何だ!『君よ・・』(あなたよ、

)この仮定に立ち返り、現実から虚構へとゾッと身顫いする迷信とでもなり、あなたが私の

所へ来た理由を明かそう!・・目の前に何がいる・・おお!ひ、ひ、蛭だ!


     ――――――


  テーブルの上の洋燈が椅子に座った家族の顔を浮かべている。
  それは普通の家族だ・・主要な社会グループ、家系、社会構成的一単位。



 ―私の息子はねえ、この椅子の上にあった鋏を取りに行く。

 ―でも彼らは、母親ではない。・・(だから、ここにはない、と気付く)

 ―他の部屋に、鋏を取りに行く・・夜のことだから、九時過ぎの手紙を書くのに適した時間

だから、印象深く、その時のことを覚えている。我々が作った私の甘い『答え』は、あなた

をして二度目に生まれ変わっても子供を持ちたいと誓わせる。・・それがあなたの老後をサポ

ートするだろう。愛は真に偉大な贈り物と言えるだろうか?

 ―私は彼女“母親のこと”・・を忘れてはいない。そして、心の中に棲んでいる神が、続く

。お前よ・・お前は地球上でその不平に眼を向けるではない。毎日我々には違う利益が生まれ

・・、すべては神の配慮によって『祝福』が生まれている。そして、おお!・・わたし達の島は

、すべての慈悲深い恵みを持っている。

 ―そして、彼の父親の男らしい特質・・と・・・。

 ―やがて私は、・・母の鋏を見つけた!・・ついに発見した。


  やがて、・・僕は仕事に戻った・・でも誰かが玄関に現れる。いくつかの見過ごしていた場
   面が、この眼を伝って、ある場面を探している。



 ―やがて新しい人生を祝っての・・しめやかなパーティーが始まるだろう。もちろん、これ

よりも、ずっと恵まれない多くの人々がいる。でも僕たちは愛されている、・・たとえようも

なく。徒歩。ゆっくりと歩いてきた・・僕のいる家族。でもこの平和な家庭に、僕の場所はな

い。(アンチーヒーローだから?・・ヒールだから?)

 
  でもいつか僕も引退するんだろうなあ――シェイクスピアみたいに。
   田舎の村へでも引っ越して、隠遁者となるんだ。


 
 ―僕はこれからどのようになるのかわからないけれど、・・軍神だね!ああ、知将だね!

・・・哲学の旅といえそうな心の中の戦いに、従事する人間。そして魂は懸念する。僕の雰囲気

はどんどん重くなる。(もちろん、影を鋏で切れたら苦労はしないってね・・)

 ―女性は、いま・・僕と同じ気持ちでいるだろうか。僕はいくつかの不幸が、不適当な、し

かし一般的な“災厄・・最悪”という形で来ることに震えたろう。だから・・ね――僕たちは進

んで信心深くなって神を信じよう。神がいる世界を創造しよう。・・それが最後の望みだ。そ

してその望みは、僕にしかできない!

 ―でも・・母は、それに対して息をすることはできない。僕の仕事に反対してる。頭痛のタ

ネだ。どうして自ら進んで偽悪の道、露悪的なことをするのか、と・・。

 ―あなたも息子ならわかるだろう、・・私は酢だ!・・・そして額は寺院のように濡れる。

 ―まあ、ナイスです、母。はは・・。


  でもね、考えてみてごらん、彼が疲れ果て、彼が椅子の後ろにもたれかかって、
   身体を休めている場面を。それがあなたの望む神の愛だろうか・・。



 ―お母さん、・・何かが僕の中で変わっちゃったんです。もう、よい息子にはなれない。善

人のふりもできない・・僕はいま、任意の概念のなかで、世界中を家族にしたいと思ってる。

 ―あなたは生きるのが薄い!・・人生は悲惨なイヴェント事業直結墓の穴!いわば・・絶望の

湖が涙で出来ているというようなもの。殊にこんな夜は終わりさえ来ない・・!


  母は不幸だったわけではないけれど、思いやりのある優しい心を持ってる。
  でも、僕は痛烈な痛覚で、走りだすんだ・・長い時間、金切り声をあげてる母を。



 ―ああぼうや!・・どうしてだい!

 ―ああお母さん!・・僕も怖い!・・でも・・・でも――。

 ―もし困ったことがあったらすぐに教えるんだよ・・ああ主よ!息子を守りたまえ!

 ―お母さん、・・僕は苦しみません。(たとえそれが、真実ではなかったとしても!)

