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詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう~

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2012年03月12日
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夢じゃない、現実じゃない、未来は

 指差された その先にある 捨てられずにいる日常

 過ごしてきた人生を放棄してはいないか

  工事用シャベルで石炭を真っ赤な朱色の舌へ放り込む
  シグナル
  信号燈は うしろへ オレンジバーミリオンの世界へ

   一日がかぎりなく多くのことを求める、一日は骨が折れる

   馴らされるものに抗う――

    さまよう亡霊! 壁にうつる自分の影


 地震は津波を発生させた

  地震計で観測された地震動のグラフは大きく乱れる――

   、、、、、、、、、
   忘れてはいないから

    地震保険に関する法律 と・・

     本当の地震は 福島の原発であったということを


 夜は幾重もの層「白紙状態ールーズリーフ」

 覆される決定といえば、上告するか、または棄却するかだ

   灰が降る ――線路には貨物列車が長いコンテナをつけてゆき過ぎる

    システム全体へ影響する 


  いくつもの楽器が爽快に鳴っていた、でも墨色に目を追う
     なぶ                        ドア
  紫色に嬲られる ・・・うめき声のあがる 闥 で
   あし さざなみ
   葦の細波をきく、四方八方でこすれ合う触手、イソギンチャク

 圧倒されて立ち竦んだテレビ画面から、システムが

  別のシステムに接続されたことに自分たちは気付いた・・


    ( ここに時計がある、格子じまがひろがる部屋がある

      やわらかな毛が岩に挟まる。・・・やがて窒息する、溺れる
 )


――突如レールが付け変えられたように 一億人の群像

 共鳴するシステム・・「温度を測定する」

  <ヴィジョン・感情・思想・体験>

'01 ・9・11 「アメリカ同時多発テロ事件」

  ・・・なにげない会話にも 涙に近いきれいな花があったんだ

  そういうものを僕等は写し取って、・・「美しく」

   作り物だって、何度も・・そう何度も口にしていたんだ

ブラウン管 液晶ディスプレイ プラズマディスプレイ 

リアプロジェクション――
                             しげ
    刈り取った麦! この上なく小暗い枝葉の繁茂る森
                      ハンマー
    僕等に溶接されたもの、たとえば槌の音、打楽器じゃない

  骨が鳴る音、軋む音・・空母ロナルドレーガン、『トモダチ作戦』のため、三陸沖に到着


      ( 僕は目撃する、ひとつの事件に不安と苦悩を打ち鳴らすもの・・

        ひとりひとりが炎だったと、しかし炎は蛇だったと気付いてる
 )


は言う、それは鍵の音なんだ、アスファルトの影なんだ

・・・いつも みんなと仲良くしたいと願っている

経済危機や、生命の危機に瀕している異常事態の旗あげたから

ステンドグラスしているわけじゃない、讃美歌しているわけじゃない

 いつだって大きな屋根の下で雨やどりをしたい よ
 

   くろい背景も くろい髪のあやとりも見ないで

   でもおかしい、僕は怒気を孕んで盲目・・

     ――鳴るよ! 時計は盲いること!直視せよ!・・と 嘯く

     まるでアジテーションにも似た声を連発するやつら。

     神が『ねじ式』で不滅の静寂のなかに突っ込まれてゆく


  よかったよね、たくさんの人が死んで、ああ澄んだ光を跳ね返し、

  ・・・夏が始まる これからもたくさんの死者が生まれてゆく


 くら・くら・ くらくしょん

 二○○一年 四月十六日 土曜 


    福島第一原発 電源停止――はっきりしてくる

    水素爆発・・プルサーマル三号機でも水素爆発

    二号機と四号機でも ほら 天を仰ぎたくなるような 水素爆発


 緊急事態って何だ! どうして隠蔽したんだ!

 どうして鼠ども、お前たちは、

 難破船から逃げ出すようなことばかりするんだ!



  悪いけど、もいう国を信用できない、・・政治家の不正や腐敗より――

  もっとまずいことが起きたから、知らずにいられたらよかった!


