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カテゴリ:企業紹介
今日ご紹介するのは特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC)さんです。
日本の主要NGOのほとんどが加盟する全国規模のネットワーク型NGOとして活動されています。 お話は、事務局次長の富野岳士さん、広報・渉外グループの渡辺李依さんに伺いました。 ■NGO活動を支援するNGOとして -貴団体の活動概要は? 富野氏「途上国や大規模災害の現場で活動している日本の国際協力NGOは400以上ありますが、多くの団体は規模が小さく、人材や資金の確保など、一つ一つの団体の努力では限界のある課題を抱えています。 そこでJANICは、各NGOの活動等の情報を集約し発信する、NGO同士の情報共有を進めるなど、NGOとNGOをネットワークする『お世話役NGO』のような活動を行っています。 同時に、一般の方になじみの薄い国際協力NGOの活動を理解していただくための情報発信や参加機会の提供を行っています。」 JANICのオフィス -メンバーは? 富野氏「JANICは一定の基準をクリアした国際協力NGOによる『正会員』(2008年6月1日現在で77団体)と、ご協力いただける方がメンバーとなる『協力会員』により支えられています。 『協力会員』は企業などの営利団体、NGOや財団などの非営利団体の他、個人や学生の方もメンバーになることができます。 CSRの観点からNGOとの協働を検討されている企業、NGOを支援する財団、NGO業界そのものに興味のある方や、どこのNGOを支援したらいいのかわからないけれど、国際協力に興味のあるNGO初心者の方などにご協力いただいています。」 ■提言活動、他セクターとの連携、NGO能力強化を重視 -特に力を入れていることは? 富野氏「3つの事業の柱を重点的に行っています。 1つは、環境、貧困、平和などの地球規模課題に対して、草の根レベルの提言を行うこと。日本でG8などの国際会議が開催される2008年度は、特に力を入れて取り組んでいます。 2つ目は、NGOの理解促進と他セクターとの連携です。 アーティストやスポーツのイベントへの協力などを通じて、多くの方々に国際協力への関心を持っていただきたいと思っています。 また、CSRを推進するネットワークを立ち上げ、企業とNGOをつなぐ活動も行っています。 3つ目は、NGOが社会的責任を果たすための諸活動です。 NGOにふさわしいアカウンタビリティの基準づくり、人材育成などを進めています。」 ■草の根からの提言をG8首脳へ! -7月にはG8サミットが開かれます。 富野氏「環境、平和、人権、世界の貧困問題の解決と開発などの地球規模の課題に取り組んでいる私たちNGOは、サミットに向けて『2008年G8サミットNGOフォーラム』を結成しました。 NGOの活動を通じて蓄積した草の根レベルの知見を、政府に対して合理的に提言し、課題解決に協力したいと考えています。」 -私たちにできることはありませんか? 富野氏「『これからの世界がこうなっていてほしい』というメッセージを、私たちから首相へ届け、首相を通じてG8サミットへ届ける『100万人のたんざくアクション』にご協力ください。 『100万人のたんざくアクションの願い』と、首相への手紙を読み、それに賛同していただいた方は、『これからの世界はこうなってほしい』という願いや、環境、貧困、人権、平和への思い、首相へのメッセージや自分への誓いを書いて、郵便、メール、Webフォームからお送りください。 あなたの願いを、世界を変える一歩にしてください!」 クリックすると「100万人のたんざくアクションの願い」の詳細をご紹介します。メッセージも送れます。 渡辺氏「併せて、7月6日から8日まで、札幌で『市民サミット2008(オルタナティブ・サミット)』を開催し、地球規模の課題に関するシンポジウムやワークショップを行います。 どなたでも参加できますので、ご参加お待ちしております。」 ■いずみ会計に一言! 富野氏「浦田先生には昨年度から当法人の監事をお願いしております。NPO法人の会計監査という点から、今後ともご指導をよろしくお願いいたします。」 (取材協力:ライター山崎実由貴) ■特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC) 【住所】〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18 アバコビル5F 【TEL】03-5292-2911 【FAX】03-5292-2912 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 20, 2008 11:27:46 AM
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