 
  父親は驚いているけれど、・・それで何か言うわけではない。
  ただこの甲高い叫び声と共に、何かをそっと、思い出す男だと僕は考えてる。



 ―でも叫んでいると、星のない夜が雨によって生まれたかのような静寂だということに気

付く。時々・・聞き入ってしまう。それが叫びを聞く条件なんだと思う。でもそれは違う街か

ら風によって運ばれてきて、三つ目の離れた仲間のもとへとこの唸り声を聞く。それらはき

っと、この近くじゃない。近くではない。――でも誰かが叫んでいる。それを知ることが出

来る。夜の闇の中で・・幻聴といわれるものだとしても。それが霊能力だとか、超能力と呼ば

れるものだとは思わない。生きる知恵・・いわば生きることの折り合いだと思う。僕は真実の

自分が誰なのかは知らないし、どういう者なのかも知らないが、・・きっと多くの時間は螺旋

上の階段のように存在していて、古い絵だけど、あのバベルの絵みたいに、・・存在していて

、お母さんは続ける。不幸でどん底の話。いまでは、僕の友人への見方を虫眼鏡させる、望

遠鏡させる、“乱れ――乱れて眠る”・・ある人の不幸は――。


  僕はもっと激烈な痛みなんだ!と思う・・時もある。
  でもそれがどういう種類なのか、踏み分け難い人の心の森へと入ってゆく――。



 ―ともあれ、彼は誕生した。・・それは僕かも知れないけど・・その胸は意気揚々として、推

進するべき運動に携わる。この国の災害のようでもあるけど、神のよき行いだ。それは国か

ら国へとバトンタッチする。以心伝心する。でも・・何処でも嫌だろう、その叫びは。だって

子供の頃から独創的な狂気の中で、僕は育まれてた。圧倒され・・象という形を持ったもので

はない、重力にやられそうだった。他の人は自分自身が恥ずかしいのだ、きっと!・・それを

認めるのが。極端に残酷な話のように、本能的な嗅覚で。でもその叫びがあがったら、僕は

こう考える。その叫んだ人の両親は悲しみで濡れて死ぬだろう!と・・それは彼の舌鋒や!し

その行動力のやむなき負傷者たちの心を夜へと惑わせるだろう。それこそ叫び声の邪悪さの

明確な証拠だと思っていたのに、・・彼は、彼の人生の残りを慰めてしまう。それどころか、

周囲までも納得させてしまう。彼の若さを同情を売るのにうってつけだ。そしてロートレア

モンという名前はブランドだ!と主張する者もいるが、・・次の時代には、彼自身が生まれか

わっているだろう。そんな名前は知らない、吸血鬼とは俺のことだ!と・・。


  人は色んなことを忘れてゆく生き物だ・・機に臨み変に応じて、
  どんなに正しいことも否定される。万民の相戦うころを禁じ、
  芸術という文化さえも忌避する。



 ―でも叫び声の主は知ってる。夜だからと言って・・一時停止したり、休憩できるものでは

ない!と・・畏ろしい悪夢は、口や耳を覆う、時には枕もとに亡霊となりて、ぼたぼたと血の

噴水をし、・・多くの人の顔を青ざめさせる。時間は緩速する・・時には宇宙が滅びないという

執拗な持続性の中で“止血”できるとしても、戦いは終わらない。内攻は終わらない。まだ

生きている――たとえば僕のニックネームが。それはまだ恐ろしい、そしてどんな声で優し

く未知の力によって人らしく、あるいは人よりずっと人らしく生かされる羽目になるのか!

だ・・意志に反する強制的な植民地の煽りみたいに。ああいくつあっても、窓は曇る。愛でさ

え減少を余儀なくされる。神秘的な過去・・経験は、たとえばその夜の過去にうずもれていた

犯罪を悔い改めさせようとする。それは一致で、蛙の鳴き声なんかは誰かの死を映している

と思う。しかし多くは古いサタンだ!・・拷問によって、計り知れない誇りに気付かされる。

ぼやぼやするな!・・僕だって、きっと彼だって神に会いたい――。


  雨降りの夜の空のように、静かであたたかな声を思った。
  感謝しよう・・お互いが見つめ合えない、そこに・・・人生はあるだろうか?


 ―私の息子は・・浜辺から潮が引いたあとの小石や魚がいい、と言う。・・・人生は例外的な

信頼で成立している。もし彼等が当たり前のことを当たり前にするだけで、足跡をつくれる

なら、苦労はしない。自然な声は、どんな果物よりも熟れる。――でもあなた達は違う、彼

が若いから可哀想だと言う。でもそんなことを言えば、自尊心が傷付く。あなたはあなたに

する言い訳を・・私は息子にしたことがない。

 ―あなたはエドワード・トーマスのことを話す、そしてあなこれまでにその男を模倣する

文化だと答えた。ヴィヨンも・・たとえばエドワードで始まるイングランドの王達も。

 ―子供たちがあなたに神聖な約束を感じてる・・私はそうだった。ひょんなことがきっかけ

で、その名を知り、その詩を読んだ。何処の誰か全然わからなかったが!・・でもそこに値が

ある。人は必ずしも正当な評価を下すわけではない。もしそれが編み目につまった愛情とい

う毛糸の帽子なら、最愛の母親が、あなたのために一日を使う・・読む――そしてあなたに時

間を借りたと言う。そして同じように僕は、その男の真似をしないと約束しよう!
 