  
    「・・・・・・・・・・・・
    
    ねえ考えてごらん、(忘れ得ぬ痛みよ・・

    僕等の世界は明るく、――そして豊かである、と

    慈しみのなかに、始まりと終わりがある、と・・。」


       ・・・つくって  こわし て

    ・・・ほらまた きずつけて  ゆるして


  砂漠は生まれた・・・ ペンペン草も生えぬような 砂漠

  でも問い掛けられた その・・“ひらめき”の中に
  、、、、、、、、、、、
  僕等が生まれた港がある ー政治批判のために発言を利用するのはやめよう


   「もっと 理想に近づいてゆける」

     「恐れずに もっとみんなの平和を口にしてゆける」


  もっ と 変幻自在の ほのかな なつかし い 薫りなんだ


     それは朝陽に染まったレッド・マウテインス

     たくさんの血が空からこぼれては濡れた僕そのものだ

    こだわりは巨像・・塔――そしてそれは楯

    僕はしたくない。――だから沈黙する

      アトリエの中に海があった。書棚の中に山があった。

  ――自分たちの言葉の中に、嘘が・・。


         (忘れ得ぬ痛みよ・・

    ・・・歩道橋の上で たくさんの車やバイクや人を見た

      たくさんの工場がひしめきあって煙突から煙をふきだす

    影になった!雲になった!・・それ誰かの悲しみに似てるって

  いつか僕も想おうとした


              ――(忘れ得ぬ痛みよ・・

    弔いの歌や革命の歌を 僕は歌えないけど・・・

    誰かを愛する歌 君を守りたいと心の底から思える歌

  こんな素晴らしい世界に 捧げてもいいかな


    たくさんの道路がひしめきあって排気筒から謎をふきだす

 
      いいかな――


      「ぼく」は――AじゃないB!


    事務的な仕事をする頭脳労働者に魂のガスタンクがある!

 ネットワーク管理システムと自動復旧システムの協調動作・・

 僕はそういうオペレーターでありたいと思うんだよ
    ほこり
    矜持がある! その理由が知りたくて目を伏せては空想のさなか

  ずいぶん 僕の影は長くなってしまったけれど――

      風となり、眠りとなり、朝焼けとなり へその尾を辿っている


 君と笑ったり 泣いたりした よ・・

   ねえ 守りたい よ 人の心 を



      「視界」がある・・・君は行くんだ 迷子のように

     オリーヴ色、無数の赤い光、キキッ――

   思い出が増えてゆくのに 誕生日は命日でもあることに気付く

   単純な繰り返しの中に、傷があって、僕等はそれを遠慮なく押し開く

     ・・・氷が張った上を、僕は歩いてる よ、「その下はヘドロかも知れない・・」


  生まれてくる命に、この季節は、日々は、

  君にお金を求める、地位や名誉が正しいと教える

    ・・・騙されない で 愛が 人の心にとって一番大切な の


     ・・無数の汚れ。ネバネバ。傷。臆病。ラジオ。テレビ。ゴミ

   君の名は 匿名になるだけ・・あなたはただの エキストラになるだけ・・・

   季節がうつろうか ら あなたがいたことさえ 忘れてしまうよ


         街は――


      祈りを見ない・・ 救いようのない雪ばかり見る

      チラチラとしていた雪が メラメラと炎に変わる

  窓からは慈愛 なの ・・それとも死なの 月の光が降る

    でも僕は白でも赤でもない、――砂の色をした河をみている

    ラブホテル、コンビニ、廃棄物、廃棄物したい汚水、廃油、腐った動物の死体

    イメージの中を彷徨っている[ぷかぷか 浮き沈みをしている]

  ・・・かたく目をとじるよ! もっと 美しい心を 信じるよ!

    時間が長く感じられる葛藤の夜はもうきえていて・・  

    まるで氷屋がリヤカーを引っ張っている坂道のようなのだ!

    屋台 なのだ――暗闇がとまる ボンネットの上に猫がいる

  痙攣した唇で芝居する 難破船する[メタンガスがある、鉛色の雲が広がる]

  ――上昇する、下降する・・・でも陥没する、――緊張する、金縛りに遭う


     涙よ それはあなたの一部となる

  死んだ小鳥よ 消えた感覚の花火よ 

     罪はものうげな夕方に 白鳥となったか

       ・・・星となったか The matter is postponed―put off.







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最終更新日  2015年08月04日 12時53分18秒
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