 ―それは素晴らしい!ですが・・私の息子よ、彼の母親は何に従うのでしょう?


  隙間について考える。本棚、部屋、壁と壁、脳、――
  そこに裸足があると考えるのは自然だし、また、両肩が下りるのも足裏だ。



 ―女よ、あなたは“母という職業”を終えたか?・・

 ―いいえ、また延長された。裁縫のように。あなたのシャツにいくつかの穴を見つけてし

まい、・・あなたの顔を思うのだ。紐を手繰るのだ――。

 ―私は、私のこの章が開始されながらにして永遠に終わらないだろう、と思ってる。それ

は解けない内の世紀といえるもので、事件が到るところで起きようと・・人の子なら、ランプ

をともした時から蝋燭のこよりを見ているものだ。職人を憶うものだ。――たとえそこにも

う殆ど油が残っていなかろうと、それぞれの人の親が自分の仕事を成し遂げようとした。縁

の下で・・たとえその子に伝わらなくてもいい!と思いながら――。


  子供はある日!叫ぶ・・家があるのは!ごはんがあるのは!
  靴があるのは!ズボンがあるのは!・・そして血縁に寄り添った糸があるのは・・・



 ―神は追放した楽園から我々を。何処にも住むことはできないと決め付けた!

 ―そうだ・・我々は牧草地に住めても草原に棲めば肉食獣に人生木端微塵!・・将来が何処か

へと放射する時に矢になる。嫌にもなるけど、天使よ!朝から晩まで・・僕の所へ来てほしい

。僕は仕事しない。だって僕の美しい宮殿は豪華絢爛で贅をつくし、銀の壁、金の列、ダイ

ヤモンドの扉で――さながら遊園地のような具合で構築されてる。好きな時に天上の音楽だ

。・・でもそれが嘘をつけば、祈る。毎日は複雑な回転の仕方をする車輪のようだ。・・それは

凸凹道が教えてくれる。朝陽が射せば、そのルートが見えなくなるが、喜びに満ちた雲雀な

らひそかにそれを垂らすだろう・・凄絶な赤!ひとつひとつに目覚めてゆく信頼する心持で!

――母はもう息子の叫び声を聞かない。その理由は未来にある、と気付いたからだ。あなた

は空気中で喉笛にからみつく不幸の素を考える。そしてそれがベッドに根を生えさせる。し

かし・・しかしだ!暗黒の深奥を抜けて、あなたはもっとも薫り高い花のエッセンスとなり、

あなたは心地よい!快い!・・その雰囲気の中で常に包まれたいと考える。そうだ、もっとや

わらかく淡くなればいい。僕はそんな家庭のカーペットの上を歩く。

 ―僕は心と身体がリラックスしているのを感じる。心の高熱も下がったほどに!・・しかし

僕の足首上の筋肉は母親のためにあるだろう。それはちょうど、・・睡眠不足になったあなた

が過労で倒れたことと一致する。針を落とした、あなた!・・あなたの指がこんなに堅いなん

て想像したことがなかった。ああ、もう僕には何も言えない・・

 ―ああ!・・あなたの人生の裕福さではなく、幸福を祈る!・・ゆえに僕はあなたに魔法の指

輪を与える。ピーターパンが飛ぶ秘密を・・それがルビーなら林檎になるほどに、知性はお伽

噺の王子のように、見えなくなっていたでしょう。・・僕は大人に!

 ―私の傍に、私は事務作業があると思っているのに“本物の愛”をというだけで結びつく

胡散臭さを否定してる。日常の保護という箱の中に、あなたは腕をいれ、・・ついでに注射器

でも入れるべきだ。みんな美味しいメシを喰いたい、いい服を着たい・・何処かまだ知らない

ところへ生きたい。そうだ、日常を保護するのは経済力だ、お伽噺ではない。

 ―自然がもしロートレアモンを生んでいるなら、通常の位置をゼロ目盛とすればいい。

ああ、君は若い魔術師だった。そして時を経て“行方”というものが再びあらわれてくる。

・・私はあなたは愛した。私はあなたを幸せにすることを目指している。

 ―でもロートレアモン、お願いだからあっちへ行ってくれないか。肩が怒っているのがわ

からないか。さあ!あっちへ行け!・・ほうら骨だ!ちゃんと取って来るんだぞ!

 ―(ロートレアモンの多重性、)でも、子供の頃の夢にゆらゆらしながら、眠っている点

と該当しないのが不思議だ。あれこそ瞑想だ。一般的な祈りだ。・・無責任なことを言うよう

だけど、僕が生まれた時から、あなたの服はエプロンとなり、これまで椅子の上にあった、

あなたの服は源の眩暈の前で急速な闇に変化した。・・膝の上であなた!宇宙の主になったク

リエイターはそんなことを知らず、批評家に話すんだ。『僕の服を着るのはマダムだけさ』

『しょうがないさ、・・ゲスな大衆は金がないうえ、品性もないんだ』――と、こんな会話を

してる。でもゲスなのはいうまでもなく、ヒップホップ的なお前等の会話のことだ。負け犬

の遠吠えだとしてもね・・エプロンは美しい!――最小だけど、無尽蔵の良さだよ。

 ―クリスタルクリアストリーム、光は何処で生まれたか、・・あなたは卑小なので、小さな

破片数千となったかも知れない。青と銀を愛してない!――生活と職人を。だから多くの人

たちは女性化する!パッパラパーの女性に・・いい服を着る、映画の試写会へ行く。地表数十

メートルのところで婚活する。海外旅行へ行く。わけのわからないくらい高いブランド物が

必要だ。そして他人と比較しながら、彼女たちはもうインドの僧で詐欺られることよりも、

またイエスよりも!佛陀よりも悟っちゃった!・・ああ、便秘だ。しょうがない、これからち

ょっと男をバーで釣りに行くか。とりあえず英会話教室行くか、フランス語なんてわざわざ

読むより英語の方がいいよね。全身マッサージ!・・それにしてもなんで彼女たち、英語をイ

ギリス語と言いたがるのか、その発想がよくわからないよ、まあ、妄想だけどね。エルドラ

ド!・・ちょっとこれからゴルフセンターで打ちまくってくるか、まくわうり!・・そして思っ

た、美しくてどうしようもない馬鹿!・・網の中の蜘蛛でさえ、自分自身を惹き付けるために

嘘の演出をしているのに、表面大理石でニュヨークの顔をしてる!ああさらにより洗練させ

たミューズときたら、ハリウッドという貼り札を背中にぺたっとシールするものさ!

 
  小石たちはいつでも、自分たちのことをよく考えるものだ。
  自分自身を非難するように、良心を批難せよ、と言っても意味がわかるまい。
  ・・それどころか、批准ですか、と意味解らずに使うのだろう。
  穏やかな母、あなたは黒い猫の爪がまだ鎖のようにあるのですか?



 ―女優が造り物だという偉大さに圧倒されるなら、感じよう、あなたの脚線美は発明の母

である!と・・ロックとかイタリアンなんか近頃どうでもいい、でも横柄な態度で想像するた

びちょっとゾッとするよね!・・軽蔑の唾液!むせちまえ吐瀉物!もえちまえ!蜃気楼――ほ

んと拒否したいアメリカ映画みたいなウソのセクス!・・おれさ、ポルノとか春画でもいいけ

ど、ああいう方がまだましだと思うよ。偉大な詩人の許し難い犠牲の産物になるという意味

でも、芸術はまことにヨーロッパをターゲットにしてる!

 ―アンタさ、とりあえずお尻に一発ぶっといのぶちこまれるか、でなけりゃヤク中になっ

ちゃいなよ。それでカウンセリングで小さな女の子ロリコン伯爵しなさい。乳ヨークなんち

ってね。それで見事に八十センチにまでそそり立った既にもどかしさの塔というほかない嘘

のつくりものを挿入してみなさい。片栗粉できる。もう人間なんかブチこわれちゃってる!

・・人間として成長がないと奴等は言うけど、生への証が欲しい男だっているし、女もいるさ

。理不尽な信号機だってクロワッサンにクリームを垂らしたら可愛いなと思う(実はいま、

俺酒飲んで酔っ払ってオリジナル意訳してるんだけどね、)お風呂の後は、カミングアウト

と洒落こもう。彼らはあなたには、バラやカーネーションの花輪のカンヌ集団墓地。別に

興味もないし、居眠りこいてる映画祭なら、寄付した方がましだと誰も言わない。眉の優し

さはポーの乱読と!ポーのめちゃくちゃな猛毒的毒蜂の批評が出回る、今どきはやっぱりス

トイックにクールに、蝶も髪の毛みたいな、しろい羽根ですでにあぶない病気にかかってい

るというような感じだよね!グッバイ!

 ―おいどんの宮殿でごわす。ごわすといいながら、美しい結晶物でさ、希望のダイヤモン

ドダスト粉末。ちなみにもう家から出ていってくれるかい犯罪劇は後にしよう!・・おお母!

すでにあなたを犯したい。父、おまえを電動コケシにしたい!・・めぐりめぐって、優しく話

して、FBIに追われてる、・・家で鰐を飼っていて、昔オリンピックに出場したことがる、

陸上競技の200メートルだけど、たぶん知らないよ・・その時、姓名違ってたから、とロー

トレアモン。両親ですか? 死にました。・・死にましたって、さっき、違うこと言ってなか

ったっけ? いやだから、トルコに金を見つけて、親戚の縁を伝って移り住んだんです。い

ま、貴金属が高く売れる時代でしょ、・・ビジネスチャアンス!――でもまあ数年後失敗する

でしょうね。株と一緒。あらゆるビジネスと一緒。飽きたら見向きもされなくなるし、マス

コミって裏表きっついのね。嘘話が得意だし、ハッタリばっかり!さて、ロートレアモンと

かいう僕は家から出て、愛人の家をハシゴする。ああ恩知らずな息子ですね、ゼナはちゃん

と飲みましたよ!バファリンもたっぷり飲んで頭らりらせておきました!・・愉快愉快、小さ

な女の子の世界では、雛型も元気です。雛型って何かって?知らないの、馬鹿だねえおまえ

は、そんなの小学生でも知ってることだよ。おまえ、何処の学校出てるの。うわ、本当に馬

鹿だね、よくそんなのできちんと生きてますってツラしてられるなあ。

 ―(誰にだって人生の狂気がある、彼は両親を捨てた)・・母の眼は美しかったですよ、は

い、ぼろぼろと涙をこぼすでしょう。そこに燃料用の固形化した馬糞があったので、ばんば

ん投げつけておきました。世界中の!母親がいますぐくたばりますように!・・さらに言えば

女ね!・・この気持ち悪い女とかいうものが国家プロジェクトによって駆逐されますように。

有害生物に認定されてなきゃおかしいよね、とロートレアモン。

 ―(恩知らずの息子と言う汚名をうけて、)私たちの人生があなたの栄光の歌の中で使い

つくされ、いまやジグソーパズル状態。新鮮さを欠きます。それならもういっそ、ブランコ

の鎖を切ったのを、我々は奇妙なポーズだな、これが地球に残るのだなと、事故からのあた

りまえの対応としてそうした無難さを奇妙なブレイクの中で一時停止した!・・欲しいのは同

じ!・・はるか昔に存在した知的生命体!・・ワオ!みぞおちにこらえきれない塔があたる!

 ―大体のところ、喜ぶのが筋違いなのね。休むのは鳥だけだしね。想像力がびゅうびゅう

と鳴る冬の木枯らしなんてことは別にとりたてて言うようなことじゃないアルよ。でも兆候

アルね。さてまたたきする間に太陽が百億回転した!俺は数えた・・そのために必要なのは

フェラーリを百台お釈迦!・・却下、あんなの人間の乗るべきマシーンじゃない。のるなら、

農業用機械に乗れ!気取んな、豚野郎どもが広告にさんざんいいように洗脳されやがって!

・・・雪かきしてくれる車とかいう選択肢もあるよね!あなたは冬だけ限定的な鍋する、キャン

プファイアーもどきとばかりドラム缶に石油をどばどば流し込む。大切なのは、何を持って

いるか!ラジコン、塔よりもばかでかい戦闘機っぽいやつ!・・月だって隠れちゃう、という

か、宇宙だってぶんぶんいけちゃう、幻のアンテナもあるよ!さあ、シルクのネクタイをち

ゃんとつけてから御開帳しよう!粗相ないようにね、ああ鳥!・・君の尾てい骨に当たる自分

の世話・・私のアドバイスはたった一つ、性病になれ!

 ―ああ僕はしおれた!助けを求めるために、ある形状の運動能力を麻痺させ、要は不全し

た。そんな風に祈りが中断され、蒸発的肉体は魂ごと天国へシュッパツシンコオ!走れ、し

ゅぽしゅぽ新幹線!わざと間違えた、でも一体それが何だって言うんだい?

 ―ゴジラじゃないなら、大砲じゃなきゃ素晴らしくない!

 ―悔いあたらめますか?と交差点で、似而非宗教勧誘家に言われた。しばらく考えながら

、こいつたぶん鬱だろうな、と僕は考え続けて一日が明けて僕は轢かれて病院に運ばれてか

えらぬ人になっていた。

 ―相次ぐ家族の不幸!懇願・・懇願する平和な社会、平和な家族!
 
 ―でも邪悪な精神があれば、たったひとりでも生きていけるし、ビジネスにも成功する。

お金の話をする奴は、現世利益目的の屑ばかりだ!

 ―でも落胆するな慰めよ!・・さあ最愛の妻にフライングボディアタアック!

 ―もううんざりするから、全員絞首刑にしちまおうぜ。(でも、悲観するな!・・この饒舌

な嘘がさししめすものは、本当に長かった!長かった!・・溜息であるからだ。ライクディス

!――外国のサーキット場であがるいわば銅鑼声のような人間の叫び!

 ―ほら見ろ、貞淑な唇は人生の夜明けのキスの音を聞く息子によって愛される!

 ―母!父は・・私を線路にして、私を置き石からすくった。脱線事故は起きたけど、別にい

ちいち気にするなよ!――あなたに祝福を・・!


  巨大な皮肉の叫び声はアルトかも知れない!鷲よ・・
  雲から見事な秋のとんびが生まれる。爆破せよ、文字通り圧縮の内に延長され、
  いまや何について語りたかったのかそれすらも思い出せない――。


 
 ―そして僕の心臓は停まっちゃったヨ!・・そして、それは死と変わりない。彼女に捧げた子

宮の果物は迷路へとゆき・・妻と一緒に!私の股間にある息子は・・夫になるため、父となるた

めにカラーボール破裂した!

 ―そして最後に絵の前だ。不正を容認しないと言いながら、効果的な手法は、自分自身を

撃つ方法むちゃくちゃなインヘルノの精霊にあたえられた独占禁止法なのに政令に与えられ

た電力の方法。もう会ってはならない!あってはならない・・!


     ――――――


  やがて、ロートレアモンは“Les Chants de Maldoror”になった。

  その瞬間・・彼の言葉は複雑怪奇骨折を可能にしアントニヌスの長城となった。


 「慙愧堪へざる所なり。・・」といえばサーキットする人権尊重という支配権力にガンジー
    ノルウェイ
。俺は諾威に“あった”と手術。バイブルの看護人!車椅子の会得する鷹の爪いわば中新世

の間、その海面下に男性の咽喉仏ひとすじの偽りもないすさまじい検索“ニッケル・カドミ

ウム蓄電池”・・水銀は膨れた異国趣味的誇張韓国ツアー!大遊戯場に現れるえげつない感じ

の莨臭い脂臭い股間に腋まで臭い人間より野生に近くて生きるのさえ臭い悲劇。枝をゆすぶ

ればほのかに白い昼の蛾が暗澹たる灰褐色の『コピー人間!』(下敷きと頭髪の間に正負の
                            ファスト
電荷相互間のクーロン力による引力が発生する)“速く”散乱の諸心する諸島はガラパゴス

の許嫁と言えるか!・・そのピーク時の隙間に、肛門まんこ球滴をたらし、愛好家のいうとこ

ろのアメーバ運動?タイヤ知能指数急上昇F UCK!――ネスティング!ネスティングモ

ジュールのように海鳥!・・「絶壁の上で寒波ダア!」(充分だ、エピクロス)・・充分だ、渡

り音楽。「省庁や地方自治体の高級官僚が役所を退職した後、・・」都会にサロメの頭。ごら

ん聖杯だよ!・・支援する血税。赤外線通信機能では可視光のスペクトルの赤色光を越えた位

置。さあ絶壁の上のアカデミー主義人格論者保持する地位において墜落する血栓症。赤血球

異常。始まりだ三百メートルの身心不調、臥床、文字列。『大衆、』(くたばれヤンキース

を見ている場合ではない)クロテンのコートポーカー。それで螺旋するツユの玉。おつゆは

残さぬ二枚貝にして巻貝。(on⇒する?)蛇口がえげつない二枚舌になる「ひたすらなる依

存感情」驚いた・・『驚いたのは、ちんぽこに聖母マリアが天主ヤハウェによってイエスを生

んだ歴史があるってこと』・・ああ微生物急上昇!強さグリモワール・・ぐ・・グリム童話、――

人びとは呪った!えげつない物語の腫れがおさまらない原形の破壊力。「ヘロデ大王時代の

エルサレム神殿の外壁の一部だった、・・嘆きの壁を思い出すぜ」(鉄条網を!な・・)彼は鏡

的昨日(候補1 帰納。候補2 気嚢)の破壊。サイコロを撃ったネズミ。センセイシヨナ

ルなボーリングピンいわば水晶聖書的結末。『解釈ですよ、運動』(質量、弾頭硬度、速度

といったミサイル・砲弾自身が持つ)運動・・《ある速度で移動する物体Aが、静止している

物体Bと衝突する。 )興奮のロープを・・切ろうぜ船舶係留用ロープ、コイルロープ!それで

すぐに人間の優しさフリークライミング・・「顕著さ、」改善不可能花粉症・・高速道路無料化

延期【NEWSです】・・そうさ、メディア!乳 首を切り取ろうぜ、ブレードのローターを回転

させることで流体の運動エネルギーが機械エネルギーに変換されるロータリーエンジンみた

いに・・鳩尾に痛み。(そそり立ったもの、垂れたもの→乳 首)「目を信じよう、グッドパ

スチャー症候群」それに『エイズ』・・good-by! 局所麻酔薬を末梢神経近くに注射する。す

げえ!吐瀉物の感覚もない、嘔吐してる俺も!・・血をだらだら糖尿妊娠膀胱炎させている俺
    panic
さ――恐慌! そうさ、アンダンテと変奏曲。シューマン・・何故かお前達がしゅうまい・ぎ

ょうざにする入門書さ。「お下劣なんですよ!」「わっはっは!飛び出せぼくらの陰 毛!」

・・(信じられるかな、カットオフ!)あれをあれした・・カスタネットとタムタム。【注、ア

ンダンテと変奏曲を知らない奴は、トロンボーンとチューバ】(眠い・・)β-アミラーゼを含

む消化液。でも実は脳梁膨大後部皮質かも知れない!・・episode1.episode2(知りたくな

いけど、俺は“叫ぶ”のさ)――いまは眠っている羅針盤のために!艱難辛苦羊皮紙。無音

めまぐるしさ・・どうしようもないのさ芳香族化合物!・・でもバベルの塔とガンジスの河とが

ヘラクレスの屈強な肉体の比喩であるように、ナポレオンはバーベルを上げない!・・上げた

のは、音をあげそうな画家。彼等は似顔絵師。出刃包丁で檸檬を半分に切って右手のひらに

おっぱいを強く揉むように絞った『deuce』は間違いなく凶暴な色彩や形象であるといえるだ

ろう。アンタは・・象牙にかける盲目の淡いヴぇール。檸檬で言えば、半分のレアモン。何故

、と聞けば沈澱。高速回転するダイヤモンド砥石!・・細胞膜を越えてもしくは体液の隣接層

間の境界を越えて――辿り付いた、歯!・・ある夜、ロートレアは生肉で、墓地で丁度下痢糞

していたスクランブルエッグ・コクダンのかおりという美化(に、)・・「つい先日、鴉が人

を・・」と言おうとした矢先、腐敗。乳酸やアルコール。硫化水素やアンモニア。ロートレア
    あどけない男性 器(が、)
(は、)薔薇楽器哀歌。・・飛び出すコンデンスミルクのさながら人工透析の具合。蛇のとぐ
         死 姦してみようか(と、)
ろのハンドルで『運転してみるかい?』・・でも冗談はさておき、最近亡くなった美しい女性

の死体にすげえ水産加工物したんだ。みんなだって、位置と運動量を持ち、ある観点からは

「電子ボルトだろ?」(静物画・写真・彫刻・建築物)――ああ俺は聞いたよアクションの

混濁で牧師塔憤怒――怒脹するポリフォニーなミノタウロス退治。・・喜べ!そしてお前は俺

の恋人になりながら、最愛のオ ナペットになる。ああムラムラな色仕掛け下さい!


  そもそも、ロートレアモンは“顔のない男”なのだ。

  その瞬間・・彼の言葉は犯罪者特有の――スンバラシイ内容になった。


 ――おお、こんにちは・・え、何、一緒に掘る? ニヤニヤしやがって、お前も好きだなあ

。変態性欲!精神疾患・・ナルシズム、フェティシズム――でも、結構いろいろあるよね、露

出症に窃視症。人肉嗜好に排泄物淫乱症・・糞尿愛好家・・たぶんさ、一時にそういう奴等が集

まったら、「自分ってまともなんだ」とむしろ思っちゃうな。しかし、フロイトDNAの言

うとおり、全部もろもろの夢は無意識の産物さ。無意識に抑圧された内容の形を変えた表れ

。でもどんな夢を見たかって?・・そりゃ言えないさ、一生言わないよ。だってフロイトの言

葉「生きる意味や価値を考え始めると、我々は、気がおかしくなってしまう。生きる意味な

ど、存在しないのだから。」なんてシビレるじゃないか。だよね、だよね、・・だから僕も考

えない、好きなことをやって、楽しいことをふしだらに追求する!まあ、一緒に墓掘りして

くれる人が見つかって嬉しいよ。でもフロイトとユング、あるいはランボーとヴェルレーヌ

みたいにならないことを祈るよ。ところで、君、・・ああ、野暮なことを聞いてごめんね。死

 姦とかするの? (パアッと照明がついたように明るくなるロートレアモン)よかった、

僕もさ、イチモツをあの隠された道にモーツアルト・アプローチする時はさ、異常なよろこ

びがあってさ。うん、「あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる。」というフロイト先

生にマゾヒズム感じるくらい。でも墓場じゃなきゃ嫌なんだよね、・・あ、違ったか。いや、

ふつうに死体を見つけて、いざ!っていう気持ちにはなれないよ。まあ、そんなシチュエー

ションないけどさ、それならダッチワイでいいよ。あれってドクドクの舞台装置!あ、とこ

ろで・・どろどろにとけてるのを見るの好きかい?・・うわあ、ありがとう!センキュー!――

たまに神経おかしくなってる奴いるじゃない、蝿とか、あの匂いとかで、狂っちゃうのね。

よくないよ、僕なんか!わあ蛆だ!蛆だ!って嬉しくなっちゃうもん。『呪われている肉体

』(でも、生前は割と美女とか!美男ってパターンでさ、)――それがこんな蝋燭のとけお

わったシャーベット状態になるんだって思ったら、大通りなんか歩くと、あれなんかずいぶ

んみっともない人たちだなって思っちゃうよね。ところで、狸とか猫とかをやっちゃうパタ

ーンあるじゃない? おっほっほ、・・あれこそ死刑。生きてる動物は大切にしなきゃね。募

金もするよ。動物愛護団体にだって入れる。あんなのはきっと悪霊に憑かれてんだよ、まあ

、そういう人たまにいるよね。僕もああはなりたくない、くわばらくわばら!さ・・でも、「

幸福になる方法は、自分で実験してみなければ分からない。」ってフロイト先生言ったんだ

けど、――もしかしたら悪霊に憑り依かれるのも、本望の奴かも知れないぜ。ほらマッコウ

クジラだって海の底からぐああああと濤ツン上げて乳 首みたいになっちゃうじゃない。ま

るで船だよね。浮かぶ船。潜水艦・・きっとあれは『悪霊でもいいし、その人自身の願望でも

いい』という何らかのスウィッチがあるはずなんだよ。でも、いまの譬えよくなかったかい

?・・だって、その船に部品がないんだぜ。修理しない。・・そうそう、壊れない。人間は大切

に使えば、墓場の中できれいにしてる。グレイトな感じだよね、人間っていうロボットを確

認できるなんて、船の底に窓を作って、こわごわと覗くのに似てるよ。そう――たとえば、

好奇心で宇宙が生まれた!


  でも、ロートレアモンは“政治運動に関わっていた男”だ。

  その瞬間・・彼の言葉はナチスドイツを思わせたかも知れない。


 ――同士!さあ立ち上がろう、我々は肉体に金貨を見出し、人体実験をせねばならぬ!・・

(小さい門から、ゾロゾロいろんな人が出入りしている。)・・でも、党員の中に、スパイが

いる!スパイが!・・昨日の新聞を見たか、ああわれわれのシベリア流刑地『死・・』(Dead)

へと行ってしまった。鉄格子にいれられたなら、救い出しに行ったのに・・!おお命など惜し

くない、小さな蟻といえども、ひとたび集まれば戦艦のような砲撃!・・「吐け」と言われ、

どんな拷問を受けたろう。政治犯!・・正義に目覚めた心を虐待するのが政治犯だというのか

!・・ああ友よ、詳細極まる人相書が出まわっている。大衆の熱望!すらも――報道規制です

りかえようとしている奴等!・・ところで君!同士・・の君!(肩にがっし、と手をかけつつ、

後ろの男たちに目くばせする。かちゃり、と後ろの男たちが懐の銃に手をかけた)を疑うわ

けじゃないが、ほら前に暗号を決めたろう。『Moon』(月の柔らかい状態・・)アイルロ

ートレア!ロートレア!・・嬉しいね、よかった、キッスしたい気分さ。ごめんよ、どうか、

僕を一発ぶん殴って欲しい。髪が伸び・・やつれた革命の同志よ!一秒でも君を疑った自分を

恥じたい。君こそ同士だ!・・立ち上がろう、あそこに大理石の墓があるね。あの下に・・我々

のリーダーが隠れ、おお、地下道には反乱軍!――さあ君よ、連鎖だ、我々は手始めに、女

性たちの不潔な血液の汚れを打破り、・・この覆われたもの・・墓よ!墓よ!――どんな厚い壁

も、重い鎖でも、押しこめて置くことは出来ない唯一無二の友情よ!――ああ僕は何度も、

死んでいった同士たちに“すまない”(尊い犠牲者にして!・・同志よ)「すまない、」と夢

の中でもよく呟く。まるで星のある漆黒の夜空のように、僕と君とが離れ離れであることを

、僕は・・ボンヤリ、ローソクの光に照らされながら泣くことがある。・・目を醒ますと、夢の

中の三倍くらいは悪くなっていて、本当の実現まで、どれくらいの使者が出るだろう。そし

てこの世界の睡眠状態は!蘇生せよ・・復活せよ――たとえ死刑を宣告された男の呻き声であ

るとしても、明日の朝!明日の朝こそは・・精力的な僕等の活動が、不断の努力が、何物にも

負けぬ不屈の闘志が、友情が実を結ぶことを願っている。『終わらない・・』(ネバアギブア

ップ!)この気持ちを培うために僕は思う、一時に二つのことをやるものか!と・・。


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